4.0
病から何とか助かった母が目覚めたら
看病したのはかわいい娘でなく、疎ましく思っていたほうの娘だった。
起きてかわいい娘を探してみれば、「助からず死んでしまえばいい」と自分のことでギャンギャン騒いでいる。これが可愛がっていた娘の真の姿。
自ら毒を飲んだとはいえ、あれだけ贔屓していた娘の残念な振る舞いにさぞかしショックを受けたことでしょうね。自分を死んでしまえと言うなんて。
こんな娘に母は「救いを求めよ」「周りは娘を敬え」の言ってきたのかと。いや自分の育て方にも問題があるよね。片方を冷たくしあしらい、もう片方はチヤホヤ。チヤホヤされてきた方はどうしたって図に乗るでしょうから。
見ていられないようなことを次から次へと言う人。しまいにはお前も謝れと主人公を道連れに。主人公はあなたをかばおうとしたのにね。
あれだけ大勢の前で恥の上塗りをしてきたら、捕らえられられなくても彼女は後ろ指を指されるであろう。母とともに心を入れ替えるのか、懲りずにリベンジの機会を狙うのか。
次話は今後の処遇がわかるはず。
今回も化けの皮が剥がれてスッキリしましたが、
一連の騒動の結末を早く知りたい。今から次話が楽しみです。
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軍神と偽りの花嫁
021話
偽りの仙女