4.0
漫画の緻密さ
ストーリーが本格的に動き出すまでにやや時間がかかるが、それもこの漫画の計算にきちんと組み込まれている気がした。
世界観も物語も、実に緻密に組み立てられており、静かだが、非常にスリリングで、サスペンスフルである。
また、島の描写も、極めて丁寧で美しい。
「設定ありき」で、作品の全貌が決まらない中で見切り発車し、挙げ句に迷走する、というような漫画が多々ある中、この緻密さは称賛に値する。
主人公は魅力に乏しい反面、瀬里沢の冷徹な強さは、際立ってカッコいい。
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10
蜜の島