5.0
華やかで哀しい物語
フランス革命など知らない頃に、綺麗なお姫様と騎士の物語かと思えば、人間関係複雑な、子供には難しい内容だったと記憶しています。
少し大人になって歴史を学ぶように、当時の文化も考えながら読み直すと、当時の一般人の苦しい生活と、対極的な華やかな王侯貴族の世界があって、どちらの世界も、愛も苦しみもあって、それがすごく心に響いてきます。何箇所も泣きました。アントワネットが息子の葬式もあげられないと嘆く言う場面が、人生の帰路に見えてすごく印象に残ってます。
-
3
ベルサイユのばら