4.0
何度か読むとイメージが少し変わった…
他の大多数の方が書いておられるように、私も「スケールの大きいフクシュウでとてもスカッとした」んですが……確かにバカ王子にこれほどヒドイ婚約破棄された作品は少ないので、とても気持ちが分かると思いました。
しかし二度三度と読むと、少し趣きが違うな……と感じました。確かに表向きのスカッと系の場面はヒロインのローゼリアです(婚約破棄されたマーガレットの義姉)が、細かい詰め事はマーガレットの兄であるロベルトがやっていて、そこに深い隠れた感情がある事が、終盤明かされます。元々そんな気持ちをずっと持っていた訳ではなかったのに「妹のヒドイ婚約破棄事件」が心の奥底に押し込んでいた感情を呼び覚ましてしまったのでしょう。ローゼリアのお陰で「チカラづくでの王家へのフクシュウを抑えて」静かなるフクシュウに切り替えたんだと思いました。
その最たる証が「自分の協力者で一心同体で、妹を凄く大切にしている」ローゼリアにさえ本当の自分の気持ちもそのための行動も、一切最後まで明かしてません。妹に明かさないのはこれ以上傷つけないためだとは分かりますが、すべてに協力しているローゼリアなら秘密を守ってくれるでしょうに……一人で墓場まで持って行く覚悟をしたのでしょうね。
関係者全員にフクシュウ出来て本当にスカッとしましたが彼ら彼女は誰一人本当に反省していませんので、長期間バツを負わせるやり方は最高でしたね。
マーガレットとシリウスの事も安直に結び付けるやり方でなくて、好感を持てます。こういう作品は得てしてすぐ王子様が現れてしまいますからね(^^)
とても良く出来た面白い作品でしたが、主人公のローゼリアの服装(普段着?)がほとんど一緒でしたね。乗馬用は同じでも当たり前ですが、それ以外ではね……よく見ると他の女性も似たり寄ったりの服装なので、作画のかたは女性服が苦手なのかなぁ?と思いました。そこだけが三回も読むと凄く気になったので、星は4つにします。男性の服装が似たり寄ったりなのは他の作品でもよく見られるので、それはあまり気になりませんでした。
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可愛い義妹が婚約破棄されたらしいので、今から「御礼」に参ります。