4.0
芯の太めなミステリー
正統派ミステリーの部類なんだと思いますが、ネタの絞り方が相続という一点突破。
一口に相続と言ってもいろんなドラマが描けそうで、画もテーマを上手く支えているちょうどいい重さで、続きが楽しみです。
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1536位 ?
正統派ミステリーの部類なんだと思いますが、ネタの絞り方が相続という一点突破。
一口に相続と言ってもいろんなドラマが描けそうで、画もテーマを上手く支えているちょうどいい重さで、続きが楽しみです。
あるテレビで紹介されたのと作者の別作品が面白くて興味持ちました。
頑張る方向性がすっ飛び過ぎてるのが共通点かもしれませんが、期待通り。
面白いので何度も読み返してしまいますが、わかってるのに最後の痛快なオチまでの過程がなかなかにキツい。
電車内とかで読むと時々乗り過ごしそうになってます。
エピソード選びも決め台詞もお見事です。
最近この世代くらいの話が面白くてよく探してます。
恋も仕事も家族の事も世代特有の悩みや展開になるのが興味深いです。
現代の日本に生きる女性が3人も集まってるんだから、エピソードはもりだくさんです。
泣き笑いが孤独過ぎないところは理想です。
いろんなシチュエーションで人生のビンチが来たとき、状況を整理分析してたくさんの意見を提案してくれる「脳内」の裁判。
耳の痛いことも言われるけど、自分を見つめ直すことの例えとしてしっくり来る設定でした。
社会の悪を悪が裁くと言ったら大袈裟かもですが、騙される人が世の中にはいくらでもいて、その仕組みや裏をかくやり方が毎回楽しみ。
それにしても詐欺行為ってたくさんあるんだな、としみじみしてしまう。
どんどん引き込まれて、緊張しながら読んでたみたいです。
区切りがついたところで息継ぎしてました。
他の作品でも持って行き方が上手い作家さんだと思ってたんですが、こちらも読みごたえあります。
ドラマやってたので気になって読みました。
白川さんの強さの大もとは世間のめんどくささをかわしたりいなしたりで軽やかでした。
誰かのことを直接間接で励ませる優しさが本当の強さかも、とも思います。
評判の作品がしっかり読める!と喜んでました。
物語も絵も独特の美しさと奇妙さが絡み合ってあらためて良い作品だなぁと感動します。
微妙な優しさのある「いじめ」の連続がほほえましいです。
いじめといわれる行動の定番がどんな風に微妙に優しく加工されるのか気になり、次に進んでしまいますが、安定感のある絵や登場人物の個性も印象的で、やり取りも楽しいです。
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相続探偵