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年上の女房は金の草鞋を履いてでも…
「年上の女房は金の草鞋を履いてでも探せ」うん、レイモンドの場合は、自分で探しに行ったのではなく、足元を掬おうとした叔父から、押し付けられただけなんだけどね。
「山内一豊の妻」いやいや、雪麗の持参金・品?10両なんてもんぢゃありません!
「棚からぼた餅」醜女の野蛮人…のはずだった元第三皇女サマ、実は自国で暇を持て余していた、美貌の超絶才女だったぁ!というスーパーヒロイン落ち、この展開、面白くないわけがありません。
雪紫蘭(シュエ・ズーラン)、雪麗(シュエ・リー)、シュリー、セリカ王妃…彼女が名前に拘らないわけは、皇女という生まれ故に、その名前を呼べる人物たちも限られていたから?とにかく、発想が自由で、柔軟で、才能に溢れて、策士で、無敵!サヴァン症候群でもあるまいし、一度見ただけでテーブルマナーや宮廷ダンスを覚えられる?アストラダム王国の言語を、座学でマスターする?あまりにも出来すぎくんで、面白くない説もありますが、イライラせずに読めるストーリー展開、自分としては、大歓迎です。
夫である国王レイモンド、シュリーからは「小麗(シャオレイ…かわいいレイモンドの意?)」と呼ばれ、手のひら転がしされていますが、少しずつ成長していく姿が頼もしい。ただしこのままだと、シュリーの尻に敷かれた感が強いので、ここからLove 要素アゲアゲで頑張っていただきましょう(笑)
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その王妃は異邦人 ~東方妃婚姻譚~【分冊版】(コミック)