4.0
理不尽
領地を救うために悪魔の力を借りてしまった領主。その見返りは、孫を悪魔の花嫁にするというものだった。
悪魔の花嫁に選ばれた(体に兆候が出た)双子の姉妹の妹の方を不憫に思い、家族が盲愛するあまり、もう1人の娘をぞんざいに蔑ろにしてしまう。
これは最近連載し始めた“余命わずか“のヒロインの話と共通するけど、家族に“最優先すべき存在“がいると家族のバランスが崩れる理不尽さの典型例だろうね。
家族が姉をぞんざいに扱う上に、寵愛されている妹も仮病や嘘で、姉を使用人や友人や周囲の人間からも孤立させる。
誰も自分を大事に思っていない。自分にも兆候が出た…と言っても信じてもくれない人間達を姉が信じるわけがなく、心を閉ざし、恨みをつのらせ闇を抱く。
が、これがまさに悪魔の狙いだったとは…!
妹以外は悪意が無くただただ愚かだった。
この家族達がどうなっていくのか…原作を読んでいるので結末は知っていますが、マンガでどう表現されるのか…この手のストーリーは好きなので、最後まで楽しみたいと思っております。
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悪魔×花嫁~選ばれた娘はどっち?~