Mayayaさんの投稿一覧

投稿
1,320
いいね獲得
13,791
評価5 39% 511
評価4 35% 467
評価3 21% 274
評価2 4% 50
評価1 1% 18
21 - 30件目/全743件
  1. 評価:4.000 4.0

    番認定なんぼのもんじゃい?

    「番認定」なるものの概念が、よく分からないんだけれども、巷で言われていることに照らし合わせてみるならば、出会った、或いは触れ合った瞬間に、ビビッとくるもんぢゃないの?それを、たかが髪色とベール程度で見抜けないとわ、番認定なんぼのもんじゃい!と、序盤の感想…。一途に思い続けてきた割には、そしてその後の溺愛っぷりと比較しても、整合性がとれていないよ、アンドレアさま。
     それでも、侍女のミリアが王女の身代わりとして、王室黙認で輿入れしてくる環境としては、このくらいの緩さが必要なのかも…。細かいことはあまり気にしないで、ベイビー聖獣の可愛さに癒されつつ、アンドレアさまの豹変っぷりを楽しめば、よいのかもしれません。
     コンスタンシア様命の鈍チン侍女ミリアと、彼女を振り向かせたい不器用王子アンドレアの恋の駆け引き?これから、肩肘張らず読んでいけそうです。それにしても、アンドレア父のジェフリルド王、なかなかの策士でんな〜。

    • 0
  2. 評価:5.000 5.0

    復讐のその先にあるものは…?

     最恐の悪魔をも驚かせた三つの願い「汚い血の半分を抜き取って」「お母様を助けて」「奴らをズタズタに引き裂く」…それらを全て自分の手で行うために、イザベラは「時間を巻き戻す」ことを選択し、3年という時を遡ってきました。
     既に1周目で得ている情報の他に、彼女が使える強力な武器は、ブレイク公爵令息で半人半魔のカイドゥン。溢れんばかりの魔力を自在にコントロールしながら、イザベラの願いを叶えるべく、手を貸していきます。彼の母親でもある悪魔ヘラ=ルッチフェルと約束した時間は、わずか1年。その1年で、父コリンス伯爵、その愛人キャサリン、そして、本丸である第2王子アスターらを全て排除できるのか、ヒリヒリした展開が繰り広げられそうです。
     そして、一番気になるのが、イザベラのあの言葉「地獄で会いましょう、お父様」…既に第1話でネタバレしているように、裏切り者の浮気男イザベラ父が「地獄に落ちる」のは、決定事項、でも、イザベル自身も地獄行きということなのか…。比喩的な意味で使っているだけで、決して彼女自身が、自分の幸せを諦めていないことを願いたいと思います。
     イザベラの復讐は成功するのか、カイドゥンは完全な悪魔となり、魔王への道を歩み始めるのか、そして、二人の1年の契約の、その先にあるものは…?美しくも苛烈な物語の終末が、予想できません。

    • 16
  3. 評価:5.000 5.0

    第一側室オンリーワンでお願いします!

     魔法師の家系なのに、心獣を持たずに生まれてきてしまった公爵令嬢エレスティア。いつもなら、ここで家族から虐げられて…という展開になるのですが、オヴェール家は大丈夫。溺愛を通り越し、箱に入れて護っています?!でも、本来家族って、そうあってほしいよね。
     そんなヒロインエレスティア、実は、他人の心獣とも心を通わせられる「魔法の言葉」を知っている…ただの出来損ない令嬢ではなさそうです。おまけに、前世の記憶をもっているって、どこまで話を広げるのぢゃ?
     一方、ヒーロージルヴェスト様は、強面設定だけれど、それは笑顔を見せないだけの話で、心の中はデレデレ陛下。押し付けられた第一側室が、エレスティアと分かった途端、溺愛がダダ漏れて、片腹痛いです。縁結びの神?バリウス様、いい仕事してますなぁ。
     残念ながら、アイリーシャという、エレスティアを追い落とそうとする令嬢も登場し、モヤモヤする展開は、避けられそうもありません。ま、ジルヴェスト様は、眼中になさそうだけれどさ。エレスティアの自己肯定感の低さと、対抗勢力のもちゃもちゃが心配です。
     引きこもりとモフモフ心獣と、溺愛ヒーローとチート能力と、転生とライバル悪役令嬢と…人気の要素は大体網羅されている異世界溺愛ファンタジー、直江先生の画で更にプレミアが付いて、星5です。頼むから、側室を増やさないでおくれ〜。

    • 9
  4. 評価:3.000 3.0

    嘘恋契約にしたワケは?

