4.0
今まで読んだ毒母マンガの中で、一番自分と状況が似ていてハッとさせられました。
専業主婦。第一子の息子は小さめに生まれ、体が丈夫ではなく自己主張も弱め。しっかり者の妹がいるところも同じ。
小さく産んでしまったことに対する罪悪感が消えないのも
この人を見習って子育てすれば間違いない、と思える存在がほしいのも
子供の頃、自分がしてほしかったことをしてあげたいと思うのも
子供が友達から下に見られていると感じて地味にショックを受けるのも
すごくよく分かります。
子供には普通に幸せになってほしいという思いが、いつしか◯◯学園に合格することが目標(母の)になってしまったのが悲劇だったのかな。
こうちゃんが友達に見下されてショックだったのに、中学受験に失敗したこうちゃんをどこか見下し、イラついている。
だから熱があるのに内申点のために学校に行かせたりする。幼少期は体の弱いこうちゃんをあんなに心配していたのに‥
改めて思うのは毒親にも色々なタイプがいるけれど、共通しているのは皆自分本位だということ。
子供のためと言いつつ自分の罪悪感や不安を消すためだったり、自分の欲求を満たすためだったり。
子育ては本当に難しいけれど、この思いや行動は実は自分本位なのでは?と立ち止まってみよう、そう思わせてくれるマンガでした。
- 15
すべては子どものためだと思ってた