5.0
ネオ・ジェネシス…
自意識と存在価値の話が随所にあって、個人としてはBANANA FISHよりも痛くて切実な話。
静と凛の遺伝子的母親(父親は結局言及なし)のエピソードが一番怖くて、
ルー・メイの行動も腑に落ちました。
「二人とも人間よ」「疲れて辛くて当たり前」「温かくて鼓動がして安心するでしょ」
って伝えたかったんだと。
協一郎は気色悪くて有末医師に全面同感。
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自意識と存在価値の話が随所にあって、個人としてはBANANA FISHよりも痛くて切実な話。
静と凛の遺伝子的母親(父親は結局言及なし)のエピソードが一番怖くて、
ルー・メイの行動も腑に落ちました。
「二人とも人間よ」「疲れて辛くて当たり前」「温かくて鼓動がして安心するでしょ」
って伝えたかったんだと。
協一郎は気色悪くて有末医師に全面同感。
フェリパンの料理もパンも美味しそうだけど、これ全部手作業…と思うと電気・ガス調理器具万歳!
と叫びたくなりました。
樹なつみの切れ長目男性は相変わらず素敵。
大久保さんに比べて岩倉さんの扱いが悲しいことに🥹
樹先生の作品で読んだものの中で、外伝の「マンマ・ミーア」が30年間ずっと一番好きです。
マルチェロが子どもの頃のお母さんの話。
子どもにこんなに許されてしまう人生が切ない。
学生の頃、周囲が絶賛していたけれど、吉田先生の作品の中では視点が定まらずに、
小夜子の人物像が掴みにくいままで、ちょっと苦手な作品。
涼君は救われて欲しかったな。
大学生の頃、夢中で繰り返し読みました。
作者が完結後に描こうと思ってお蔵入りしたエピソード、設定に
「ブランカは最初女だった」「アッシュの母の話」を挙げていて、
それが「YASHA」に繋がったのかしら。
ドーソン博士の弟とか、劣等感から取り返しのつかないことになる
人物像がリアリティがあって何ともはや。
丁寧に描かれる風景や食事や海が鎌倉に行きたい気分になります。
風太くん頼りになるし幸さんカッコいい。
終末ケアやローンの話は作者の視界で目にすることが増えたのかな、と思いました。
すず義母(和樹母)は、自分の人生をそんな風に他人任せにしちゃアカン、
本人も身内も不幸になるだけじゃん、と叫びたい。
吉田秋生先生の作品はほぼコンプリートしてるのに、この話だけ育児ピークで未読でした。
シンやケンのその後の姿も嬉しかったし、烈頼もしい!こんな息子欲しい。
しかし死鬼の誕生理由が静が魅力的で忘れ難かったからか、とか咲さん…とか考えると
やり切れない。
後味が悪いエピソードもあるけど、やはり何度も読み返してしまいます。
哲生くんチート過ぎる。先が読めて大人を使える高校生、信じられない。
その上カッコよくて家事万能で勉強できてケンカも強い、ってどれだけ属性付与。
臨終の時に手を握ってくれないだろうか。
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YASHA 夜叉