5.0
謎が多すぎる
最初からタイムリープだと分かるお話でしたが、ヒロインより黒の騎士が気になってました。恥ずかしがり屋かと思っていたら、やたらと実力のあるところを見せてふざけた会話をしたり…黒い噂があるのに、仮面を取ったら凄いイケメン!おまけにまだ面識が出来て日が浅いのに、堂々と愛の告白…そしてヒロインを虐める家族には権力を振りかざして容赦ない仕打ち…どうしてかなと思ったら、だんだんと事情が分かりましたが、その時点ではヒロインに不思議な力が宿っていたとは知らなかったのですから、やはりタイムリープが関係していたのかな?と思いました。どうやらそのようなのですが、だんだんと2人の間の距離が縮まり(ヘクシオンは最初からアデルが好き)アデルがヘクシオンに気持ちが向いたのが、素敵でした。しかし相変わらずヘクシオンの二面性には驚きますね。皇太子にすらそんな態度。だんだんと明らかになって来た「地獄のような生い立ち」から、そんな人間になったのだろうなと思います。一瞬も気が抜けず、敵は全て倒す。戦場でもそんな様子であったろうと推察できます。兎に角生き残るのが苦しみから逃れる第一段階でしたでしょうから…皇帝の謀とは言え、アデルに出会えたこと(アデルが身代わり公女だと知らされていたらしい)がヘクシオンには幸いでしたが、ヘクシオンもタイムリープしているのでは?と思わせるシーンがありますね。アデルほど覚えていないようですが…しかし最初にアデルの名前を「レディ」と呼ぶ理由が分かったときは、感動しました。そこまでの強い思いがあったんですね。この先妖精が嫌う本人も知らないヘクシオンの正体がどういうものであるのか?何となく想像できるのですが、何とかアデルが救って上げられればと思ってしまいます。
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私を捨ててください