5.0
星5では足りません!
話の始まりは勇者パーティが王都に帰還するところから始まります。勇者ヒンメル、僧侶ハイター、戦士のドワーフ・アイゼン、そして魔法使いのエルフ・フリーレンは10年の旅を経て魔王を打ち破りました。通常であれば、その魔王を倒す所が物語の本筋に来るのですが、この物語は武勇伝が終わってからのお話で、その点がとても新しい。これからの人生の方が長いんだ、というヒンメルの言葉は本当にそうだな、と思わせます。
そして、勇者パーティは解散し、それぞれがそれぞれの人生を歩み、50年後に再会。エルフであるフリーレンは変わらない姿で王都にやってきますが、人間であるヒンメルとハイターはすっかりお爺さんに。そしてエーラ流星群を見に行った後、ヒンメルは永眠します。まずここが胸熱ポイント。フリーレンはエルフであるがゆえなのか本来の気質なのか感情の表現が乏しい女の子なのですが、ヒンメルの死を目の当たりにして、もっと人間を知れば良かったと後悔し涙を流します。1000年以上生きるフリーレンにとって、10年の旅など人生の百分の一以下の取るに足らないものだと思っていたようです。ですが、ヒンメルの死からフリーレンはヒンメルとの旅の足跡を辿る旅に出発します。ここからがフリーレンの旅の始まりなんですよね。
旅の道中でフリーレンはヒンメルとの思い出を度々回想します。そこでヒンメルの人となりや彼らの旅の様子が分かります。2つの冒険を同時に見ている感じですね。ある程度読んで一話目を見返すと本当に涙が止まらなくなります。見方が変わると思います!
所々でてくるギャグも面白いし、フリーレンめちゃくちゃ強いし、フェルンとシュタルクのキャラも良いし、ヒンメルってフリーレンのこと好きじゃない?と思わせるエピソードもあり、思わず本買ってしまいました。
感情の振り幅が少なかったフリーレンが、人を知り、ヒンメルを知っていく…良い話です。オススメです!星5では足りません!
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葬送のフリーレン