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1 - 10件目/全13件

  1. 評価:5.000 5.0

    途中から海外ドラマのような大作でした!

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    最初は、あまり期待せず読んでいましたが、12話の結婚式終えたあたりから、良い意味で裏切られたというか、、意外と壮大なスケールでびっくり、中弛みもなくクライマックスまで夢中で一気読みしました。

    所々に、なんとなくHBOの大ヒット海外ドラマを彷彿とさせる場面があったように感じました。

    そして、華やかな彩色が施されている点も、展開する物語の主軸になるものたちに息を吹きこんでいて、緊張感や美しさが伝わってくる。。
    まるで海外ドラマを見ているような気分になりました。

    途中から面白く感じた理由の一つは、物語のヒロイン ”ロベリアの悪女” と呼ばれるエルザのキャラクターに強烈に惹きつけられたことです。

    凛としてて強い女性だなと思って読んでいたら、それだけじゃない、騎士の喧嘩を秒で止める程、めちゃくちゃ強いのでビックリしました。笑

    エルザと政略結婚する ”北の怪物”レンも、
    最強騎士団の誰よりも強いのですが、
    エルザは得意な破壊魔法の他、
    レンから授かった冬の魔法、
    さらに途中から覚醒するアルンデル魔法
    と三つの魔術を持つほど強くなっていく。
    そして優雅で賢く、悪評についても考え方は人それぞれとあえて自己弁護もしないところがかっこよかったです。

    エルザとレンが出逢うまでは、お互いに傷を持ち孤独に生きていて、
    “伴侶として最善は尽くすが愛は求めない”
    という約束で結婚をしたわけですが、
    二人に愛が芽生えるまで意外と早かった点は、逆に焦ったくならないので良かったと思います。
    中盤から、夫婦、騎士団達が力を合わせて敵アルデルンの主との戦いに焦点を当てて、その間の謎解きも楽しめました。

    戦いの中、誰も入る余地がない程、エルザとレンの愛がブレないところも勿論良かったです。
    ヤキモチがきっかけで愛に目覚めてからのレンの溺愛っぷり、エルザを傷つけたり侮辱する者たちには容赦なく冷徹なところも素敵でした。

    そして敵との攻防、最終決戦は本当に素晴らしかったです。英雄と女神になった二人。

    後半の悪役 ”聖女と呼ばれる妹”リリエルが、とことん堕ちていく姿は爽快で、その数年後の哀れな姿がきちんと描かれていて納得の結末でした。

    唯一気になっていたエルザの弟の行方にも安堵しました。そしてその流れから、レンとエルザが子供達と登場するハッピーエンド。

    すごく綺麗で完璧な最終回でした!

    • 61
  2. 評価:5.000 5.0

    何気に秀逸!43話〜山田Lv爆上がり!

    ネタバレ レビューを表示する

    読者を選ぶ作品かと思いきや、現代的なネトゲの世界と恋愛漫画の王道が見事に融合した作品だと思います。

    現在配信中の52話まで読んで良かった点は多々ありますが、、。

    まず、ヒロイン茜は元カレに誘われるまではゲームに興味の無かった初心者なので、ゲームに詳しくない読者でもわかりやすい内容です。

    そして、ネット上の危険に警鐘を鳴らすエピソードもしっかり盛り込まれている。それが、序盤印象がよろしくない茜の成長過程=好感度上昇につながっていること。

    それを踏まえて改めて気付いた点があります。

    この作品は推し恋愛漫画大賞にノミネートされていて投票が締切の時点では、まだ42話までの配信で止まっていました。
    ちょうどこのあたりでヒロインが山田と両思いになって次回に続くという流れ。
    茜と山田が両思いになるまでわりと長い。。
    にも関わらず、
    失速や中弛みなく読者をそこまで夢中にさせた理由は、ヒロインの成長過程と感情希薄タイプの山田の変化する過程が、すごく魅力的に描かれていたからかなと。

    ”はい”と”まあそうですね。”
    ばかりの山田の変化は、表情、視線、微妙な動きなどで読み解くいう難解さが面白い。

    同じギルド内のマスター瑠璃姫=瑛太は早々に、山田には茜が合うと見抜いていましたが、
    茜って実はモテ要素揃っている。と気付かされます。

    喜怒哀楽がはっきりしていて素直なところ。
    人を疑わないので痛い目を見るけど、そんな相手にも基本は優しい。
    大人の女になろうかと試みるもあっさりやめて、等身大の自分を変えないところ。
    自分の事は我慢できても大切な仲間を侮辱されたら立ち上がるところ。

