3.0
暴君カイテルが、徐々にリアを大切に思い始め、父親らしくなっていく過程は素敵だと思います。
同じようなやり取りが多かったり、子ども時代が異様に長くて思春期が短かったり、伏線かと思っていた出来事が回収されなかったり、色々消化不良なところもあるのですが...
リアはOLが転生した、人生2回目のはずなんだけど(だからカイテルの牙を掻い潜って生き延びられたのだけど)、同じ年頃の少女と比べても幼いのでは...?ってくらい、思考が短絡的で自分勝手なところはありますね😅皇女様だし仕方ないのかな。
これって必要かな?と思うようなやり取りが長々続いて本筋がなかなか進まないうちに忘れちゃったり、読みやすいとは言えないかもしれませんが、本筋そのものは面白いのかも。
宰相フェルデルが、今までリアや読者に映っていた姿と様変わりして、恐らく国のために動き始めたのは不穏だけれど格好良かったです。
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皇帝の一人娘