4.0
雪がピュアで可愛いだけに、逸臣が聴覚障害者の雪のことを興味本位で近付いてるなら、かなり酷いな〜っとハラハラして読んでました。逸臣の目がちょいちょい物珍しい動物を見るような目になることがあるので余計に(笑)
なので、はじめのうちは「雪の世界に俺を入れて」なんて言葉、誰にでも言ってる男だったらどうすんのーっと疑いの目で見てしまいました。そして、そんな逸臣より、自分のために手話を覚えて何気に大学までついてきてくれる幼馴染の桜志のほうが好感がもてました。世界を旅する逸臣は結ばれても雪が助けて欲しい時にそばにいられないんじゃないの?っとか。
私が卑屈な考えしかできないのかもしれないけど、現実でこんな出会いがあったらそりゃあ素敵だけど、逸臣みたいに心から聴覚障害者に純粋に向き合って恋人になる人は少ないんじゃないかと思います。
それでもこんなストーリーがあったらいいな〜っと思い幸せな気分をくれる作品でした。
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ゆびさきと恋々