    ゲーム内のパラディンとしてはまだポンコツ気味ですが、ヒロインとしてはぐんぐんと好感度Lv あがっています。

    最初の残念な茜のイメージが、山田との恋を応援したくなるようなヒロインにいつのまにか上書きされているという。

    最初ハードル下げて早い段階でキャラ立ちさせた作者さん、お見事です。

    そして、43話から茜と付き合い始めた山田のかっこよさ、胸キュンが止まらない問題!

    相変わらず言葉は少ないです。
    茜からの電話で
    終始、ハイ、ハイ、ハイしか言ってない。と瑛太からつっこまれていましたが、、。
    山田は表情や仕草で読み解く男なんで。。
    それで十分なんですね。(笑)

    続きの配信が待ち遠しいです。

    • 44
  3. 評価:5.000 5.0

    最新15話まで何度も胸撃ち抜かれました!

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    配信中の最新15話まで読みました。

    進学塾に通う優等生女子とヤンキー校に通う不良男子。。という一見共通点がない正反対の二人リサとゼン。
    ありきたりなラブストーリーと思いきや読み進めると案外そうでもない。

    じわじわと感じるタイトルの上手さ、
    完璧ではない二人のキャラクター描写と対比、
    序盤の二人の出逢いからテンポよく進むところ、シンプルだけど尊いセリフなど
    全て文句なしに五つ星だと思います。

    二人の出会いは雨の中。
    喧嘩でぼろぼろ瀕死状態のゼンを見て見ぬ振りする通行人の大人達に対して、巻き込まれる事を恐れず傘をそっと差し出し救急車が必要かとゼンに尋ねるリサ。
    ゼンの反応や状態を見て、頭にタオルをかけ救急病院の詳細を書いたメモを手渡し傘を置いて静かに立ち去るリサのかっこよさに最初は心掴まれてしまいます。

    その行動に恩義を感じたゼンは、後日リサを見つけ出し、手書きのお助けクーポンを渡したり、困ってる時は俺が助けてやるからと自信満々に言う。ハート撃ち抜かれました。こんなこと言われてまず嬉しくない女子はいないですから。

    二人の愛の始まりを感じたところは、
    母子家庭で育った優等生リサは、母親や恋している塾講師や周りの同級生全員からしっかり者で一人で何でもできるドライな女子と思われているのですが、実はとても不器用な女子だとゼンが最初に見抜くところじゃないかなと個人的に感じました。

    必要な場面で、ドラ○もんのようにいろんなアイテムを重たいカバンから出すリサ。これって一見準備がいいしっかり者な女子と見られるのでしょうけど、、実は、しっかり者でいなきゃ、周りに迷惑かけたらいけないと自分に言い聞かせる一種の強迫観念を打ち消すための行為だったりして、、ちょっと切ないです。

    その荷物が詰まったカバンを置いて身軽な状態で、ゼンのバイクの後ろにまたがり景色を眺めたリサの心理描写が素晴らしかったです。

    そういう流れがあって、ゼンのシンプルで最高のセリフが飛び出します。
    リサの足りない物は俺が貸す、俺の足りない物はリサが貸せばいい。だったかな。
    もう愛に溢れてますね。

    ゼンと敵対しているボス猿フーみんが、”ゼンとはうまくいかないよ” とリサに言ったその言葉の真意が気になるところですが、、二人の愛の行方がどうなっていくか楽しみです!

    • 35
  4. 評価:5.000 5.0

    他の王族ものとは一線を画す作品です!

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    最初の数話で予想を完全に裏切られました。
    まず、後宮内の勢力争いにあまり焦点を置いていない事と主人公の魅力が独走しているおかげで、重たい気持ちにはならないです。
    第一話で慣れない中国の人物名が次々と出てきて、ん?ついていけるか?と一瞬怯みそうになりましたが。笑

