Mayayaさんの投稿一覧

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31 - 40件目/全298件
  1. 評価:4.000 4.0

    最強の二人〜新感覚ざまぁ物語

     数あるざまぁモノの中では、人物描写が複雑なほうではなく、比較的早いスパンで、ざまぁが繰り返される…比較的ストレス少なめで、コレ、良いかもです。
     まず、登場人物たちの二極化には、笑ってしまう。王太子とその恋人のエンジェラ、全く人の話を聞かず、ある意味二人とも脳内お花畑。こんなんが後継で、ミーマニ王国どーすんのっ💢って話。
     それに対し、ロベルト&ローゼリアのほうも、なかなかの策士&激烈?な性格。王太子を陰でお馬鹿様と呼び、場合によっては、張り倒してしまう破天荒さ。まともな登場人物って、タイトルにある義妹のマーガレットくらいでは?と思ってしまうほどです。
     ただし、腐っても相手は王族。いくらフィベルト公爵家側に正義があろうとも、王太子を制圧しようとしたことは、不敬罪になりかねない…そこで考えたフィベルト公爵家の作戦がすごい!なんとミーマニ王国から独立して、フィベルト公国を建国ときたもんだ。うん、これなら対等なので、お馬鹿様を蹴り倒しても、何とかなる?!
     とにかく、今までにない方法で、相手を追い詰めていく展開が面白い、新感覚のざまぁ物語です。こりゃ、ミーマニ王国が、新興フィベルト公国の属国になる日も、そう遠くないのかも?(笑)

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  2. 評価:4.000 4.0

    あ“〜 じれったいっ!

     人生1周目の経験を生かして、2周目大成功!というのが、異世界転生ファンタジーのど定番。でも、自分、2周目があるなら、3周目、4周目もあるのでは?と、常々思っておりました。このお話、まさに3周目?それも、2周目は原作補正を試みたものの、健闘虚しくバッドエンド?!それ故今生は、完全に諦め逃げモードの、読者にとっては、テンション下がり気味のスタートです。
     ヒロインアナスタシアは、ヒーローヴィルヘルムと愛し合ってしまえば、再びデッドエンドを迎えると考え、彼のことが気になりつつも、優しくできない。一方、ヴィルヘルムも、アナスタシアの変化に興味を引かれつつも、今一つ信じ切れない。その微妙な距離感が、どうにも絶妙で、もやもやします。特に、アナスタシア、2周目でヴィルヘルムを愛しちゃっているだけに、その切なさは計り知れません。あ”〜じれったいっ!
     でも、待ってよ。「正ヒロイン」エイブリン、どう贔屓目に見ても腹黒だし、おそらくこの子も我が儘転生者(←意見には個人差があります)。こんな子が、ヒロインなんて、いやだぁ〜ってことで、アナスタシアには3周目も頑張っていただきましょう。「二度あることは三度ある」よりも「三度目の正直」のほうが、なんかやる気も出てくるしね。アナスタシア、正義は我に有り!だよ。

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  3. 評価:4.000 4.0

    キャラが立ち過ぎて、カオスの予感

     タイトルに「狂犬」とあるくらいだから、ヒロインアドリアンのキャラ立ちは、想定の範囲内だったけれど、まあ、登場人物たちのキャラが立つわ立つわ、もう五月蝿いくらい…。セレスト、イダン、カイリー、バルバデ、二ヒール、そして、悪役?王女デーラ…(まだまだ居るぞ!)これだけ一人一人のキャラを立たせながら、話を進めるものだから、ストーリー自体はなかなか進まない。この作品、硬〜くなるまで干したスルメのように、じっくりじっくり味わって読み進めるタイプの物語のようです。
     表現は、青年漫画のように、結構リアル。フケとか、シラミとか、臭うとか、およそヒロインに対しては使わないような用語を、バンバンぶっ込んでくる。その潔さが小気味良い。そうだよね、どんな美人のお姉さんだって、生きてりゃ汚れるもんね。
     そんな「狂犬」ぶっちゃけ姉ちゃんのアドリアンと、アセラ国に祭り上げられた「悲運の王子」セレストが、遂に出逢った!一見、真逆の性格に見える二人だけれど、真意を意識の奥底に深く沈め、相手をこちらのペースに絡めとるという点では、似たもの同士か…。今後の二人の駆け引きが楽しみです。
     アドリアンの夢は、「孫が10人いる 王妃になりかけた かわいいおばあさん」結婚願望は無さそうなのに、完全な冗談とも思いきれず、デュー家に引き取られる前の、そして、引き取られてからの、彼女の生育歴が気になります。
     いずれにしても、「主に噛みつく」=「アセラ国からの独立」ということで、よいのかな?「炎を呼ぶ黒い水」があれば、決して荒唐無稽でもない。アドリアンとセレスト、二人のお手並み拝見です。

