5.0
原作者様の作品が好きで
原作者様の他作品を読んでおもしろかったので、流れでこちらの作品も読むようになったのですが、こちらもすごくおもしろいです。
何より絵が綺麗!みんな美人です(笑)
小説版を担当されている方のイラストも物凄く綺麗です。
話の流れとしては、主人公のルチアーナがゲーム開始の半年前に前世日本人の記憶を取り戻します。自分がプレイしていた乙女ゲームの悪役令嬢だと気づいたルチアーナは、断罪回避のため攻略対象者に近づかないと決めます。
ちなみに記憶を取り戻すまでのルチアーナは、悪役令嬢の鑑のような振る舞いをしてたため、一部の攻略対象者からは疎まれています。他の対象者は話に出ていないので、どう考えていたかはわかりません。
ここまではよくあるパターンだと思います。
でも根がお人好しのルチアーナは、攻略対象者の一人ラカーシュと妹の身に危険が迫っていることを思い出すと放っておけず、自ら関わっていきます。
その際に実の兄であるサフィアに協力をしてもらいます。この兄は攻略対象者ではないのですが、正規の攻略対象者よりもハイスペック。あたかも攻略対象者の如くルチアーナに接してきます。私はWeb版小説を最新まで読んでいますが、今のところは兄のサフィア推しです(笑)実の兄ですが、サフィアにもまだいろいろ秘密がありそうな気がしてなりません。
話は反れましたが、ラカーシュ達を助ける為にラカーシュの父の誕生会が行われる領地に乗り込んでいきます。
そこで魔物が現れて、ラカーシュと兄とルチアーナで共闘することになるのですが、そこでルチアーナの特別な力が覚醒します。
この特別な力でラカーシュ達兄妹を救って、ラカーシュがルチアーナに好意を抱くのですが、この力が後押ししたのは確かだとは思うのですが、それまでのルチアーナの行動が要因でもあったようです。
ルチアーナがとても稀な存在(本人は認めていない)で、特別な力にも目覚めましたが、これからこの力をばんばん使って無双するわけではありません。何せ使い方がよくわからない。私はこの部分に好感を抱きました。なんていうか、悩みもなにもなく無双されると萎えてくるんですよね。それで他の攻略対象者を次々落とされると本当につまらなく感じます。
この作品の、悩んで、周りからの協力も得て問題を解決していく姿がすごく好きです。
本当に読んでいて楽しい作品だと思うのでお勧めです!
- 5
悪役令嬢は溺愛ルートに入りました!?(コミック)