Mayayaさんの投稿一覧

投稿
1,461
いいね獲得
16,558
評価5 39% 574
評価4 35% 509
評価3 21% 302
評価2 4% 56
評価1 1% 20
1 - 10件目/全273件
  1. 評価:4.000 4.0

    NEW
    匂いだけじゃ、ないよね?

     ウェディングプランナーなら、結婚前のいろんな花婿の本性を見ているから、男を見る目もあるだろうと思いきや、これが意外とだめんずホイホイの、ヒロイン明日香。できれば、これまでの失敗を糧に、自分でいい男を見つけてほしいところですが、今回も?向こうから転がり込んできたようです。
     二人の間を取り持ったのは、「ローズ水」。一見、非の打ち所がない敏腕社長の甲斐眞人氏ですが、実は香りには思い入れが強く、ある特別な薔薇から抽出されたローズ水+明日香=癖(理想の香り)だそうな…これじゃ、明日香本人を好きになったのか、それとも香りに惑わされているのか、ちょっと判断つかんね。でも、匂いを含めて、明日香本人に惹かれていると信じたい。
     ところで「眞人」さんの呼び方ですが、第一話では「まさと」とルビがふられていたのに、その後「まひと」になっています。これは、単なる誤植なのか、それとも、物語の重要な鍵なのか…(実は、双子だったとか…)その答えは、続話で明らかになっていくのでしょう。それも含めて、今後の展開が楽しみです!

    • 0
  2. 評価:4.000 4.0

    NEW
    安かろう悪かろうに警鐘を…

     天涯孤独で、親しい友達が一人もいないという設定ならいざ知らず、家族や交友関係を鑑みれば、突然の転生や召喚なんて、現実問題ナンセンス!でも、この作品のヒーローウィルムのように、ブラック企業で働く青年漫画のモブみたいな存在から、チート能力のあるそこそこイケメン少年に転生できるのなら、前世の記憶をもったままでも悪くない?
     ヒーローウィルムの能力は、タイトルどおり「クラフト」…使う相手のことを考えて、細やかな要望に応えるあたりは、さすが日本の職人芸?!ブラック企業で滅私奉公していたサービス精神が、この世界でもダダ漏れてしまっているのかもしれません。
     家具にしても、服にしても、◯トリやユ◯クロのお陰で、質の良いものが、昭和の頃には考えられなかったような値段で手に入る現代。一方、伝統的な技能が、担い手不足で、次々と消えかかっていることも、また現実。この作品は、たとえ高価で、手に入れるまでに時間がかかったとしても、その価値を認め、技術を大切にしようとする人々がいれば、ホンモノは廃れないと、現代の消費傾倒文化に、さりげなく警鐘を鳴らしているようにも思います。
     果たしてウィルムは、セカンドライフを謳歌できるのか…中の人が、元社畜だったら、かなり難しいだろうなぁ…(笑)

    • 0
  3. 評価:4.000 4.0

    NEW
    何故に「ワン・ペア」?

     謎・謎・謎…とにかく、謎の多い作品です。作中で説明されるゲームのルールと同じくらい、理解不能!?
     まず、アデルの本当の顔はどれ?って混乱するくらい、ヒロインの顔が定まらない。本来のアデルは、黒髪翠眼なんだろうけれど、金髪のメイベルや栗色のセラも、それぞれ捨て難い。見かけを変えるのも、賭博師を続けるためには、必要なんだろうけどね。
     それから、アデルが10年後に「とんだ」のは、ルーディ・リオネルの「指輪」のせいなんだけれど、そもそも彼って何者?単なる能天気な魔法使いというだけでは、なさそうです。
     一番の謎は、エドウィン・エルシー・エルフィンハイムの存在。彼が「とぶ」前の「エド」であることは、大方の推察どおりだし、アデルひと筋という点も推せるけれど、他にどんな力を隠している?「運命のペンデュラム」をはじめとして、多くの謎がとっ散らかっているこのお話…無事伏線回収ができているのか、ちょっと心配です。
     ところで、なぜタイトルが「ワン・ペア・レディ」なのでしょう。ワン・ペアって、ポーカーでは、最弱の役のことだよね?それ以下は、ハイカード勝負。アデルの腕と人の心を読む能力、そして運を考えれば、とてもじゃないけれど「最弱」とは思えない。読み進めるうちに、タイトル回収があると信じて、謎解きに挑みたいと思います。

    • 1
  4. 評価:4.000 4.0

    あなたのせいです!(笑)

