るれろらりさんの投稿一覧

投稿
12
いいね獲得
18
評価5 25% 3
評価4 25% 3
評価3 0% 0
評価2 33% 4
評価1 17% 2
1 - 10件目/全12件
  1. 評価:5.000 5.0

    ドラマは違う作品ですが、漫画はおすすめ

    ドラマについて言及しているレビューがいくつかありますが、そちらはドクターXのスピンオフ(エックスとエッグスがかかっている)で、研修医の話なのでこちらの作品とは何の関係もありません。

    成績優秀でなんとなく生きてきた主人公・円が、勧められるまま進学した医学部で凹んだり、泣いたり、人間関係に悩んだりしながら成長していく物語です。
    特に43話までの一連の解剖シーンは白眉で、普段理系の大学生ですらまず見ることの出来ない「人間の解剖」がしっかりと描かれています。
    私の祖父も長いこと患っていて、後妻さんがやっている新興宗教式の墓に入りたくない&実家の墓には不義理をして入れないという事情もあり、本人の意思で献体しました。私自身動物の解剖すらやらなかった世代なので、なんとなく大江健三郎の小説のようなイメージを抱いていました。しかし、この漫画で少なくとも教育を含む医療の現場では丁重に扱われ、最後まで人間としての尊厳を守られていることを知れました。沢山の資料に当たり、複数の専門家に取材して丁寧に分かりやすく漫画にする三田先生だからこそ、描けた(あるいは描くことを許された)作品だと思います。おすすめです。

    • 4
  2. 評価:4.000 4.0

    タイトルに違和感。あとがきは何処へ?

    ・スピリチュアルというより
    面白いですがオカルトっぽい話が多い。心霊系は斎さんシリーズでがっつりやっているので、こちらはトワイライト・ゾーンや世にも奇妙な~が好きな人向け。なんだかんだ生きてる人間って怖いよね、みたいな話もあったり。お化けお化けしたのが苦手な方でも読みやすいです。寝る前でも読めます。

    ・「どすこい」と付いているけど
    両国周辺のみならず色々なところへ行かれているようです。両国とタナカさんがどんどん大きくなっている(らしい)こと以外お相撲に関連するような事柄がないのでタイトルはずれているように感じます。

    ・全部載せてない?
    現時点で全話買って読んだこの作品、某所で「あとがきが楽しい作品」タグついてますがここでは読めません。一ヶ所ぐらいはあったかも?出版社の違う斎さんシリーズもめちゃコミだとあとがき付いてないんですよね。そこで結構裏話もしてるのに残念、よって星-1。
    電子書籍は出版社からデータ貰って各社で調整して配信するのかと思っていたのですが、新潮社系などのカバー裏おまけ漫画や各話間の解説等がめちゃコミだと全くありません。限定配信で読みたいものがあったので登録しましたが、こちらの次巻は違うところで買います…。

    • 9
  3. 評価:2.000 2.0

    最初は面白い、けど…

    ネタバレ レビューを表示する

    絵柄はややクセがありますが、会話のテンポや構図の取り方などが上手くて漫画として面白いです。
    野営しながら温かく美味しい食事がとれることや、いくらでも使える清潔なお湯でお風呂に入れる生活は恵まれているんだなと実感できる。

    一方で、現地の文化(特に食事)を尊重するような描写はなく、無意識に軽んじているように感じます。
    割とあっさり最強クラスのモンスターを味方につけ、菓子パンを対価に神様からの加護も得られ、苦労も試練も特にないまま話は進みます。命懸けでハントした大型獣のステーキよりも、仲魔がサクッと狩ってきた肉をポチった調味料で加工した方が美味しいよ~みたいな。異世界モノ×料理モノ・発明モノによくある試行錯誤もない。

    …これってゆるい植民地主義では?
    イギリスやスペインやポルトガル、オランダ、明治~戦中の日本とやってること同じじゃないですかね。この作品に限った話ではないですが…。作中で褒められたり驚かれたりこそすれ、主人公たちを危険視するキャラもいない。作者にそういう視点が無いようです。そこに気付いてからは以前のように楽しめなくなりました。

    近くにイオンがある方は同じメニュー作るのも楽しいかもしれません。

    • 2
  4. 評価:2.000 2.0

    とっちらかってる

    他のレビューで透ける着物を一枚で着るなんてありえない!とおっしゃる方がいますが、そういう着方自体はあります。しかし、この作品の時代設定(明治後期~大正時代?)にはそぐわないものです。
    江戸時代の日本人は、女性でも人前で上半身裸になったり、暑い日に胸が透ける着物で過ごすことはよくありました。対して、明治になってからやってきた外国人の多くは上流階級や富裕層の人々で、彼らは足首すら人に見せるものではないと教わって育ちます。明治政府は日本=野蛮で遅れた未開の地扱いから脱却するために、洋装励行やちょんまげの撤廃などと共に、裸になること・それに準じる格好を禁止したのです。

