4.0
読めば、読むほどに
ビートリッチェの体を依代に、神性人として覚醒した「レグリア」と、4人の男の物語…いや、ヒョードルは、かなり影が薄いから、3人か?ヒロインレグリアが、神性人としての自分の在り方に疑問をもった時点で、逆ハーという甘い雰囲気にはならず、結果、「逃げれば、逃げるほどに」という危機的状況です。
まあ、逃げたくもなるわな…一番のヒーロー候補と思われたラヒクは、暴君サイコ野郎だし、甘えたワンコ系と思われたエファは、実は腹黒ギツネだし、一番純朴そうなヴィカンは、真っ直ぐ過ぎて、ある意味おバカ風味?帯に短し襷に長しとは、よく言ったものだ。
神性人とか精神接触とか、作者様独特の設定は、何度読み返しても、すんなり理解できるものでもなく、レグリアはただ、個人としての自由や自立を守りたいがために、ラヒクやその他の男たちの下から逃げたいんだろうな…くらいしか想像できません。彼女の逃げ足ポーズは、ちょっと運動神経が悪そうだけど…(笑)
レグリアが、3人のうちの誰と結ばれるのかが、目下の興味の対象ですが、誰とも結ばれないって未来もあったっていいよね?「逃げれば、逃げるほどに」の後に、どんな言葉が隠されているのでしょう…追い詰められる?執着される?後悔する?愛が生まれる?読めば、読むほどに、男たちの行動が分かんなくなってくるけれど、それでも、答え合わせが楽しみな作品の一つです。
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逃げれば、逃げるほどに