     よく「偽装結婚」なんて設定のお話があるけれど、本当の本当に偽装結婚しなくちゃいけないの?と感じることが、ままある。ネタが現代ものの場合は、特に。
     だから、今作の陽菜と颯太の「嘘恋契約」も、甚だ疑問。別に、ルームシェアで、よかったんじゃない?防犯のためですって言えば、親に対しても、ごまかしをせずに済んだ訳だし…。
     とすると、「嘘恋契約」の狙いはただ一つ。「気心の知れた」幼馴染の颯太が、いよいよ本腰を入れ始めたってこと…?確かに、陽菜はニブい。都合よく「気心が知れた」の上に、胡座をかいている。颯太よ、今のままでは、一生都合のよい幼馴染という立ち位置から、抜け出せそうにないわなぁ。
     さて、このまま順当に「実は大事な人でした〜」路線に収まるのか、それとも、一捻り、二捻りある展開を期待できるのか…う〜ん、しばし様子見です。

    • 1
  5. 評価:4.000 4.0

    下剋上、可能ですか?

     う〜ん、どうも旗色が悪い。ヒロインエリンは、優秀な魔道具師であるけれども、妾の子ということで、どうしても底辺からの出発、これは仕方のないこと。そこへ救いの手を差し伸べた、執事のフールーダこと第一王子のフィル。え?第一王子?こりゃ、エリンの運命、この先怖いものなしじゃん!と思いきや、第一王子サマもワケありだった…(汗)正妃の子ではない上に、メアリという目の上のたんこぶもくっついている。ヒーローもヒロインも、なかなか前途多難です。さて、この二人に一発逆転、下剋上は可能なのでしょうか。
     エリンは理想に燃えている割には、対人スキルが乏しく、圧には弱いタイプ。もう少し気を強くもたないと、悪女のメアリ様にとって喰われそう…。ヒロインならヒロインらしく、義母との駆け引きにも、勝たなくちゃだよね。
     フィルも、理想に燃えてはいるけれど、ちょっと脳内お花畑?緻密に計算して、相手を仕留めるというよりも、行き当たりばったり感が…。そのうち、メアリ様の罠に嵌まらなけりゃいいけど。
     ところで作品タイトル、初っ端からネタバレで、既に「モブ執事」は存在しません。そして「駆け落ち」という名の、引き抜き?スカウト?スポンサー契約?ということで、次回配信から、違うタイトルにしませんか?(笑)

    • 1
  6. 評価:4.000 4.0

    一蓮托生の呉越同舟、並び立つ二人!

     お互い執着してくる者たちとの縁を断ち切り、バッドエンド回避を目的に、契約結婚することになった子爵令嬢オリアナと公爵のエメリック…と、ここまではよくある話ですが、この二人、どちらかがどちらかを守ってあげるという感じではなく、それぞれが確立していて、まさに両雄並び立つ!と言えそうです。「銅像の前で裸になっているようなもの」とは言い得て妙。お互い恋愛感情を全くもっていない二人が、一蓮托生の呉越同舟、今後どうやって心を寄せ合っていくのか…さあ、狐と狸の化かし合いの始まりです。
     因みに、退けたい相手は、カルマン公爵家一派。エメリックに付き纏う第二王子妃も、オリアナに付き纏うヴァンサンも、みんなこのカルマン公爵の血筋っていうから、話が早い。一家まとめてすっきりやっつけちゃって、早目にエメリック様の執着劇場といきたいものです。
     ところで、この手のお話って、転生、回帰、逆行など、いろいろな言い方で「二度目」を表現しているけれど、今回は憑依。でも、原作者は本棚の下敷きになって、気付いたら自作小説の脇役にってことだから、これは転生では?憑依なら、いつか憑きものが離れてしまって、本オリアナに戻っちゃうのかな。

    • 0
  7. 評価:3.000 3.0

    主人公は誰?

     タイトルからいけば、当然主人公は、双子の姉のほうで、男装令嬢であるデーン(デルマ)。母の期待に応えるため、一生懸命男性であろうとする姿は、健気を通り越して、哀れにも感じられます。どちらかというと、妹のルイスのほうが、放置されて育った分、逞しくて現実的。もしかしたら、こっちが主役?はたまたW主演か…
     ヒロイン争い?に加えて、ヒーロー争いのほうも熾烈。ドラゴンのロスが、ヒーローかと思ったけれど、皇太子ジェレミーの存在感も、なかなかのもの。つまりはこのお話、クセつよキャラが多数出演していて、ちょっと視点が定まり難い雰囲気のようです。
     中でも、デルマとルイスの母親ジーナの強かさは、際立っています。出産前に夫を亡くした、悲劇の侯爵夫人と思いきや、娘を息子と偽っての家督の継承、それも子供たちを守るためというより、自分自身の欲のため?挙げ句の果てに、デルマを排除し、ルイスに婿をとって、子供を産ませようと画策するとは…自分にはプレテリアの血は、一滴も流れていないのにね。
     さて、デルマがロスと契約して、母親にざまぁして終わり…みたいな単純な流れで、よいのでしょうか。意外と先を読みにくい人物設定で、より興味が惹かれる作品です。

