4.0
わかりやすく思い切った作品
人間と獣人が、困難を乗り越えながら恋をする話。
…と、漫画としては面白いネタなのだけど、いわゆる差別問題に対してのメッセージではないかとも思う。
でもこういうものは難しくて。
差別は世の中からなくなればいいと思うけれど、身を守るために区別は必要なこともある。
たとえば獣人が運動部禁止なことは、とても頷ける。
それはプロパガンダでLGBTが無闇に推進された結果、性転換手術をしていない自称女の男がオリ●ピックで女性に致命傷を負わせたり、命の危険を感じて棄権した者がいたということが物語っているように。
だからこういうメッセージ性の強い作品は、読み手が幼いとリスクも孕んでいると思う。
あくまでもこれは漫画の話。
世界中仲良くなれればいいけれど、偶然か舞台は「サイタマ」とのことで…
その辺も考えさせられるところ。
ツナグはとても素敵だよね。
途中まで読んで、体育祭放課後のオチくんのスタンスがわたしにはしっくりくる。
わざわざイジメるのは違う。ほどよく友好的でいたらいい。でも決して男女として交わることはないし、子供をつくるとか壁を取っ払うことはない。
それは、ツナグみたいな素敵な人もいるけれど、多くの人たちにとっては危険だからなんだよね。
その先でどんな描き方をされるのか。
おそらく作者さんは、マリやユキヒロを通してそのメッセージを伝えたいのだろうと思うし、それも一見素敵なことなのだけど、現実を知ると手放しに賛同したりはできないものだなぁとも思う。
それはそうと、やっぱり漫画としては、障害のある恋は応援したくなるよね!
とはいえ、ユキヒロも健気ないい奴で応援したくなる。
マリの友達といい、素敵なキャラクターが多い作品だと思う。
そしてツナグの人生観が現れたセリフには、学ぶこともたくさんあるなぁと思う。
-
1









キミと越えて恋になる