デミアンがとうとうクロエの前に現れた…。ロレンス・テイラーとして。ソフィーの母親が、ロレンス・テイラーさんとデミアンをクロエに紹介して、デミアンには家庭教師のクレア・ブリンク先生だと紹介した。会うより早くデミアンが「クロエ」と呼び、二人の間には、グレーがいた。
デミアンがグレーにした惨劇が繰り返されるのか、と心配したクロエの思いをよそに、グレーと目が合ったはずなのにデミアンが笑った。その笑った顔が今までにないような笑いで、ゾクっ!とした(;゚д゚)
どうやって突き止めたのか?まず後にも先にもそこからしか頭に浮かばないよ…。
クロエが立ち上がりながら、「私はそろそろ失礼…」と言いかけたのをデミアンが遮って、「ファーストダンスのお願いをしても…」と。
杖をテーブルに立てかけて、デミアンの元に行こうとしたクロエが、ソフィーが落とした🧸ぬいぐるみに躓いた。クロエを抱きかかえたデミアンが放った言葉「愛しクロエ、俺のいない生活はどれ程楽しかったんだ」と。瞬時に、“何処へ行っても見つけ出す…。俺からは逃げらるないぞ”と言うデミアンの次の言葉を聞き取ったのではないか。
デミアンが登場して来るのを何話か見送っていたから、久々に見れて良かった!と思うと同事に、ピリピリとした緊張感が走る。その緊張感を和らげる緩衝剤が、ソフィーの母親だったと思う…(笑
クロエとデミアンが初対面だと思っているから、「クロエ」呼ばわりするデミアンに「あれ程クレアだと言ったのに…」と不満顔で、2回程登場したから少し緊張感が解れた気がした。
ここで終わったけど、次の展開でグレーが無事でいて欲しい。
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その品格に反抗を
058話
第58話