4.0
重い
以前、何度か読んだことがあって、よくもこうたくさん不幸な人の話が描けるなあと思っていました。
久しぶりに読んだら、不幸過ぎて残酷過ぎて疲れました。
胃がもたれる感じです。
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レビュアーランキング 750位 ?
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以前、何度か読んだことがあって、よくもこうたくさん不幸な人の話が描けるなあと思っていました。
久しぶりに読んだら、不幸過ぎて残酷過ぎて疲れました。
胃がもたれる感じです。
古代中国の戦国時代を舞台に、美しく賢い姫と白人どれいの許されない恋の物語というベタに思えるストーリーですが、何故か感動します。
そして、出てくる漢語が美しいです。「再見」に「またね」とルビをふるセンスはすばらしいです。
一人の人を一生愛し続けるなんて、現実にはなかなかありません。
でも、この作品には、そんな人がたくさん出て来ます。みんな愛のために命がけで戦います。
ラスボスの土妃でさえ、愛する我が子の王位をかけて戦います。悲運に耐えるだけの黄妃よりも、誰に何と思われようと手段を選ばす欲しいものを手に入れるために戦う土妃の方がけっこう好きかもしれません。後半で描かれた土妃の過去を読んで、けっこう好きになりました。
薄星に心を寄せるチョイ役の小蛍もけっこう好きです。戦争に巻き込まれてすぐに亡くなってしまう小蛍は、命の儚さと軽さの象徴に思えます。まだ何も知らない少女の小蛍が不憫でならないです。
薄星が「俺たちはちっぽけで無力で」と、小蛍に向かい合って思うシーンと、戦争の犠牲者の屍の上に立ち、その重責を背負って、私情を捨て生きて行かなくてはならない亜姫の対比には、どちらが幸せなのか考えさせられました。
2人は死んでから結ばれたと解釈された方もいましたが、私は千年の花が奇跡をおこし2人の体をよみがえらせて、2人はこれから新しい人生に踏み出すのだと信じています。
永遠の愛なんて、現実には信じられません。
ましてや、結ばれる事がかなわない相手となんてお互い辛いだけだと思います。
だからこそ、この作品は、一人の人をずっと愛し続ける人物を描く事で感動させてくれました。
発達障害っていろいろタイプがありますが、私は、慣れているせいか発達系の人はけっこう好きです。
裏表なく、正直で、真面目だからかな。
この奥様も旦那さんに向かい合って、大変だけど偉いなあと思います。
この作者、こういうのも書くんだ~
バカバカしくて面白い。
それでいてちょっと頷ける。
恋愛の神様、どうか彼を幸せにしてください。
島さん、お久しぶりねと思って読みはじめました。
課長時代から時々機会あるごとに途切れ途切れに読んできました。確か今は会長になっていたと思います。
相変わらずモテモテの島さんに、パワフルな女性達。
まだ途中までしか読んでいませんが、以前のような本当の悪役はいない感じです。
ハツシバのモデルは東芝だと思いますが、今の東芝と違って、ハツシバは繁栄の一途をたどっていますね。
本当に夢物語です。桃太郎のサラリーマン版と言えるのではないでしょうか。
妊娠、出産に関わる病院スタッフの物語ですが、普通に出産するケースばかりではないので、けっこうテーマがハードです。
今、DV夫のところを読んでいますが、どうなるのかすごく心配しています。
押川さん、どうしてこんな仕事やっているの?と言いたくなるくらい重い現実がのしかかってきます。これを民間で対処するしかないという現実。公的機関は介入してくれないのでしょうか?
問題を抱えている方の家族もまた、問題を抱えているから家庭内で解決は無理だとよくわからせてくれる作品です。
法律や仕組みを変えていく必要性を強く感じました。
子供の時に両親が離婚して、2人とも再婚して、父親は再再婚までしてて、腹違いの妹やら義理の弟やら現れて、父親の最新の妻はまた再婚!こんなに両親に好き勝手されたら、普通はグレてしまいそうです。
穏やかに過ぎて行く日常と裏腹にけっこうハードな事件が次々起こって、この姉妹も苦労するなあと気の毒になりました。
でも、姉妹の仲の良さには安心感があります。
結末が楽しみです。
嫌な奴あるあるネタ満載で面白いです。
ただ、私は、ここまでひどいケースは現実には見たことがありません。近い人はいます。
水戸黄門のように、最後は嫌な奴に天罰がくだるので、すっきりします。
今まで、少年マンガで、不良同士の抗争を描いた物にいくつか目を通して来ましたが、暴力シーンにはストレスを感じ、あまり好きではありませんでした。
しかし、この作品は、いじめられっ子の主人公が自分の居場所を守るために戦うというモチベーションに、還暦のオバハンの私でも共感する部分があり、主人公を応援する気持ちになりました。
まあ、でも、出来れば少年の居場所は夜の町のゲーセンではなく、暖かい家庭であって欲しいです。なぜ家庭に居場所がないのかは、これから読み進めていけばわかるのでしょう。
ケンカのシーンに解説があるのも今までのマンガではあまり見たことがなく、良いと思いました。こういう戦い方をすると、こういう部分にこんな怪我をするんだという解説があり、読者は「痛いんだろうなあ」「苦しいんだろうなあ」とリアルに感じる事が出来ます。
少年達が夜の町ではなく、家庭に居場所がある社会であって欲しいと切に願います。
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