    以下は最新23話までの要約と感想です。

    皇后陛下と四夫人、そしてその各妃達を後継人に雛女と呼ばれる次世代の妃候補達が5人います。

    ヒロインは、現皇后の姪で皇太子から寵愛を一身に受けていて次期皇后候補ナンバーワンの玲琳。わかりやすく”善女“とします。

    対する”悪女”は、四夫人ではトップの朱貴妃を後継人に持つも ”ドブネズミ” と呼ばれ嫌われている妃候補最下位の彗月。

    七夕の日、”悪女”彗月が道術を使って”善女“玲琳と体を入れ替えてしまう。

    “善女”になった彗月のシナリオでは、”悪女”玲琳を始末して皇太子の寵愛と夢のようなポジションを手に入れること。
    しかし“悪女”玲琳は、牢に入れられ皇太子や周りから罵られても飢えた獣と同じ檻に入れられて処刑寸前までも、起きてない事を気にしてもしょうがないと鋼のメンタルで肝が座っている様子。

    結果として無罪になり謹慎処分がくだされてからの”悪女”玲琳の魅力は炸裂していきますが、”善女“彗月は、”玲琳は虚弱体質だった”という番狂わせで逆に苦しむことになります。

    このあたりの”善女“と”悪女”の対比と、物語の核心を的確に付いている所が素晴らしいです。

    健康になった”悪女”玲琳が、そのありがたみがわかるからこそ物事に感謝し生き生き輝いていく。
     その一方で、虚弱になった”善女“彗月は、嫉妬心に囚われ大切な事を見失っているのでもがき苦しんでいく。

    “悪女”玲琳の様子から、女官、皇太子の異母弟である鷲官長は、入れ替わりに気づき始めますが、現時点で皇太子はまだ冷静な目で見れていない。気付いた時、打ちのめされるんでしょうけど。

    そして”悪女”玲琳の大切な女官を追い込んだ謎の人は、彗月の後継人朱貴妃かなと推測してます。慈悲心とか胡散臭いし、後宮内のナンバー2って悪い女が定説ですから。笑

    入れ替わり解消後どのような結末になるか緊張感期待感が高まる面白さです。

    王族貴族ものが好きな方はドンピシャにハマるのではないでしょうか。他とは一線を画す素晴らしい作品だと思います!

    • 22
  5. 評価:5.000 5.0

    最新話までヒロインの魅力炸裂中!

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    この原作者さんの他のコミカライズ作品
    ”悪徳令嬢はオジサマに夢中です”
    が予想に反して面白かったため、その流れから最新13話まで読みました。
    タッグを組む漫画家さんは違いますが、この作品も五つ星で面白いです!

    以下はストーリーのネタバレ要約と感想です。

    まず、ヒロイン•リリアーナの愛らしいキャラに序盤からずっとハート掴まれてしまいます。

    タイトルにあるように見た目も小動物系で、両親や兄弟からも溺愛されている伯爵令嬢リリアーナ。
    王家主催で”年頃の貴族の娘たちは全員参加”
    という、氷の王子とのお見合いパーティーで、婚約者に選ばれる事は回避したいリリアーナは、
    地味な装いで壁の花になって目立たない作戦を兄弟達と立てて決行しますが、

    その作戦と食いしん坊な性格が裏目に出てしまい、ウィリアム王子から”コレ”と選ばれてしまう。

    最初は王子も冷たく何とかして婚約者候補から外してもらおうとするリリアーナですが、

    王子の前で、リスやハムスターのように頬いっぱいにして夢中にお菓子を食べたり、
    最初の話題で、王子の幼馴染の鼻毛が三倍速で伸びるお祈りをすると言ったり、、

    まあ確かに、どんなイケメンでも鼻毛が伸びてる姿を見てしまうと、百年の恋も冷めてしまう気にはなりますが笑
    鼻毛話を真顔で話す貴族の娘らしくないリリアーナに、笑わない王子も絆されていきます。

    リリアーナは可愛いだけではなくて、意外とたくましいところがあるので、そんなところがまた愛されキャラ要素なんだなと思います。
    例えば、
    嫉妬した貴族の女達から呼び出されても、イケメン兄弟を生贄にしてうまく立ち回る要領の良さもあれば、
    王太子妃教育は優秀で、そこから逃げたいわけではなく、婚約者という立場から逃げたいという真面目な線引きがある。

    家柄や資産や容姿などにこだわる他の貴族の娘達と違い、自分の両親の様に幸せになれる相手を望んでいるところも良いですね。

    読み進めると、ウィリアム王子視点のエピソードがあり、そこで彼が何故女を信じないか笑わなくなっていったか理由が判明します。

    そこからは、
    リリアーナの婚約回避の奮闘より、むしろ王子の芽生え始めた恋を応援したくなりました。

    リリアーナは王子にとってやっと見つけた理想的な相手だとわかるので、今後二人がどのように変わっていくのか続きの配信が楽しみです。

    • 22
  6. 評価:5.000 5.0

    予想に反して面白いです!