    主人公のちろりという名前はあだ名なのでしょうか、チロルから取っているのだと思います。正直違和感があります。
    妙にひょろひょろした体型は竹久夢二リスペクトかな?
    顔の絵柄がかわいらしい感じなのでミスマッチかと。
    着物を着る、髪を梳かすなどの仕草を丁寧に描いているのは分かりますが、めちゃコミの1コマごとの表示との相性は悪いです。髪型もなんだか虫の触覚に見える…喫茶店の店員なのに。
    身八つ口や襟繰りをたっぷりと取っていて、きっと作者はそういう絵がお好きなのでしょうが、社会的身分と着物の柄や素材・着方がはっきり結び付いていた頃にそういう着方をするのはやはり芸者衆や女優、カフェーの女給、そして遊女です。カフェーはお酒を提供するので現在で言うところのクラブやキャバクラに近いです。そちらを題材にするか、いっそなんちゃって大正時代です!ともっとアピールすれば良かったのでは(鬼滅やサクラ大戦みたいな)

    どうもこのほんのりエロ路線は担当編集が「少年誌向けのサービスとして入れるべき」とでもアドバイスしたのか、読み切りの際はなかったそうなのです。2巻からはそういった描写がなく、読みやすいと教えていただきましたが、わたしはそこまでたどり着けませんでした。

    同じ作者の舞妓さんちのまかないさんがお好きな方は試してみてはいかがでしょうか。
    個人的にはそちらも苦手な雰囲気ですが。

    • 0
  5. 評価:4.000 4.0

    フラッシュバック注意

    地域にもよりますが教育関係や公務員がいるともしかして精神疾患では?と思っても受診させて貰えないことが多々あります。NYで言うところのF線病(F line disease/チャイナタウン周辺ではうつや精神疾患などの受診を家族に許されず、飛び込み自殺をする中華系アメリカ人が多いことからそう呼ばれる)です。
    他人に危害を加える人物は強制入院させることも可能ですが、その段階では家族はもう疲れてきってしまっています。

    子供が「病院に行って」と頼んだところで、行く大人が何割いるでしょうか。当事者でない人間が◯◯すれば良かったのに…なんて言うのは簡単です。これだけ赤裸々に描いてくれた彩野さんの勇気に感服します。

    ママの推しは教祖様と内容がとても似ているのでご家族か同一人物なのかもしれません。こちらがあまりにも辛くてしんどい方は先にそちらを読まれてからの方がいいかもしれません。

    • 0
  6. 評価:5.000 5.0

    虐待サバイバーの人は「親も大変だったんだ」「方法は どうあれ自分のことは愛してくれてた」と思いがちだけど、自分の心を守るための欺瞞だったといつか気付く日が来ます。そこからがさらに長いです。一生残る傷なんです。しまださんが現在穏やかに過ごされていることを祈ります。

    彩野たまこさんの「おかあさんといっしょがつらかった」という漫画と"ママ推し"は非常によく似ています。
    別名義なのか多少のフェイクありでしまださんと彩野さんが兄弟姉妹なのかもしれません。こちらの作品の書き下ろし部分のような、デフォルメされていない普段の母親の様子が描かれています。興味のある方はぜひそちらも読んでみて下さい。

    • 0
  7. 評価:5.000 5.0

    別サービスで読むのを推奨

    詳しい感想は他の方々に譲ります。
    内容は文句無しに面白いです。
    ただ、めちゃコミでは表紙裏や巻末のおまけ漫画・裏話が読めません。
    他の電子書籍サイトでもかなりの話数が読めますし、長くなる程めちゃコミでは割高になるので、あえてこちらで読むメリットはありません。

    • 1
  8. 評価:2.000 2.0

    先行作品に引っ張られすぎ

    あらすじを見て面白そうだと思ったのですが、ちょっと期待はずれでした。
    夢枕獏・岡野玲子の「陰陽師」や結城光流の「少年陰陽師」とどうしても似たような話になってしまうのは仕方ないとは言え、オリジナリティや個性が感じられません。
    前者の原作の軽快さ・コミカライズ版での幽玄にして本格的な描写は無く、後者のエンターテイメント性(途中で脱落しましたが中学生当時は楽しめました)も無く。

    絵は綺麗ですが表情が固く、美形設定なのかメインキャラの描き分けが出来ていません。なので段々飽きてきます。

    学生時代に古典が苦手でなければお話自体は難しくないと思います。ポイント消費するなら「応天の門」や「ざ・ちぇんじ!」「とりかえばや」の方が正直おすすめ。

    • 1
  9. 評価:1.000 1.0

    稲葉さんに興味があった、しかし…

    N久保先生の作品で稲葉さんを知り、前世は宇宙人だったと自称していること、その後の相談者や霊能者Pさんと揉めたことも含めて興味がありました。

    こちらは2008年頃の作品のようですが、信じられない位に絵や描き方が古くさい。何も知らずに読んだら「40年くらい前に描かれた」と言われても信じてしまいそうなレベルです。
    絵柄は見慣れればいいだけの話ですが、少し前に流行ったおじさんLINEみたいな、語尾が意味もなく片仮名で全体的に上滑りしている寒ーいノリで進みます。

    稲葉さんや不思議な世界への興味以上に漫画家さんや全体の雰囲気への気持ち悪さが勝ってしまい、私は最後まで読めませんでした。

    • 0
  10. 評価:4.000 4.0

    世間の術なきものは年月は流るる如し

    ネタバレ レビューを表示する

    お前が憶良になるんかい!

    …今時は「へいぜいきょう」と習うそうですよ。

    • 0

設定により、一部のジャンルや作品が非表示になっています