仙夏さんの投稿一覧

投稿
31
いいね獲得
180
11 - 20件目/全31件
  1. 不浄を拭うひと

    015話

    不浄を拭うひと(15)

    ネタバレ コメントを表示する

    私は、物に限らずなんですが、重要度や緊急度など、優先順序に順番をつける能力が欠如してる者です。
    明らかなゴミはそれはゴミなのでゴミ箱に破棄…と何も迷わず即断できますが、ゴミ以外はどれも(自分にとって)同じくらい大切な価値な物に見えてしまう障害です。
    それに加えて、これは後天的な心の傷ですが、自分が家庭の中で、“役立たずだから親にとって要らない子、無価値だから切り捨てても当然な生き物”として扱われ続けたので、“自分が一度は欲しい必要だと思って所有したのに要らなくなったから捨てる”の行為が出来ない体になりました。
    物に順番をつけようとしたり、要る要らないを決めようとすると、生育過程で味わい続けたあらゆる辛さが体中を襲ってきて涙が止まらなくて判断まで至りません。
    やっと成育家庭から逃げられ、一人暮らしを始めたばかりの時には自分にそんな虐待後遺症があるとは全く知らず、気がつけば2DKの家の中が物で溢れかえってました。

    でもゴミや埃や汚れをremoveする事には心が全く痛まないので、それは難なくできるのです。

    なのでうちの状態を他者にゴミ屋敷と言われると実際より悪く言われた気持ちになり気を悪くしてきましたが、でも人の家よりは物は確かにいっぱいあるのでこれまで気を悪くしても反論できなかったけど、物屋敷という形容だったら納得できました。

    取捨選択は苦手。でもベタベタしたり異臭がするのとか虫がわくとかゴキブリが出るとかバイ菌が増殖するとか空気が汚いとかは大の苦手なので、大掃除級ではなく行き届く範囲ですが掃除はしています。拭き掃除もです。

    皆さん不思議がっていたので、私のケースなんてほんの一例でしょうが書き記しておきます。

    なので皆さん同様、あのOLの方のおトイレや、あと画中の小便爆弾は全く想像も浮かばないので、皆さん同様に経緯や背景を知ってみたい所存です。

    • 23
  2. ネタバレ コメントを表示する

    こわっ!

    偶然にも全くおんなじ死に方だなんて…。思わず手で口を覆いました。ゾッとしすぎて。

    何かの小説で、年老いて弱った親がいくら呼んでも1ミリも子側がそれに応じない時、たいていの場合それは親が悪い場合が多いんだよ…的なセリフがあって、いたく納得した事があった。

    たった今の、年取った、死にそうで弱々しい、性格も我が取れてまぁるくなってる好々爺を見てると、圧倒的に弱者だから我々は気の毒な感情がわく。
    この先いくばくもないこんな高齢の親が最後に逢いたがってるのに、なんて薄情な子供なんだ!と、子側に非難したい気持ちが集中する。

    でも違うんだよ。
    その昔、経済的にも精神的にも腕力的にもパワーバランス的にも圧倒的強者だった親が、
    圧倒的弱者だった時の子供の心を壊すほどひどい目に合わせ続けて、痛みの1つも感じる素振りを見せない鬼の所業をしてきたから、現在の結果があるの。

    よく、産んでやった事だけでも感謝しろとか、食わしてやってるのにそれだけで有り難い事がわからないのかね!恩知らず!とかって発想してしまう大人はごまんといる。

    産んでもらっても、捨てずに手元にずっと置いといて食わしてもらったとしても、一緒に住みながら子供を捨てる事はいくらでもできるんだよ。

    毎日毎日いじめ抜いて、自身のストレス解消のサンドバッグとして家にキープして、食べ物はくれるかもしれないけれど、心を毎日毎日粉々に破壊してくる。大人の強いパワーで、思いっきり。

    学校で必要な物も買い与えず子供の社会で底辺を味わわせるいじめのやり方もあるよね。

    バカな教師とかは、児童自身をだらしないと皆の前で叱りつけて晒し者にする。親がマルトリートメントしてるって思いに至らない無能か、親にすら大切にされない子でやんのプププ!無価値!だから自分も学校でサンドバッグ扱いしてもいいのねとする担任もいる。

    この漫画の偶然のように、人を追いやった苦しさと同じ目に遭うものだとしたら、みんなみんな、想像力のかけらも発動してくれなかったバカ大人たち、私の受けた気持ちとおんなじ地獄を味わってからあの世にいってください。