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  4. 評価:4.000 4.0

    亡きウィルフレッド一世、渾身の一手

     王族4人による王位争奪戦、タイトルからすると、ヒロインフランチェスカが最終的に女王に?!と予想して読み始めましたが、そんな単純な話じゃなかった…。
     そもそも、賢王と誉れ高いウィルフレッド1世が、何故後継者も決めずに亡くなっちゃうかなぁ、フランチェスカの父親を含め、子供も孫も、たくさんいそうなのに…です。実は、そこがこの物語誕生の肝!リンドールの不敗王が、命の尽きるその直前に、祈りを込めて指した渾身の一手、それが甥、孫2人、息子によるこの「後継者会議」でした。これから、読み始める皆様には、ぜひその視点をもって、読み進めることをおすすめします。「女王陛下と呼ばないで」というタイトルに込められた想いも、最初とは違って感じられるようになるやも?
     フルカラー化ということで、フランチェスカの赤毛は、よりキュートなマゼンダピンクに、国王候補の3人も、それぞれの性格を表す髪色に収まった感があって、個人的には成功だと思います。これで、モノクロ版と同じ1話50ptだったら、言うことなしだったのにな…(笑)

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  5. 評価:4.000 4.0

    陰謀打開派?オカルトファンタジー派?

     冥婚…未婚のまま亡くなった者に、死者、或いは生者を、配偶者としてあてがう…このギョッとするような風習が、東アジアだけでなく、世界中あちらこちらの地域で、実際に行われていた(いる?)ということなので、人間って、摩訶不思議なことを考えるものです。
     そんな「冥婚」騒動に巻き込まれてしまった藍子ですが、賢く、胆っ玉の座った彼女のこと、きっとこのピンチも、チャンスに変えていくに違いありません。
     そもそも、正太郎は、本当に死んでいたのでしょうか。単なる仮死状態を、心肺停止と誤認して?それとも、一刻も早く正太郎を亡き者にしたいがために、死んだことにして?そうだとしたら、このいきなりの蘇りも、医学的に説明がつきます。その場合は、一族の陰謀を暴く&断罪路線よね。
     ところが、これがキョンシーならぬ、本当の「黄泉がえり」だったら?う〜ん、オカルト&ファンタジー路線か…。今のところ、どちらにも転がりそうで、それはそれで、興味を惹かれます。
     藍子は、ヒロインには珍しく一重?奥二重?の地味顔。でも、それが逆に、この物語を格調高い雰囲気にしているのかもしれません。藍子と正太郎、二人は本当に、遠からず愛を知るのでしょうか…今後の展開が楽しみです。

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  6. 評価:4.000 4.0

    半分、青い。

     子供の頃は、大人になったら、大人らしくなるのだと思っていた。現実は…精神年齢社会性18歳くらいで止まったまま、必死で大人を演じているような日々。多分、奈央と里村も、そういう感じなんだと思う。
     だって、「賭けからはじまるサヨナラの恋」が、あまりにも焦れった過ぎて、まるで高校生かよって。大人だったら、もう少しスマートにって思いますが、先に述べたとおり、意外とみんな脳内は、経験不足の青二才。まあ、その中でも一番あほガキなのは、里村に賭けを強いた、営業部のパワハラ三人組。給料泥棒と書いた熨斗を付けて、どこかにとばしてしまいましょう。おそらく、うっす〜い生き方しかしてこなかったんだろうな。人は経験した分しか、成長できないからね。
     ただ、元凶はパワハラ三人組であっても、「賭け」を選んだのは里村だし、「サヨナラ」を選んだのは奈央。そして、里村は自分の「嘘」に苦しみ、奈央は「恋」に苦しみます。読者は、全てを知っているのに、主役二人は、互いに気持ちを探り合い、空回り、すれ違う…まるで、昔流行ったトレンディードラマ?月9?を観ている気分。
     大人には属しているけれど、まだまだ半分、青い…というか、人間、恋に関しては、いつまでも青い…そんな甘酸っぱい気持ちにさせてくれる、なかなかの良作です。

