かわらやねさんの投稿一覧

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11 - 20件目/全47件

  1. 評価:4.000 4.0

    子育ては偉いわけではない

    とてもリアルなお話でした。
    子供を産むのはとても大変。
    出産や育児は、社会が助けていくのは当然だけど、会社が、ましてや同僚が丸かぶりして支えるものではないはずです。
    子供を産み育てやすい社会は、産休を送り出す会社と社員が守られる社会なのだと改めて思います。
    疲弊する会社では休めなくなる、産めなくなる。悪いのは本当に会社?

    あと、迷惑をかけるときはそれなりの態度というものがある。
    少子化によって、子供を育てることは社会的に尊い意義があり、人に迷惑をかけても許されるというおかしな風潮が、世の中の一部のママを増長させてる。
    「助けを借りて、子育てをさせてもらっている」のであって、「子供を育ててやってるんだから助けられて当たり前」ではないとおかしなママたちには考えを改めてほしい。

    • 1
  2. 評価:3.000 3.0

    溶けてしまった角砂糖のように

    学生時代に四年間、ボランティアサークルで養護学校に遊びに行ったり、障害者さんとお泊まり会をしたり、スペシャルオリンピックスのサポートやったりしていて、あの頃はムーちゃん親子のような母子がとても身近に居ました。
    それから15年、3人の子供を育ててる今、障害者さんの知り合いが居ません。
    町中でお見かけするけれど言葉を交わすこともなく、あまり見ても不躾に思われるかなと目を伏せてしまうのが現状です。

    確かにあるのに溶けてしまった角砂糖のように、とか、健常の世界とか、隔てる川とか、
    私たちの世界と障害者の世界がうまく一つにならない様を、何度も何度も表現しながら、障害を持つ子供の家庭のことを伝えてくれています。

    ムーちゃんは可愛く、絵が穏やかでまるでふつうの暮らしのように、少女漫画の延長のように、でも全く違う様相の日々。
    チックや夜驚、べんで遊ぶムーちゃんの姿でさえ可愛らしく描かれ、その壮絶さを緩和しながら紡がれる障害者の世界。

    すぐそこにありますよ、
    私たちは同じ空の下ですよ。

    また、世界があいまみえるように、
    その時に驚きすぎないように。
    ムーちゃん親子の物語を読みたいなと思います。

    • 2
  3. 評価:4.000 4.0

    三姉妹の中で、真ん中の娘から見たお母さんの最期です。
    ほかの二人から見たらまた違う一面があるのかもしれないなあと思いつつ読んだのは、完璧に主観によって描かれているからです。
    客観的に、正確に‥というものではなくて自分から見えた世界だけを描いているので、すごく個人的で、クローズドな内容。
    であるにも関わらず、「母」という言葉で想起する顔は万人が万別なのに同じように抱いてしまう感傷のためか、ものすごい勢いで共感してしまうという不思議な力があります。
    同じ作家の子育て漫画がとても客観的に感じたこともあり、いろいろな描き方を持ってる作家さんだなあと思いました。

    • 1
  4. 評価:5.000 5.0

    大人だからこそ

    私達が子供の頃も学校に行けない子はいたのです。いじめもありました。
    だからこそ、「知ってること」と思ってしまいがちで、それが怖いなと思います。
    あの頃と今、何が違うのか。そして何が同じで普遍的な本質なのか。

    漫画はフィクションですが、今、学校で傷ついて行けなくなってしまった子達のリアルが根底にはあるように思います。
    大人には見えてこない子供だけの世界で、子供に傷つき、そして子供に救われるストーリー。

    それが現実なんだろうけど、それでも救われないときは助けになれる大人でいるために、フィクションに触れるだけでも、知りたいと思います。

    • 0
  5. 評価:4.000 4.0

    注意喚起まんが

    感動を呼ぶものではなくて、注意喚起や手立ての示唆なのかなと思います。
    生々しく向き合うのが怖い突然死というものについて、こうして考える機会を与えてもらったこと、感謝したいと思います。
    これ以上、命をなくす人に感情移入しても辛いだけなのでこのぐらいのスタンスでさらっと読めて良かったです。
    お値段が高いので星をひとつ減らしました。
    このまんがに限りませんし、作品の価値ではありませんが、エッセイマンガは高くて普通みたいな値段設定には毎度腹立たしさを感じています。

    • 0
  6. 評価:4.000 4.0

    一話の分量が多いので

    読みごたえがあります。
    ただの成長物語ではなく、あなたの脇役も敵役も、誰かにとっては大切な人、本人にとっては人生の主役。という、まろやかな主題だったので、後味もとても良いものです。

    個人的には、キャラの見分けがつかない子がおり、最後のサイドストーリーで「あれ、この子誰だっけ」みたいになってしまったのが残念です。

    私は新人社会人時代は店舗に配属され、似たようなこともあったので、女社会とばかりは言えない、古い体質の店舗のお仕事には良くあるものも散見するように感じました。
    男性でもわかる部分もあるのかな?
    時代は少し遡る感じではありますが。

    • 0
  7. 評価:4.000 4.0

    整形美女

    姫野カオルコの「整形美女」が出たとき、当時は整形をテーマにした作品が多くなかったこと、また帯の「あなた、いじったでしょ」というキャッチコピーの強烈さで、すごい衝撃を受けました。
    内容は「整形で見た目が変わって、つられて変化していく心」を描いていたのだけど、この作品は「見た目が変わっても変わらない心」を描いていて正反対です。
    でも何か共通するものを感じました。
    整形をひとつのきっかけとして、それが善いとか悪いとかでなく、容姿とは別のひとの価値の根拠を描こうとしていて、誠実なお話です。

    • 0
  8. 評価:4.000 4.0

    かわいくないゆるキャラ?

    生理ちゃんじゃないなにか、の話やアイドルの話、小学生の話などは啓蒙に寄りすぎているようにも思えるのですが、エンタメと啓蒙の境目に住んでる生理ちゃんがそのあたりをゆらゆらしながらこっちを見ているようで、それはそれで好きだなあと思いました。
    なんなんだろうな、このかわいくないのにかわいい生理ちゃんは。
    ありがたくないのにありがたい生理みたいなものなのかな。
    めんどくさくて大嫌いな生理ちゃんが元気に来てくれるありがたさみたいな、ね。

    • 0
  9. 評価:4.000 4.0

    少年漫画だった

    子供の時、夢中になって読んで「本格的な推理漫画だ」と思ってました。その印象がこびりついていて、大人になっては読み返すこともなかったんだけど、このスピンオフが読みたくて、オリジナルを読み返しました。
    子供向けだったわ!ビックリした!
    暴いてくださいと言わんばかりの荒いトリックも、成功率の低そうな運に頼る計画も、少年が読みながら金田一くんより先に犯人見つけられる可能性がちゃんとある。

    そして大人になったら、その少年向けに開かれた粗を笑い飛ばすスピンオフだもんね。上手いもんだよ。と本当に感心しました。

    • 0
  10. 評価:3.000 3.0

    まだ途中なので

    最後まで読んでみないとなんとも言えないけど、伏線?フラグ?が乱立していて疲れるのは事実‥
    一気に収束されたらさぞかし快感なんだろうけど、現状しんどいです。完結してから読むべきだったかもしれないと思いました。

    絵も毎回ステキな作者さんですが、いつも紙で読んでて気にならなかったけど、デジタルで、しかもスマホで見ると情報量多すぎに感じた。
    扉絵は本当に美しく、レシピも良かったです。

    • 1
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