98位 ？
5.0
そもそも私は主夫賛成派ではあるけど今作で主夫になるまでの経緯がわからなかったので前作を見てみたら、奥様の切望で主夫になりあそばしたんですね。
しかもかなりキレキレの主夫と分かり見方がずいぶん変わりました。奥様のヤバいところもw
それがわからなかったら、この旦那様を夢見がちな突飛な人扱いするとこでした。
極端はよくないとも後ほど自覚されるようですのですし、パパ主導でいけばひょっとしたら何とかなるかもと思いますが、
娘さんが目指す先はどうやら……みたいですので親御さんが今後どうやって歩み寄るのかは楽しみです。
でも、子を可愛がる(若干ズレもあるようですが)親御さんの姿って、
いいですよね。
0
5.0
ドラマが大好きで、またマンガを読んでみたら更によさにハマったものです。
壱成と早梅ちゃんの意地っぱりでもとことん相手の為に不器用ながらも優しさを注ぐ二人を応援してましたが、
とにかくおばあちゃんをはじめ吉寅さんやお兄さん、職場の仲間たちみんなキャラが立ってるんですよね。
最初は人でなし感が強かった早梅旦那やおっかねえ菊乃さんすらどっか遠くで幸せになって思えたのは、作者様の心理描写や伏線の張り方、絵の素晴らしさという作家さんとしての並ならぬ力量とそれぞれのキャラに対する想いの強さがこの作品を素晴らしくしているんだなとしみじみ感動しました。
またドラマの続編やスピンオフがみたいなと妄想するくらい好きな作品です。
個人的には生真面目でお茶目な吉寅さんが大好きです。
0
5.0
ヒドく悲惨な始まりなんですけど、作者さんの巧みさや主人公りおちゃんの性格と切り替えのよさと降ってわいた年下夫＆凄腕秘書の回収の手際のよさにスッキリ、ものすごくテンポのいいモグラ叩きみたいについ面白くて最後まで課金して読んでしまいました。
展開が早いためありがち感も見事払拭、スゴくかわいそうなはずなのにヘンにだらだら悲惨さを引き摺らないりおちゃん、本当に推せます。早く元彼と今んとこ味方のフリして事なきを得ている同僚後輩女性にしかるべきバチが当たる日と、まだまだ深そうなそれぞれのキャラ背景がものすごく気になるので更新楽しみです。
個人的には秘書弁護士の杉浦さんのお仕事振りがツボです。
4
5.0
券を頂戴致しましたので有り難く使わせていただこうと２～3話読み進めた時点で、
可愛らしい絵に似つかわしくない｢うわ、超ヤベえのに手を出してしまった感｣が一瞬頭をよぎったのは、沼にハマる恐さがそこに潜んでいることに気付いたからでしょう。
危ない危ない。
始め、主人公の気の毒なキャラ具合や身内や同僚からの扱われ方や振り回され方に既視感があったのでプロフをみたら｢夏目巡｣の作者さんだったことに気付き、
あーこの作者さんだったら人の悪意や弱さを巧みに書き上げ、すれ違いやドロドロやエグいドラマが大好きな方に大満足させる度量はお持ちだから大作になったなーと感心はしておりました。
でもこの作者さん、不器用ながらも相手を信じて進むキャラの強さとか、人間て弱くて汚くて彷徨いもするけど、自分が大切に想う者のために立ち上がれた良心や強さを描くのもお上手なんですよ。
大事な人を突然失う悲しい過去を背負いながら、その陰に振り回されて生きてきたヒロインは、
身近な周の人々にさんざん欺かれ裏切られ、挙げ句の果てには気付かないうちに幼い頃から身近な人たちに思考や人に対する想いなどを悪意を持ってコントロールされていたことに大人になって気付き深く傷付きます。
それでも愛する者のために諦めなかったヒロインや恋人たちの行く末に輝くのは何だったのか、本格派の作品がお好きな方は是非ご覧頂きたい力作です。
3
5.0
まずヒロインが格式高いお嬢様のはずなのに清々しいほどの守銭奴、しかも王子にでっかい舌打ちをお見舞いする(一度ならずw)なかなかの猛者です。
婚約破棄も何のその、まあ相手もその浮気相手も相当イカレた方々なのでヒロインにとってはせいせいでしょうが、金儲けに余念がなく活き活きと駆け回るヒロインが実は大好きです。
周りの王子を始めシスコンの兄やご学友、巻き込まれながらも皆ヒロインに引きつけられて行きます。
やり取りが軽快かつ時には欲に忠実過ぎて、周りがあたふたするその姿を見ると思わず笑ってしまいますが、
お嬢様、こんなだけど、結構優しいんですよ、
お商売もちゃんとgive-and-takeがしっかりしていて結果自分だけの幸せじゃない皆が皆良しの世界で健全に稼いでいく姿は、
誰よりもたくましく、神々しささえあります。
今現在読んだ場所ではまだ慰謝料請求までは至っていませんがお金が何よりだーいすきなお嬢様のことですからきっと痛快に取り返すことでしょう。
是非ガッポリ取って高笑いして下さい。
0
5.0
他社でほぼ読んだ大好きな作品ですが、レビューを見て間違いないか(無料分が短かったのかな？、レビューがかなり手前の途中のものが多くて)と課金して確認。