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  7. 評価:4.000 4.0

    確かに一風変わってる

     メール、LINE、電話…終わりどころを掴めなくて、やり取りを上手く切り上げられなかった経験って、誰しもあるもの。これは、悪魔妖精トリックスターが仕掛けた「これからは あなたが最後の返事をしてください(←さもなくば、あなたは石になってしまいますよ〜勝手に補足)」という呪いに、ヒロインミルアが果敢に立ち向かう姿を描いた、一大スペクタクルストーリーです…のワケないし!多分、コミカルラブストーリーなのでしょう…多分。
     ミルアが陥った「呪い」の設定は、(笑)だけれど、そこに絡んでくるヒーロー、デイラ公爵ユーリクスの天然っぷりも(笑)です。完璧な身分に、完璧な容姿、魔法剣士という唯一無二の力をもちながら、引きこもっていたがために、世間知らずのお坊っちゃま臭が…この人、親切すぎて、ミルアにとっては「最後の返事をさせない」天敵みたいな存在に?!こんなんで、二人にLove 要素が生まれるのか、甚だ疑問です。
     ミルアにかけられた「呪い」は、1年で解けるものらしいのですが、果たしてその間石化せずに済むのでしょうか…メイドのリリーの存在も気になります。何より、トリックスターの意図は?一風変わったおみくじストーリー、吉と出るか凶と出るか、ミルアの健闘を祈りたいと思います。

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  8. 評価:4.000 4.0

    素数を唱える伯爵令嬢

     婚約者の裏切り→婚約破棄→新たに婚約→そして、愛が生まれる…と、テンプレな展開を予想したのですが、この新婚約者のヒーロー(多分)ジークフリード様、期待に反して、軽い、チャラい、ゲスい…(汗)ある意味、裏切られました。元婚約者王太子パトリックも、周囲から眉をひそめられるくらい能天気だし、この物語、まともな男は出てこないんか?横盗り聖女のベアトリス、本当にパトリックでよかったのか、後でほぞを噛まないことをお祈りいたしますわ〜。
     とはいえ、軽い、チャラい、ゲスいのジークフリード様も、表の顔と裏の顔を使い分けている様子。何だかんだ言っても、「氷の令嬢」ユーフェミアの心に働きかける行動をとっているあたり、彼の作戦のような気がします。
     ユーフェミアが、素数を数えながら必死で心を鎮めようとする姿には、かなり共感。そんな熱い心をもった彼女が「氷の令嬢」なんて、とんでもない!王妃教育の弊害も含め、一体何が彼女の「炎の力」を押さえつけてしまったのか、この先の種明かしが、とても楽しみです。謎を解く鍵は、15年前にある?
     キスによって婚約解消という契約を取り交わした、ユーフェミアとジークフリード。タイトル「これ以上キスをしないで」が、二人のこれからを暗示しているようで、期待大です。

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  9. 評価:4.000 4.0

    拗れて、すれ違って、引きずって…

     白石さよ先生の原作ってことで、拗れて、すれ違って、引きずって…やや自己肯定感低めのヒロインと、微妙に秘密主義のヒーローとの、焦れ焦れカップルの組み合わせかなぁと、期待してしまいます。
     それにしても、地元の中小企業でもあるまいし、都会で、それも仕事上の関係で、幼馴染同士が再会するかぁ?宝くじで高額当選する並みに、有り得ない。それも、初恋の相手?漫画じゃなかったら、まさに運命の再会。莉穂、自分を変えたんでしょ?今度こそ、玉砕覚悟で、想いを伝えなくちゃだよ。
     遼太郎氏は遼太郎氏で、7年ぶりにしては、どうも距離感が近い。これは、ひょっとすれば、ひょっとするよね〜と、白石さよ先生ファンの読者は、思うわけです。
     個人的には、7年間も放置しておいてどうよ!とか、結局、7年間も引きずってどうよ!とか思うのですが、それさえも、白石節に乗せられちゃっているんだろうなぁ…。さあ、遼太郎サン、ぜひ納得できるように、説明していただきましょうか。

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  10. 評価:4.000 4.0

    ヒロイン無双!…ぢゃなかった…

     55話までが第一部、いわばバルムート公爵家vsロジモンド公爵家という構図の、ヒロインイザベラ復讐編です。義父(予定)キャラハンのサポートがあったとはいえ、表向き9歳のイザベラが、頑張ります。中身は、成人しているんだけどね。
     ただ、このイザベラ、回帰した割には、そのアドバンテージを生かしきれていないっていうか、いつもアセアセしている感じ。他作品によく見られる回帰=無双というわけではないところが、逆に興味深い点です。
     第二部56話以降は、イザベラとその婚約者ユータが15歳に成長した場面から始まります。黒魔法使いたちとの戦いも気になるところですが、何と言っても一番の興味の対象は、イザベラとユータの「恋の行方」。ユータは「お嫁ちゃん」と見定めたイザベラを、昔から大切に想っていますが、彼女のほうはというと、諸事情からそこまでの想いでは…。でも、ワンコのユータの性格を変えてしまうという16歳での発病まで、もう間もなくだし、「聖女」も登場してきそうだし、「ラドグルンの王冠」の秘密も気になるところだしで、このお話、まだまだ油断のできない展開になりそうです。

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