    • 3
  8. 評価:5.000 5.0

    エロを割り引いても悪くない

     基本的に、全年齢版反対派ですが、この作品は悪くない。なぜなら、プロットがしっかりしていて、全て伏線回収されていて、スッキリとしたストーリー展開だから。まるで、美男美女揃い踏みの華流宮廷ドラマを観ているよう…「過激な表現」が含まれた完全版なら、少なくとも映像化は難しいかもです。
     主役は、男装してダンと名乗る、白蓮家の娘輝漣なのですが、その主役を喰ってしまうくらい魅力的なのが、輝漣の元婚約者青韻皇子(青の円部分の字が出ない!)。一見、高貴な生まれのイケメン遊び人風、その実、一途で、情に厚くて、義理堅くて、策士で、大胆で、ヒロイン輝漣を愛しまくってしまう、華流漫画史上最高のヒーローです。おまけに、エロテクも最上級なので、そちらの方面も文句なし!ただし、全年齢版だと、不完全燃焼?
     正直、無料分の7話までは、完全版も全年齢版も大差なし。ここから先が「過激な表現」の分かれ岐なので、どちらに課金するかはお好み次第。どちらを選んでも、後悔のないことだけは、保証します。(あくまで個人の意見です)名前にルビもふってくれているので、読み易いですよ。

    • 3
  9. 評価:5.000 5.0

    タイミングの悪過ぎる二人(笑?)

    「トツキトオカ」を始めとして、じれったくて拗れた恋を描かせたらピカイチ、葉月りゅう先生の純愛?物語です。
     まず、幼馴染同士でもあり、家庭教師とその教え子という関係の、ヒロイン六花とヒーロー聖…この二人は、既に立派な両想いなんです。それは、間違いないんです。でも、それを知っているのは、読者だけ!?という、テッパンのストーリー展開(笑)
     そして、この二人、間が、タイミングが、悪過ぎるんです!それぞれ相手に告白しようと、心の準備を進めてきたのに、何と親同士が再婚。義理の兄妹同士になっちゃった…その上、聖には、お見合いの話まで…!!
     おまけに、そのお見合い相手の霧子サン、聖がはっきりと断ったにも関わらず、「残り0.1%の可能性に賭けて、彼を諦めない」というポジティブ女子。悪い人じゃなさそうな分、後を引きそう…。
     さらにさらに、追い討ちをかけたのが、「避妊」問題。「否認」との認識違いなんだけれど、いっぱいいっぱいの六花には、「聖が避妊」と聞こえてしまった!これだから、法律用語って…さ。
     あ“〜、この二人、やっぱりタイミングが悪過ぎる。葉月先生、あんまり二人を拗れさせないでくださりませー。

    • 2
  10. 評価:5.000 5.0

    骨太の「ざまぁ」物語見参!

    「芋くさ」というから、どれだけ垢抜けない田舎娘なのかなと思って見てみれば、ヒロインアニエス、家の?親の?方針で、1世紀前の服装と風習を強いられて苦労している、完全な被害者。だから、悪役その1は、アニエスの両親。どうして、こんなアホなつるっ禿げ三角メガネ両親から、アニエスやポールみたいなめんこい子たちが生まれたのか、不思議不思議。
     悪役その2は、ヒーローナゼルバートを陥れた、元婚約者の王女ミーアとその浮気相手のロビン。元々性格があまりよろしくない上に、劣等感に苛まれた二人が行った、ナゼルへの逆恨み断罪イベント。ワガママお姫様に、王様たちも打つ手なしってところが残念です。
     他の「ざまぁ」作品と比べて、主役の二人がトントン拍子に上手くはいかない!という点が、この作品の骨太なところ。左遷された辺境の地スートレナでも、初めはなかなか受け入れられないし、その後も、王都からいろいろ横槍が入ります。でも、その都度二人で解決しながら、心を通わせ、絆を深めていく様子が、とてもよいのです。
     さて、悪役1の両親はまだしも、問題は、悪役2でありラスボス的存在のミーアとロビン。何てったって、身分が上の王女とその配偶者だもんね。ただ、第一王子のベルトラン様が姿を現したので、少し突破口が見えてきたかも…。
     ご都合主義ではなく、一つ一つ丁寧に足場を固めながらの、「ざまぁ」へのカウントダウン。見事成就の暁には、この上なくスッキリしそうです!

    • 0

設定により、一部のジャンルや作品が非表示になっています