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    配信されている47話まで一気に読みました。
    最初、よくある”可哀想なヒロインがお金持ちイケメン王子に見初められ溺愛される”というような王道漫画だと思い、評価されているほど期待はしていませんでしたが、ちょっとびっくり、面白いです!
    タイトルでも一目瞭然ですが、表向きはシンデレラストーリーなのでしょうが、それと並行して裏ではミステリー要素が散りばめられていて、ヒロインや家族に関する謎解きが進行していきます。

    更には、異文化や自分のルーツ、アイデンティティについて考えさせられるテーマが盛り込まれているのですが、私自身や家族が混血や異文化が生じる軋轢に悩む経験もあり実体験と重ねながら興味深く読むことができました。

    蝶よ花よと大切に育てられた美少女の姉とは違い、実の両親から虐げられ使用人以下のように力仕事、汚れ仕事、家長の仕事までしながら生きてきたヒロイン、マリー。
    自分の誕生日会の日でも着飾ることは許されず、金持ちな婿探しという両親の目論みで華やかな姉のお披露目会のようになっていて、そんな時、ひっそりと中庭で時間を潰すマリーに出逢うのが、誕生日会に招待されていて、外見の特徴で混血とわかる富豪の伯爵様キュロス。
    装いからイプサンドロス共和国のものだと見抜き、実はその異国の文化や言葉に心酔するほどの教養があり目を輝かせながら話すマリーに対して、最初は使用人と間違えたものの恋をするキュロス。
    その後、立場逆転の誕生日会のおかげで、キュロスはマリーを姉のアナスタジアと勘違いしたまま求婚の手紙を送るのですが、、、
    姉が嫁ぐ道中で消息不明の事故死。
    その身代わりで慰み者として嫁ぐと勘違いするマリー。家族からの虐待や自分の勘違いが原因で自己評価の低すぎるマリーへの恋は長期戦と覚悟するキュロス。
    、、とポンポン話が進んでいきます。

    マリーを大切に想う溺愛っぷりは勿論のこと、異国人を嫌う王国で、育ちの良くない移民たちを使用人として雇い家族のように大切にして接しているキュロスが本当に素敵です。
    そんな所が異文化に憧れリスペクトする苦労人マリーと惹かれ合うのだと思います。
    女子の好きな”磨き上げたら想像以上に美女だった”ボーナスポイントあり!マリーの言動に一喜一憂するキュロスが可愛いです。二人を取り巻く使用人達との絆も見所です。

    異文化に興味ある方には読んで欲しい作品です。

    • 10
  7. 評価:5.000 5.0

    配信中13話まで予想に反して星5!

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    正直なところ、乙ゲーに詳しくないし転生ものにもそれ程興味がない自分ですが、この作品は序盤からサクサク読めて面白いです。

    まず転生前。
    乙ゲーに無関心の主人公が友達にゲーム内容のプレゼンをされるところから物語が始まるため、私の様な初心者にも入りやすいという点が良かったです。

    そして、主人公がイケオジが大好物なため攻略キャラとなる5人のイケメンに全く興味がないという点、
    サブキャラのイケオジ騎士サミュエルを見つけた途端、そのちょい役のイケオジを見たいがためにゲームにのめり込むという点が、これまで読んだ主人公と一味違うので序盤から興味が湧きました。

    転生後の主人公。
    例に漏れず、攻略キャラの一人である王子の婚約者•悪徳令嬢アビゲイルに転生します。

    なんとか婚約解消し、優しい家族を守り、破滅ルートを回避して、あわよくばイケオジ騎士サミュエルにお近づきになりたいアビゲイルの奮闘が始まります。

    前のアビゲイルの行き過ぎた行動から婚約者に毛嫌いされていて接触ができない。
    例え婚約者にどんな扱いされようが、ゲームのヒロインと婚約者がいちゃついていようが、
    心の中はサミュエル様一色でノーダメージなアビゲイル、
    これまでの汚名を晴らすべく友情を育んでいくところに物語のヒロインとしての好感度がぐっと上がりました。
    イケメンだろうが攻略キャラ誰だろうが全くときめかない、媚びてないヒロインは清々しいですね。

