5.0
綿矢さん大好き
学生で、綿矢さんのようなひとが同級生のひとは大事に付き合ってくださいね
そのひとは、あなたに人と真っ直ぐに向き合う尊さを教えてくれるはず
-
0
7517位 ?
学生で、綿矢さんのようなひとが同級生のひとは大事に付き合ってくださいね
そのひとは、あなたに人と真っ直ぐに向き合う尊さを教えてくれるはず
読み進めるうちに一星くんの背負ってる業がなかなか深刻なのが判明してうわーと言ってしまいました
対して壁サーくんのほうは業が深いようで温かい家族に見守られ好きなことに専念できる環境で、実は恵まれているという設定が面白い
読了したのですが、一年ぶりくらいに再読。
で、確信しました。テラモリは最後まで読んで最終的な副店長の甘々っぷりを堪能したあともう一回最初から読むと楽しさ10倍だと。
初期のツンツンを読みながら「ふふ、んな態度とってられんのも今のうちだぜ」とニマニマしながら読むのが楽しい。
異能といってもそれ異能というか特技やん?みたいなものからとんでもないものまでさまざまですが、しょうもないのうりょく持ちのほうが楽しそう。また、とんでもない異能持ちだったとしても必ずしもそれを最大限活かすことを奨励せず、異能よりも努力で後天的に獲得した能力を良しとするところ、素敵です。
篠原千絵先生の描く世界は安定していつも、ファンタジーとアドベンチャー、愛と憎しみとお色気です。これが読みたくて先生の作品を読むのです。
3人それぞれまったく異なる個性なのに全員どこかに普遍的な魅力があって、どこかに自分と似たところがある
この3人、時を経ておばちゃんになってもおばあちゃんになっても付かず離れず付き合っているでしょう、傍らにいる男は違うかもしれないけど。
あと一つ、椿は一貫して読者に好かれない描き方をされていてなんでかなーと思っていたら、成程。
先生ははじめっから椿が読者に受けないように計算してキャラ設定していたんですね、流石です。
ハラハラドキドキも良いけど、今作のような真面目な2人が控えめにじっくりお互いの信頼を高めて結ばれる作品は好感持てます
作画も、ヒロインの目が大きすぎなとこを除けばファッションや背景まで丁寧に書き込まれており、何よりヒーローがリアルでいそうな落ち着いたイケオジで素敵。
全3巻でコンパクトにまとめた佳作。
4巻ほどの長さだったらもっと掘り下げられたんだろうけど、色々事情があるのでしょう
全3巻でもそれほど詰め込み感がなく綺麗にまとまっているのは作者のストーリーテラーとしての力量です
言葉が刺さる刺さる。
ヒメとオージの逃避行の寂しさ儚さ美しさ、この2人のいずれ終わるひとときの幸せが少しでも長く続きますように、と読みながら祈っていました。
眉目秀麗な皇太子殿下とご学友になった平民少年との友情が丁寧に紡がれます
殿下がノーブルな中にもたいへん真っ当な人間性をお持ちのところが素敵です
設定により、一部のジャンルや作品が非表示になっています
綿谷さんの友だち