5.0
ここに出てくる人たちは、みんな優しい。
印象的だったのは、最後のお話。
伝えたいことは、生きてるうちに、伝えられるうちに伝えないと後悔ばかりが残ってしまう。素直になるには、ほんのちょっとの勇気が必要だけど、大切な人を失わないためには必要なこと。
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ここに出てくる人たちは、みんな優しい。
印象的だったのは、最後のお話。
伝えたいことは、生きてるうちに、伝えられるうちに伝えないと後悔ばかりが残ってしまう。素直になるには、ほんのちょっとの勇気が必要だけど、大切な人を失わないためには必要なこと。
一つ一つをみると短いオムニバスですが、全体で、二重、三重、四重にも構造がされていて、読み終わった時には「ヤラレター」という感じです。
色んな龍三郎が見れて楽しいです。
龍三郎からは、毎回学びます。
1日一膳とか、日々の生活に追われて忘れてたけど、どんなに小さなことでも何か人のためになることをやろうと思い出しました。
個人的には、最後の独り旅の話が好きでした。こうやって、色々な人と触れ合いながら成長して行くんだなぁとしみじみ思いました。
どのシリーズを読んでも、龍三郎が優しくて、賢くて勇気があって、よんでいてワクワクします。
タイトルにもなっている「ボクがボクを忘れた理由」では、蝶子さんの愛も感じられて嬉しかったです。本当はすごく愛してるのに、ツンデレ蝶子さんが素直になれる貴重な話。
美緒も王子もヒナも、おじさんもお母さんも隼人も、なんなら出てくる人物みんなワガママ。
でも人間てそんなものなのかなとも思う。
事件にしても、ラストにしても話にリアリティがないので、あまり共感したり感動したりが出来なかったなぁ。
主人公がおバカ過ぎて、それをほっとけないにもほどがある。
あんなに騙されるのも一つの才能かもだけど、イラっとする。
梨園の御曹司とふつうの女子高生という、身分違いラブ。
人嫌いな彼が自分にだけは優しいなんてキュンキュンしますね。
ケンさんは本物の黒猫だけど、歌舞伎王子もなかなか懐かない黒猫みたい。
あの世への道案内人が、あんな可愛い子と、態度悪いけどイケメンで、この世への未練断ち切るのを手伝ってくれるのが、あんなに優しい青年なら、きちんとお別れが出来そう。
登場人物みんな優しくて、癒される。
龍三郎が、健気で可愛い。
とにかく、素直。まっすぐ。
お母さんの思い出の話は、ちょっとホロっとしちゃう。
純粋で、素直で、すごく周りのことを考えていて、優しい竜三郎がとっても可愛いです。
自由すぎる母に苦労しつつも、支えてる姿が健気で応援したくなる!
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ボクが泥棒になった理由