5.0
矜持という鎧を纏った賢妃
大好きな作品です
敵国との和睦のために嫁がされた王女ティルダは、自国でも国王である実父に蔑ろにされていた
実父は愛人との享楽に溺れ、母親とティルダは別宮で生活。そして母親から、王女としての矜持を学んできた
ティルダが嫁いだ敵国王のカーライルは、政略結婚とはいえ12歳であるティルダを嫁がせ子を成せ…というティルダの母国に腹を立て、ティルダに妻としての役割を持たせず別宮に住まわせることに。
そして放置すること6年
その間にティルダには様々な苦難が。
そりゃそうだ、主である国王が蔑ろにしている元敵国王女を使用人たちが手厚く奉仕するわけがない
それでも己の矜持から、カーライルに助けを求めることをせず、命の危険も知恵で乗り切り、逆襲する
敵国の子ども…と侮っていたが、実はとんでもなく賢く気高い妃であることが徐々に知られていく…
ティルダに感情移入し過ぎて何度も腹を立てたり涙したり…と大変(笑)
カーライルが放置したのには理由があったようだけど、それが許されることかはまた別の問題
それじゃない解決策もあったのでは?と思うけど、まぁ、そうでなければこの作品は成り立たない
個人的にはカーライルにはとことん後悔して欲しいし、ティルダにはとことん孤高の賢妃であってほしいけど、さてさて結末は如何に?
原作は読破済み
コミカライズもイメージ通りの作画で、最後まで楽しみたいと思っています!
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3
王妃のプライド