読み進めると、深い作品でキチンとテンポよくザマア(特に男の幼馴染み)も決めて行きます。
もう主人公ロックは賢く人格者としか言えない素晴らしい青年で、
裏切られた辛さをしっかり乗り越え、出会った聖獣達(みんなめっちゃキャラよい)と心通わせながらサクサク難関を乗り越えます。
ロックが関わる者を幸せに成長させながら繰り広げる読後感のよいストーリーも大好きなのですが、何より聖獣達のお茶目な姿やかわいい表情に癒され、
ついつい何度も見返しては幸せな気分になるお得(？)な作画面でも大大大好きな作品です。
いろんな電子ブックで魅力を感じた後に紙製品に手を伸ばすのですが、
これはつい購入してしまった私の癒やしの作品です。
123
5.0
繋がりって、血の繋がりだけじゃなくて、
それを軽々と超えることが出来るもっと上の心の繋がりを持てる繋がりが存在する。
それを深刻になり過ぎず、力いっぱい反発しあいながらも、お互い父子家庭に育つなど似た境遇を理解しながら近付けていったヒロインと義理の娘の美雨ちゃんの築き上げた絆は、本物以上であることを丁寧に書き上げてあります。
ま、気性の激しさや意外な繊細さや優しさなどもよく似てる母子ですがw。
形だけの家族、体裁だけ取り繕った立派な家庭にこの上質な関係性は作れないでしょうし、
お母さんだからお母さんらしく、娘だから娘らしくなどの概念に相手を当てはめず、人と人としてその人のキャラクターを大切にし向き合っていく姿勢は何より大事なことを教えて貰えた気がします。
しかし最初の頃のなつきさんの苦悩しながらタバコを吸ってる姿には本当に笑わされました、
親子三人お幸せに。
0
5.0
整くんの謎解きと憎めないキャラの魅力も素敵ですが、作者さんのこのすごい作品を作り出す才能が私にとっては「ミステリ言うなかれ」と言われても最大のミステリーなんだと言わせてください。
整くんはよく変人扱いされたり風貌をおちょくられてはいるけど、本人もそれをおおらかに受け止める力があり、そして愛されていく不思議な魅力を持っています。
そして彼に関わることで沢山の人々が淡々と諭され癒されていく。
その様の優しさや温かさは、きっと整くん自身が傷付き苦しんだ経験があり、そんな思いをさせないよう皆をそこから逃がして上げるためにさり気なく差し出す助け船の
ようで、読んでるこっちまで温かく救われ、そして癒される優しい作品です。
整くんのキッチリした性格も影響してか各話読後が清々しく、きっとこんな作品を作り出せる先生は整くんみたいに心の大きな優しい方、そして天才だと尊敬します。
読んで本当によかったです、
ありがとうございます。
0
5.0
警戒心ゼロで騙されやすい地方の生粋の箱入り娘がおっかねえ首都に夢だけ持ってノコノコやって来ると、利用して騙そうとするヤツ、意地悪で悪意の塊みたいなヤツがエサ目当ての鹿みたいにワラワラと寄ってくるし、仕舞いには冷酷残酷無慈悲の公爵みたいなヤツにバッタリ出会ったりするので気を付けなければ人生破綻しますよ、というガイドブックかというほど艱難辛苦のヒロインの人生絵巻ですが、とにかく始終騙されまくって逃げまくっております。
数回目の逃走については「互いの誤解も解けて子供もいるんだし安易に逃げるよりも慎重に話し合った方がいいんじゃ？」と首をひねりましたが、子供の命と人生巻き込んでも愛人は逃げまくります。
何せ公爵は短気と謝り下手で「すまなかった」と素直に言えれば済みそうなのに、おかげでヒロインは「ソバは基本は大好きなんだけど多分アレルギーで食べられないんよ」と途中から食わず嫌いにならざるおえなくなり、反射的に逃げ回ってます。とにかく互いに意固地で話が度々ややこしくなってます。
どこかで落ち着いて互いに理解が得られる日が来るんだろうか、
早く逃げ回らないで安穏に暮らせる日がくるように半ば呆れながらも結末を見守りたいと思う不思議な魅力ある作品です。
7
5.0
すごく簡潔でザマアも爽快なお話しでしたが、
思うに人間は気を付けないと自分たちが最良と勘違いしていて、
気を付けないと自分たち以外の存在から知らず知らずのエゴの為にひょっとして疎まれているかもしれないと、
時折はそんな風に振り返らないといけない傲慢な言動を無意識にしてるかもと反省させられるいい物語でした。
ここに登場する一部の人間の醜さや汚さ、魔王と呼ばれる存在の優しさや潔さという他との違った視点を与えられたことにより新鮮で新たな学びを頂きました。
人間という存在がどうか世界に大切に思われる存在になれますよう自分も気を付けていかなきゃと思わされた貴重な作品でした。
どうか聖女様と魔王様の幸せが、末永く続きますように。
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主夫パパ、教育パパになる