    10話で、商会の娘で新しく出来た友人の兄繋がりで、ようやく近衛騎士団団長のサミュエル様に出逢うチャンスを掴んだアビゲイル。

    初対面の挨拶で緊張のあまり噛んでしまって、団長サミュエル様から頭ポンポン、撫で撫でされるアビゲイルが内心有頂天になる姿が可愛いすぎて、読んでるこちらまでドキドキしてしまいます。

    13話まで、攻略キャラ全員の登場はまだありませんが、むしろこの作品では全員脇役なのかな?
    個人的には、団長サミュエルの爽やかな登場に一番ときめきました。

    騎士達からも人望があるあんな素敵な団長が、果たしてシングルなのかどうかも今のところ謎ですが、アビゲイルとの関係がどう進展するか今後の配信がすごく楽しみになりました。

    イケオジ好きな方にはおすすめしたい作品です。

    • 9
  8. 評価:5.000 5.0

    配信分6話までの感想。

    ネタバレ レビューを表示する

    タイトルから想像すると、、遅咲きの初恋なんでしょうかね。イケメン御曹司としてずっと周りからチヤホヤ特別扱いされ数多くの女性からも意識されまくってきた倫太郎さんは、自分を特別扱いしなかったヒロインに恋をした。恐らく30年生きてきて初めての恋。その年の初恋だったら、ずれまくってくるの容易に想像できますね。笑
    まあここまではよくありがちですけど、彼女のバックグラウンドをすべて徹底的に調べ上げて、自己紹介で正々堂々と詳細に本人に伝えてプロポーズするところは逆に潔いと思います。

    よくこのテのストーリーは、ずるずる引き延ばしてヒントを小出しにしながら正体を明かしていくパターンが多い気がするので、この作品は1話目でやってのけるので、読み始めから掴みがいいテンポの良さだと思います。

    ヒロインの男運の無さについてですが、たしかにDV男やヒモ男は本当に最低のクズ野郎たちなんです。だけど、ヒロインもなかなか目が覚めない。浮気を疑いつつもケガを負わされても、相手のことが頭にあって気にしてる。目が曇ってしまって自分から離れられない理由はいろいろあると思いますが、、、個人的に思うのは、こういうクズ男たちから抜け出すには、まさに倫太郎さんみたいな人だと思うんですよね。
    配信分から察するに、彼の場合はストーカーとは全然違うと思ういます。DV彼氏のことも調べ上げた上でヒロインの窮地も助けてあげてるし、家に引っ越させ胃袋を掴んで髪まで洗ってあげたり強引だけど献身的。プロポーズ2回くらいしてましたか?笑 ヒロインと結婚する気満々です。それくらい強引に徹底的じゃないと、ヒロインみたいな人は目が覚めない。倫太郎の勢いにタジタジなってるくらいの出会い方が、ヒロインにとってはちょうどよいのではないかと思います。
    あとやっぱり男が女を溺愛してる方が、長続きもするし、DV男に疲れてきたヒロインみたいな女性にはその方が良いと思います。
    過去、友人からプロフェッショナルクズメーカーだ、目を覚ませ、と言われた経験があるので、ヒロインと自分を重ねた個人的な意見です。
    続きの配信楽しみにしています。

    • 7
  9. 評価:5.000 5.0

    もったいない!中盤から星二つアップ!

    ネタバレ レビューを表示する

    最新話64話まで読みました。
    ストーリーは想像より全然暗くないし、キャラクター達の言葉のチョイスも面白いのに、もったいないなあと強く感じた事が一つありました。

    それは、1話1話のエピソードが短く、前話の終わりが少しかぶって始まるため、作品主軸となるテーマが序盤からなかなか進まないということです。
    無料お試しを読んでから課金して読むかどうか判断する読者さんが少なくないと思います。

    なので、この序盤のちょっと暗めでスローなペースだと、主人公•香蓮と彫師•柊哉に気持ちが入りこむ前に”介護疲れ” ”夫の不倫” “タトゥーを入れる” だけの判断要素でリタイアしてる方々多いのではないかと思いました。
    二人の再会は13話くらいで、柊哉から旦那を地獄に堕としてやれと言われて変わり始める香蓮の快進撃がなかなか進まず、クズの不倫夫や愛人のやりとりが長いので若干イライラしました。