     前世の記憶をもって生まれたヒロインが、自分の生き残りをかけて、父親や兄たちを懐柔しながら、あざと可愛く生きていく…なんて設定のお話は多々あるので、どうしても二番煎じ感は否めない。ただ、今作のヒーローは最強(恐?)執事!ん?血の繋がりがないのなら、これはLove まで発展するのかな?剣が少年執事でもない限り、アリスとは相当な年の差になりそうだけれどね(笑)
     でも、アリスはとっても愛らしい赤ちゃんで、美少女になること必至だし、剣は、絵に描いたようなスーパーハイスペックイケメン執事。この二人なら、年の差Love も推奨したくなるかも?駆け引き+生き残り+溺愛で、この先の展開、大いに期待できそうです。
     ところで、毎度決まりきったように「どうしてこうなった!?」と叫んでいるヒロインさん、それは、そもそも冒頭で、何の力も意図もない、ただ後継者に生まれたというだけの赤ん坊を、いきなり死なせるというトンデモ設定の脚本を書いた、自分自身の浅薄さを嘆くべきでしょう。

    • 0
  5. 評価:4.000 4.0

    ヒロイン早期退場!?(笑)

     ヒロイン不在っていうけれど、ヒロインククリカ、確かに存在してました。でも、とある理由から、件のバロック王太子と出会う以前に、ルート回避!?見事な早期退場っぷりです。ヒロインヴィアラに言わせると、「ククリカも転生者!?」う〜ん、真相は藪の中…かくして、ヒロイン不在の悪役令嬢孤軍奮闘、獅子奮迅の活躍!となるわけです、ざっくりいうと(笑)
     公爵令嬢であるヴィアラが、バロック回避のためにとった方法というのが、これまた、この手の物語には珍しい「逃亡」という手段。確かに、「逃げ恥」という言葉もあるくらいだから、成功する可能性がない訳でもない。でもねぇ〜…ただ、その過程での、従者シド(←ヒーロー)を巻き込んだ、いえ、巻き込まれたすったもんだが、痛快且つ楽しい作品です。
     さて、王太子のバロックをねじ伏せれば、何とかなるかと思われたこの婚約破棄騒動、さらに、ラスボス的存在がありました。そして、公爵令嬢であるヴィアラと、魔導士最高位の「紫」といえども「ただの」従者であるのシドとの、この大きな身分差…様々な難題にどう落としどころをつけたのか、シドの忠犬ワンコっぷりとあわせて、お楽しみください。

    • 0
  6. 評価:4.000 4.0

    最強の二人〜新感覚ざまぁ物語

     数あるざまぁモノの中では、人物描写が複雑なほうではなく、比較的早いスパンで、ざまぁが繰り返される…比較的ストレス少なめで、コレ、良いかもです。
     まず、登場人物たちの二極化には、笑ってしまう。王太子とその恋人のエンジェラ、全く人の話を聞かず、ある意味二人とも脳内お花畑。こんなんが後継で、ミーマニ王国どーすんのっ💢って話。
     それに対し、ロベルト&ローゼリアのほうも、なかなかの策士&激烈?な性格。王太子を陰でお馬鹿様と呼び、場合によっては、張り倒してしまう破天荒さ。まともな登場人物って、タイトルにある義妹のマーガレットくらいでは?と思ってしまうほどです。
     ただし、腐っても相手は王族。いくらフィベルト公爵家側に正義があろうとも、王太子を制圧しようとしたことは、不敬罪になりかねない…そこで考えたフィベルト公爵家の作戦がすごい!なんとミーマニ王国から独立して、フィベルト公国を建国ときたもんだ。うん、これなら対等なので、お馬鹿様を蹴り倒しても、何とかなる?!
     とにかく、今までにない方法で、相手を追い詰めていく展開が面白い、新感覚のざまぁ物語です。こりゃ、ミーマニ王国が、新興フィベルト公国の属国になる日も、そう遠くないのかも?(笑)

    • 0
  7. 評価:4.000 4.0

    あ“〜 じれったいっ!

     人生1周目の経験を生かして、2周目大成功!というのが、異世界転生ファンタジーのど定番。でも、自分、2周目があるなら、3周目、4周目もあるのでは?と、常々思っておりました。このお話、まさに3周目?それも、2周目は原作補正を試みたものの、健闘虚しくバッドエンド?!それ故今生は、完全に諦め逃げモードの、読者にとっては、テンション下がり気味のスタートです。
     ヒロインアナスタシアは、ヒーローヴィルヘルムと愛し合ってしまえば、再びデッドエンドを迎えると考え、彼のことが気になりつつも、優しくできない。一方、ヴィルヘルムも、アナスタシアの変化に興味を引かれつつも、今一つ信じ切れない。その微妙な距離感が、どうにも絶妙で、もやもやします。特に、アナスタシア、2周目でヴィルヘルムを愛しちゃっているだけに、その切なさは計り知れません。あ”〜じれったいっ!
     でも、待ってよ。「正ヒロイン」エイブリン、どう贔屓目に見ても腹黒だし、おそらくこの子も我が儘転生者(←意見には個人差があります)。こんな子が、ヒロインなんて、いやだぁ〜ってことで、アナスタシアには3周目も頑張っていただきましょう。「二度あることは三度ある」よりも「三度目の正直」のほうが、なんかやる気も出てくるしね。アナスタシア、正義は我に有り!だよ。