    倍あじわえとは言いません。全く同量で構いません。そして神様、その時に、そいつら全員に少しの想像力を与えてそいつらが私にやり続けた場面を想起させてください。

    この漫画は、色々昔を思い出す深いストーリーでした

    • 13
  3. 消えたママ友

    010話

    7章 あの日(2)/あとがき

    ネタバレ コメントを表示する

    やっぱり子供は自分で育てなければダメってことですよね…。

    私も、実母よりも、生後2ヶ月〜5歳まで育ててくれた人に愛着があった子供でした。
    保育園が決まったからと、無理矢理育ての母の家から実家に引き取られましたが、養母が恋しくて毎週末会いに行ってました。

    この作品の中の行方不明になった女性は、母と子が愛着形成を作る大事な時期を姑に計画的に奪われてしまったのです。もうツバサくんは諦めましょう。あの家で洗脳されれば、おそらく夫のミニバージョンが育つだけです。末恐ろしい。

    一方、実の子ではなくても、子供を監護する側の保護者が、その身がなににもおびやかされない安心安全な呼吸の楽にできる居場所で人生を送れた場合、子へのトリートメントをしっかりできるから、継子とのラポール形成はできうると思う。

    血の繋がりだけが全てじゃないさ。お幸せに。

    • 2
  4. 妻が口をきいてくれません

    010話

    19.妻の回顧「あの日」/特別編

    結婚したての昔の男って、おそらく大なり小なり皆一様に勘違い夫の時期ってありますよね。

    なんか、その家庭の大黒柱になった感?家長になった感?がそう勘違い野郎にさせてしまうのか不明ですが、温和で明るく朗らかな偏見の極めて少ないうちの父も、星一徹みたいなちゃぶ台返しを一度だけした事があり今でも目に焼き付いてます。
    その人柄からはとても意外だったもので…。

    それは忘れもしない、母が、私達小学1〜2年生の児童に出したのと同じマルシンハンバーグを(父には2個でしたが)おかずとして父にも料理提供したからです。

    優しい父がマジで怒った顔で「仕事から帰ってきてこんなもんが食えるか!」って。

    なんでも美味しい美味しいと感謝して食べる父がとっても怒ったので私も弟も凍りつきました。
    あの鬼のような怖い母が素直にごめんなさいと謝りひっくり返ったおかずをかたしてました。びっくりするような光景です。

    私が結婚したての時も私の夫も、今から振り返るとかなりな勘違い野郎でした。
    ダメ出しするのが夫の仕事だと思っちゃったのか、偉そうになんにでもダメ出ししてました。
    今では死語かもですが、女房教育をするのもそこの主の大事な仕事と母親から思い込まされていたのか、合格ラインは、母親と全く同じなら「うん、これはうまい。お袋とそっくりな同じ味だよ〜」とニコニコでした。

    いや…ひじきの入ってた袋の裏側に書いてあったレシピを忠実に守って作ったんだけどなぁ…、じゃあお義母さんも袋の裏側見て作って貴方を育てたのね…って思ったけど。

    誰かと比べられてその人に似てるから旨いって言われても全く褒め言葉に感じられなかった。
    おまえのお袋が世界で一番料理上手ってわけでもないだろうに…そいつと一緒でも嬉しくないやと。

    男って平気で無神経に失礼なこと言うんですよね。傷つけてる事をわかってないから、話し合ってもまるでダメ。宇宙人と話し合ってるみたいに言葉通じないんだよね。

    あ、今は違いますよ。
    夫婦になって26年。色んなバトルがあり、今は、互いの言われたら悲しくなる事や、心の痛みがどこにあるかとか、知ってるので。

    それに、世の中で最もおざなりにしてはならないのは、互いの連れ合いだと痛いほどわかったので。

    最後に残るのは夫婦なので。
    親は先に死ぬし、子は巣立つ。
    友達だってライフステージの変化と共に入れ替わる

    • 30
  5. 日本の貧困女子

    020話

    case3 美幸

    いい話だった。
    特に20話目がとても救われた。
    また溜まった頃に読みたい。
    最初の章と次の章、まるで私が生育過程で毒母から受けてきた待遇でした。
    6/20から、母と娘の関係に整理をつけたくてカウンセリングに通い出しました。
    昔を思い出し思い出し話すんですが、受けてきたことをどう言語に翻訳したらいいのかに時間がかかっていました。

    こちらの20話まで読んでく中で、カウンセラーに伝える表現が見つかりました。

    今日、通院日なので伝えてみます。やっと伝わりそうで報われる予感。

    • 4
  6. 不浄を拭うひと

    011話

    不浄を拭うひと(11)

    ネタバレ コメントを表示する

    月日じゃないんだなぁ。
    どれたけ長くいたかじゃないんだなぁ、人と人の関係って…と感動しました。
    心に傷を負ってる子は、もうあと一回でも相手から嫌われたらきっと生きていけないんだ…と思いました。(私自身も 不安定で幼弱性の強い母親からの、不適切な関わりによる経験者)