    この作品は、多種多様な登場人物達と彼らの台詞が面白くかなりツボにハマりました。
    彫師、占い師、弁護士、インフルエンサー、歌手、海外スター、医者、女王様、ドレイ、、会社員でもクズ夫や狂った愛人、修羅場大好き男などまあいろいろ登場して飽きないです。笑

    ヒロインである香蓮も、
    ”介護疲れの不倫サレ妻”で終わらない。
    元々介護前は、育ちも良く純粋無垢な美人だったためポテンシャルも高く、柊哉に助けられてふっきれた後の劇的な変化は爽快で、女王様に永遠の忠誠を誓っていたドレイまで心酔してしまうほど。
    苦労人で自分の腕一本でのしあがってきた柊哉のギャップ男子っぷりもすごく良いです。
    身体中刺青だらけ顔には大きな傷の強面ですが涙脆かったり、
    “旦那はまな板の上で腐ってく鯉だな”って台詞がありましたが、普段口は悪くてもいつも側で話を聞いて応援する優しさだとか。
    香蓮の同級生でハイスペックの医者が登場した時出身校を聞くや否や、学歴がない自分は釣り合わないと落ち込んで、高嶺の花を諦めるには高い酒でやけ酒だと落ち込んだり、、

    でも結局は、いつも香蓮を全力で守ろうとしている一途な柊哉が本当に素敵で、香蓮と幸せになって欲しいなと応援しながら読んでいます。

    愛人と共にどん底に堕ちて土下座ばかりしていたクズ旦那ですが、身なりも整え周りを巻き込み香蓮を取り戻そうとリカバリーし始めた模様。

    香蓮のさらなる快進撃も期待しています!

    • 5
  10. 評価:5.000 5.0

    最新話まで冒険RPGのような面白さ!

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    タイトルからはそれほど期待はしていなかったのですが、読み始めるとまるで冒険RPGの世界に入ったような高揚感が止まらず、最新33話まで一気読みしました。
    惹きつけられた理由は主に2つあります。

    一つは、幼女転生した主人公リアの前世が、おそらく子供達に看取られ天命を全うした人生経験値の高い大人だという事。
    外見は天使のような愛らしい幼女、でも中身は熟した大人。それが他のキャラクター達との繋がりやストーリーに深みが出ていると感じました。
    ギャップにも弱いです。笑

    二つめは、主人公以外のキャラクター達も魅力的なところ。それは10歳から父親世代までと年齢層は幅広く、それぞれの心理描写が素晴らしいので感情移入しやすい。涙するようなシーンや心打たれるシーンがいくつもあり、物語進行と並行して、それぞれ精神、魔力、技術などいろんな方面で成長していく過程が本当に楽しいです。

    1話〜10話(一巻)は、家族との絆と、別れ。
    11話〜21話(二巻)は、仲間との出会いや旅。
    22話〜33話(三巻)は、新天地で仲間と共同生活。
    って感じの流れで、幼女リーリアの冒険が進んでいき、うまくまとまってるなと思いました。

    物語の肝になるのは、特別な瞳=強い魔力というところだと思います。

    キングダム全体を虚族の脅威から魔力で守っている貴族”四侯”のうち、非常に魔力の強い二大貴族。。
    それがまず、”淡紫の瞳”を持つオールバンス一家。当主ディーン、息子ルーク、娘リーリア。

    そして、”夏色の瞳”を持つリスバーン一家。
    当主スタン、息子ギル、
    前当主の行方不明になってる隠し子が、のちに辺境でリーリアを保護するハンター達の一人アリスターだと判明します。

    この特別な瞳でリーリアもアリスターも苦労することになるわけですが、二人を守る仲間であり兄貴分のハンター達が頼もしいです。

    リーリアとアリスター、そしてハンター仲間たちとの絆が深まる過程を見ていると、これはこれでまた別れがたくなるのではと思います。。

    でもやっぱり!
    序盤から絆空っぽなオールバンス一家が、リーリアが架け橋になって深まった家族の絆、あと一歩の所で奪還出来なかったあの失意や叫び、捜すためにまた立ち上がった父ディーンとルーク、
    全ての場面で心揺さぶられてきたので、、

    どんな形で家族が再会できるか最高のハッピーエンドを期待しています!

    • 4
全ての内容:★★★★★ 1 - 10件目/全13件

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