    • 19
  8. 評価:4.000 4.0

    キャラが立ち過ぎて、カオスの予感

     タイトルに「狂犬」とあるくらいだから、ヒロインアドリアンのキャラ立ちは、想定の範囲内だったけれど、まあ、登場人物たちのキャラが立つわ立つわ、もう五月蝿いくらい…。セレスト、イダン、カイリー、バルバデ、二ヒール、そして、悪役?王女デーラ…(まだまだ居るぞ!)これだけ一人一人のキャラを立たせながら、話を進めるものだから、ストーリー自体はなかなか進まない。この作品、硬〜くなるまで干したスルメのように、じっくりじっくり味わって読み進めるタイプの物語のようです。
     表現は、青年漫画のように、結構リアル。フケとか、シラミとか、臭うとか、およそヒロインに対しては使わないような用語を、バンバンぶっ込んでくる。その潔さが小気味良い。そうだよね、どんな美人のお姉さんだって、生きてりゃ汚れるもんね。
     そんな「狂犬」ぶっちゃけ姉ちゃんのアドリアンと、アセラ国に祭り上げられた「悲運の王子」セレストが、遂に出逢った!一見、真逆の性格に見える二人だけれど、真意を意識の奥底に深く沈め、相手をこちらのペースに絡めとるという点では、似たもの同士か…。今後の二人の駆け引きが楽しみです。
     アドリアンの夢は、「孫が10人いる 王妃になりかけた かわいいおばあさん」結婚願望は無さそうなのに、完全な冗談とも思いきれず、デュー家に引き取られる前の、そして、引き取られてからの、彼女の生育歴が気になります。
     いずれにしても、「主に噛みつく」=「アセラ国からの独立」ということで、よいのかな?「炎を呼ぶ黒い水」があれば、決して荒唐無稽でもない。アドリアンとセレスト、二人のお手並み拝見です。

    • 0
  9. 評価:4.000 4.0

    亡きウィルフレッド一世、渾身の一手

     王族4人による王位争奪戦、タイトルからすると、ヒロインフランチェスカが最終的に女王に?!と予想して読み始めましたが、そんな単純な話じゃなかった…。
     そもそも、賢王と誉れ高いウィルフレッド1世が、何故後継者も決めずに亡くなっちゃうかなぁ、フランチェスカの父親を含め、子供も孫も、たくさんいそうなのに…です。実は、そこがこの物語誕生の肝!リンドールの不敗王が、命の尽きるその直前に、祈りを込めて指した渾身の一手、それが甥、孫2人、息子によるこの「後継者会議」でした。これから、読み始める皆様には、ぜひその視点をもって、読み進めることをおすすめします。「女王陛下と呼ばないで」というタイトルに込められた想いも、最初とは違って感じられるようになるやも?
     フルカラー化ということで、フランチェスカの赤毛は、よりキュートなマゼンダピンクに、国王候補の3人も、それぞれの性格を表す髪色に収まった感があって、個人的には成功だと思います。これで、モノクロ版と同じ1話50ptだったら、言うことなしだったのにな…(笑)

    • 0
  10. 評価:4.000 4.0

    陰謀打開派?オカルトファンタジー派?

     冥婚…未婚のまま亡くなった者に、死者、或いは生者を、配偶者としてあてがう…このギョッとするような風習が、東アジアだけでなく、世界中あちらこちらの地域で、実際に行われていた(いる?)ということなので、人間って、摩訶不思議なことを考えるものです。
     そんな「冥婚」騒動に巻き込まれてしまった藍子ですが、賢く、胆っ玉の座った彼女のこと、きっとこのピンチも、チャンスに変えていくに違いありません。
     そもそも、正太郎は、本当に死んでいたのでしょうか。単なる仮死状態を、心肺停止と誤認して?それとも、一刻も早く正太郎を亡き者にしたいがために、死んだことにして?そうだとしたら、このいきなりの蘇りも、医学的に説明がつきます。その場合は、一族の陰謀を暴く&断罪路線よね。
     ところが、これがキョンシーならぬ、本当の「黄泉がえり」だったら?う〜ん、オカルト&ファンタジー路線か…。今のところ、どちらにも転がりそうで、それはそれで、興味を惹かれます。
     藍子は、ヒロインには珍しく一重?奥二重?の地味顔。でも、それが逆に、この物語を格調高い雰囲気にしているのかもしれません。藍子と正太郎、二人は本当に、遠からず愛を知るのでしょうか…今後の展開が楽しみです。

    • 2

設定により、一部のジャンルや作品が非表示になっています