5.0
酸いも甘いも嚙み分けてるいい男
大正時代を背景に、華族制度と平民の垣根が残る中で
成り上がりの金持ちの平民の瀬田寛志と、事業で失敗した地主の長女で、
かつ大きな背中の痣のせいで嫁き遅れと呼ばれるようになっている千春の
出会いから始まる結婚物語。
紆余曲折ある結婚生活ですが、
それが続いているキモは千春さんの人や世の中をまっすぐ見ることが出来る眼差しと
寛志さんの大正時代の男性ではなかなか珍しいくらいに男女を隔てなくフラットに受け止めて
かつ愛せる器の広さからくるものではないでしょうか。
どちらかが欠けていても、この夫婦の場合は続かない気がします。
支え合い、甘え合いながら生きていく夫婦の素敵な形を見せてもらっています。
これからの続きも楽しみにしています。
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離縁は致しかねます!