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リチャード3世の異説です!
シェークスピアの「リチャード3世」では、彼は暴君で、悪魔の化身の如くに描かれています。
これを我々は、そのとおりだと思い込み、イメージしています。つまり、シェークスピアの罠にかかってしまっていたのですよね。
冷静になって考えて見ると、シェークスピアはエリザベス2世の時代の人です。
リチャード3世を滅ぼしたヘンリー・チューダーの孫娘である女王陛下のもとで、リチャード3世を善人には出来ないはずです!
もしかしたら、良い政治を行っていたかもしれないし、優しい人だったかもしれません!
この「薔薇王の葬列」は歴史の闇に葬られてしまった彼に、一筋の光を当て、その時代を懸命に生きた証をもしかしたらの物語で救ってくれているかのようです。
華を持たせてあげるなら、やはり、薔薇の花でしょうか。
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薔薇王の葬列