5.0
「あの子」推し!
普段は、完読していてもネタバレしないようにレビューするのですが、このお話は、どうにもその方法が通用しない…だって、あの子、憎まれっ子世に憚る〜三つ子の魂百までもの松井胡桃ちゃん、彼女の働きっぷりといったら…美山薫子先生、お見事です!
誰がどう考えても、性悪ぶりっ子聖女ポジの胡桃ちゃん、一般的にはざまぁされて、そのまま退場、稀に良い人に生まれ変わって、ヒロインのサポート役に回るというパターンがほとんど。でも、彼女は違った!松井胡桃という小悪魔キャラはそのままに、彼女自身のポリシーの下、自分の生き方を決めている…群れているようで、実は一匹狼?そんな、強かで、逞しく、頼もしい女性でした。その裏には、弱さやコンプレックスを隠して、必死に世間と向き合おうとする普通の女の子もいました。
主役は、椎葉めぐみと秋穂誠司、これは変わらないでしょう。でも、後半にかけての松井胡桃の存在感は凄かった。何せ「最終話」も、彼女の話…番外編でも外伝でもなさそうよ。「偽装カレシ〜」を全編、胡桃視点で描いてみたら…胡桃をヒロインに、また新たな話を広げてみたら…そんな「もしも」を妄想させた憎まれっ子松井胡桃、前半はどうにも腹立つキャラで胸ムカつきまくりですが、そこをどうにか耐えて、彼女を愛でてくださりませ。
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偽装カレシに愛されてしまいました