5.0
コミカライズ(小学館版)既読後の感想です
コミカライズの続きが気になり、ノベルまで様子見に来てしまったという(笑) なのでこちらで最初に読んだのは4巻。
読みにくさはあまりないです。引っ掛かりは読点のタイミングが自分の好みと合わない(多く感じる)なあとか、言い回しに拙さがあるなあとか、場面転換が雑で淡々としている(説明文ぽい)かなといった感じ。
なので切迫感もいまひとつで、もっと大袈裟に描写してくれても良いのにと思うなど。
人物描写に関しては、コミカライズ既読のおかげもありますが表情や仕草が想像しやすく、情感もある印象。
その後12巻まで読みまして、すっかりハマってしまいました…!
4巻では得られなかったキャラ同士の掛け合いや遊びの妙が、新キャラたちの増加とともにどんどん多く、濃くなっていきます(笑) 情景描写や切迫感も、どんどん素晴らしくなっているなと感じます。
謎解き、政治、知識、キャラ、感情、恋愛などがバランスよく散りばめられている印象。
ブレない、でも微妙に感情豊かになっていく猫猫に安心感も。
イラストは、正直不安定さを感じてしまうかな… いいなと思う絵もあれば、表情や動きが硬いな、頭部に比べて手足胴体が小さいな、と思う絵も多々あり。白黒のコントラストやタッチは素晴らしいと思います。
- 0