5.0
素敵な話です。
あまりにもストーリーに惹かれすぎて、先が気になり、原作の小説をKindleで読みました。11冊ある中でまだ2巻目くらいの位置ですが、カリプス城でひたすらリフタンに溺愛されて、戸惑いながらも幸せに浸っているマクシーのあたりが一番好きです。
リフタンに、軽蔑されまいと過去の虐待を隠し、カリプス城の城主の妻としての役割を果たそうと必死に頑張るマクシーは魅力的です。自己肯定感の低い人間は最初から何でも諦める傾向にあるのかな、と思いますが、彼女の場合、リフタンからの愛情を失わないように、それをバネにして自分の能力以上のことをやろうとする、とても素敵な女性だと思います。
リフタンのマクシーへの愛情の背景は結局最後までマクシーは知らないままなのですが、それもこの話の良さかな、と思いました。
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オークの樹の下