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大人の大人による、大人の食べ物のお話
毎回、非常に魅力的なお土産品や差し入れ品とともに、大人な男女の大人な進展を描いていく、大人の食べ物の物語。編集者の英恵と売れっ子作家兼松文太郎との、何とも不思議な空気感のお話です。そこに「美味しゅうモノ」が、いい感じにぶっ込まれきて、存在感を示すものだから、ついつい検索を始めてしまう現代人の単純さ。兼松はるこ先生の術中に、完全にハマってしまいました(笑)
英恵と文太郎の「落ち着き先」については、賛否両論があるようですが、事実婚、週末婚、遠距離婚、別居婚、リモート婚、同性婚、偽装婚…何でもありの多様性の時代だから、二人が出したカタチも十分想定の範囲内。家の事情が、仕事の事情が、性別の事情が、年齢の事情が、距離の事情が…なんてことを理由に恋人たちが別れる時代は、既に終わりを迎えつつあるようです。
仕事で日本中を巡り歩く中年リーマンが、自分の勘を信じて入ったお店で、美味そうにメシを食らうあの有名なTVドラマ…(元は漫画笑)、あんな空気感で、このお話、映像化できないかな。いい感じのショートドラマになりそうです。
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兼松先生、美味しゅうございますか?