    話は変わるが
    私はゆうべ、36歳になる娘から八つ当たりの電話を受けました。
    夫の連れ子で、現在は2児の母やってます。
    私がこの子と暮らしたのは小3〜高1までの僅か7年間でした。高1の修了式の日に、生母の所に家出されたまま10年間会ってませんでした。
    この子の下の姉妹のお陰で10年ぶりに再会。いい関係が続いてると自負していたんだけど、時折、酒に溺れて暴言の電話が。

    もうこの子の生母は5年前に病死してるのに、まだまだこの子とは仲良くなれなくて覚えのない苦情の電話に心の栄養を一気に壊されてます。

    活発すぎる上と下に挟まれた真ん中の子なのでついつい我慢を強いられて生育過程を過ごしてきたようで、この年になっても生育過程で報われなかった思いを飲んで思い出しては(もう生母はいないので)私に当たってきます。

    これも彼女なりの甘え(誰かに受け止めてほしい)なのだなぁと空想しつつ、受け止めきれなくて実は持て余してる57歳の現在の私も認知しています。

    この画中に出てくる継父は愛がありますね。頭が下がります。
    そして今回のストーリー。いっつも折れっぱなしの私の心にも一筋の光を指してくれました。ありがとう。

    • 7
  7. 不浄を拭うひと

    008話

    不浄を拭うひと(8)

    嫌ですね…。下心があって呼びつける友人。それ知るまでの肯定的な気持ちから、それ知った途端の気分の落ち込みの落差が…。

    それとは別に、もしもこの先 年上の夫が先立ち、私の一人暮らしが始まったら、孤独死も勘定に入れてお金残しておかないと娘たちに金銭の迷惑をかけますね。

    最後は長い入院生活の末に死ぬのも不自由そうで苦痛そうだけど、
    独居の部屋で一人死ぬのも怖いわ…。毎日 些細な事を交わし合う友人を隣近所に持っておこう。

    そう思った。

    • 4
  8. 東京貧困女子。【単話】

    008話

    第四話 女子大生・菅野舞①

    ほんとヒゲ痛い。わかる。
    それと見るからにモテるわけがない!とわかるイデタチの気持ち悪いおっさん。
    プレイ痛いよね。
    実際の彼女に「痛い!」って嫌われた経験皆無なんだろうからわからないんだよね。むかつく。

    • 5
  9. 夫の扶養からぬけだしたい

    002話

    第2話 それぞれの事情/第3話 ああ、収入/第4話 仕事に専念できる立場

    こういう問題に直面する度に、“やっぱりある年齢までは稼ぎ役と家庭を守る事に専念する役とふたてに分かれて駆け抜ける”べきなのか、悩んできました。
    結婚から10年の間は、気を抜くと会社が維持できない(金銭的にどんどん案件をとって従業員に振らないと給料を払えない)、一方、家庭の方は私ひとり対一番学校行事の多い年齢の子3人&夫のデカイ作業着などの洗濯を朝からやってやっと夕方に洗濯回し終わるなどの大量家事そして本当だったらそれぞれの子供にカウンセリングが必要だった細心の注意を払わなければならなかったセンシティブな子育てや、担任の教師からの雨あられのような呼び出しや苦情応対などなど。
    やはりある程度 子供が大きくなるまでは夫は職場で私は家庭でそれぞれが戦争のような怒涛ぶりだから、分業がうってつけだったのかな…。
    じゃないとこうやって乗り越えてこれなかったのかな…。今でも答えがわからない。

    • 0
  10. 夫の扶養からぬけだしたい

    001話

    はじめに/第1話 考えのすれ違い

    私、25年前、33歳でいきなり3児の母になりました。
    10歳、9歳、4歳のお母さんになり、やり始めてみたら何もかもが想像のはるか上のできごとばかりで毎日毎日ヘトヘトでした。
    心が広く落ち着いていて優しいと思えた夫だったので、急に大きい子達のお母さんになると決心がついた結婚のスタートでしたが、ほんとにこの漫画どおりで読んでてびっくり。
    「なんていうのかな…おまえはお母さんとしておかしい。普通のお母さんなら◯☓△………。」そんな言葉が彼の口から飛び出した時には、心も体もフリーズしてしまい思考停止になったものでした。
    ただ、助けてほしいと助けを求めただけなのに…。
    家事育児が初めての事だらけで1日終わらない、手伝ってほしい、実際に物理的に家事や育児をしなくてもいいから私の心を支えてほしいと言ってるのに、その時の彼の反応は決まって「俺、世間の、普通の旦那さんより稼いてるよね」。
    お金じゃないんだよ…。そして完璧にできない辛さや、1日に一日の事が終わりきれない辛さを漏らしてるのに、どうやら夫には、稼ぎの額の非難をされてるように脳内ですり替わるらしくて、まるで宇宙人と話してるような孤独感でした。

    • 0