5.0
序盤、本当に苛々しました。一歩進んでは後ろを向いて逆走する藤子に「いったいアンタはどうしたいの!」と。でも、どんどん藤子を応援したくなってました。
みんな病んでる部分を持っていて、ともするとそれに呑み込まれ、足掻いても、底なし沼のような迷路から抜け出せなくなってたりする。
…落ち着いて、ゆっくりでいいから少しずつ、自分のペースで光に向かって進んで行けばいい。そう思えるきっかけを作ってくれた人に出逢えたなら…「逃げないで!」。読み進めるたび作者さんからのエールが聞こえてくるようでした。
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やわ男とカタ子