Mayayaさんの投稿一覧

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21 - 30件目/全1,287件
  1. 評価:3.000 3.0

    孤立無援の下剋上

     実家には居場所がない、嫁ぐ相手の国王は冷淡無関心、他の側妃たちは勿論競争相手、おまけに侍女長以下使用人たちも反抗的で…ヒロインアクア、どれだけ孤立無縁の精神的天涯孤独なのでしょう。国王シエルのもの言いは、アクアに限ったことではないからまあよいとして、先に入宮した側妃たちが結託しているのは、新人いびりのようで胸ク◯悪い。侍女たちの逆パワハラも、王宮内の秩序と管理が行き届いていない証拠。アクアの味方はノゼアン殿下と幼い双子の妹たちだけ?ここからの下剋上、なかなか骨が折れそうです。
     救いは、アクアが強メンタルの持ち主であるということ。この状況を利用して、悠々自適のおひとり様ライフを満喫しようとしているのだから、肝が据わっているというか女官気質というか…実際、ノゼアンと共に国王をサポートする役割に徹したほうがよくね?
     本好き、おひとり様好き、鋼のメンタル以外特にどうということもないヒロインですが、その「普通さ」がこの先シエルの心を動かしていくんだろうな。あれ?「31番目のお妃様」とちょっくら被る?それは、読んでみてのお楽しみということで…(笑)

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  2. 評価:4.000 4.0

    とっ散らかった割には…

     クズ夫皇帝の浮気で、ヒロインが割を食って…というあるあるの設定ですが、面白いのはクズ夫ユーリとその愛人ライラが、途中から全く登場しなくなるということ。見事なほどの退場っぷりです。にも関わらず、物語は続いていく…つまり、タイトルの「皇后は皇帝から逃れたい」にある「皇帝」って、必ずしもユーリのことじゃなかったんだろうな。このお話、単純なようでいて、実はいくつもの伏線のあるとっ散らかった世界線でした…(汗)
     ヒロインルイーゼは賢く有能という設定だったけれど、作中の行動を見る限り、全然そうは見えません。そこに、今世は彼女を溺愛するバーデル親子や太初の火の精霊バーデル、氷の精霊エルディアらの事情が複雑に絡み合い、更に女神ベロートが干渉してくるもんだから、もうしっちゃかめっちゃか…けれども最後まで読むと、ルイーゼの転生が単なるご都合主義ではなく、ある人の願いに基づいた必然だったことが分かります。
    「月に願いを…」ではなく、「月の願いを…」とっ散らかった割には、見事月面軟着陸。全ては、お月様から始まったしっちゃかめっちゃか物語、後にいくほど面白いです。

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  3. 評価:4.000 4.0

    下剋上か革命か

     厳しい王太子妃教育は施すのに、まともな王太子教育はできなかったのか?といつも疑問に思ってしまうこのパターン…ちょっと新しみは、ヒロインマリーアンジュに手を差しのべるのが、格上の王族でも隣国の王子でもなく、当のバカっこ王太子の側近ダレンだったっていうあたり。下剋上?身分的に多少ハンデがあるところからのスタートです。
     王家に伝わる規律を捻じ曲げ、聖女の力を恋人メアリーに移動するという発想の時点で、王太子イアンのバカっこぶりが露呈しているわ(汗)でも考えようによっては、これは革命!新しい風!古い規律を破ってまで愛?を貫こうとする、王家初の王太子!本人の意思とは無関係に聖女に選ばれてしまった マリーアンジュにとっても、自由な生き方を選択できるまたとない機会です。バカっこのお守り、重責を伴う国務etcをしなくてよいのなら、ぜぇ〜ったいそっちの方が楽だって(笑)
     聖女をないがしろにした時代には大災害が頻発した…さて、これは新「聖女」メアリーを蔑ろにするということか、それとも…稀代の悪女と稀代の悪役令息との「ワルダクミ」、下剋上か革命か、この国の辿る運命から目が離せません。

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  4. 評価:5.000 5.0

    意味深?伏線?フラグ?

     この作者様、上手い!上手過ぎる!冒頭からヒロインアニータの断罪場面、え?王族をどうにかって?!嵌められたのか、それとも自らの意志での行動か…いきなり心を鷲掴みです。
     それ以外にも、意味深な表現があちらこちらに。アニータが毎冬エデンバヒールに呼ばれるわけ、ヒーローランスローの夢枕に立つ黄金竜ヌアザの化身、時々爬虫類のようにも見えるランスローの瞳、母親の顔が破り取られた公爵一家の家族絵、シャバロンの守護神の意味、ランスローがアニータに付けた爪痕、そして、アニータの父ヴィンセントの突然の失踪…伏線?フラグ?それとも、単なる思い過ごし?これらがどのように回収され、収束に向かっていくのか興味は尽きません。
     好きな相手と結婚しながら、その想いは報われない、そして、愛する人の新しい伴侶に向けて手紙を書き、想いを託さなければならないアニータの胸の内は、如何程のものなのでしょう。願わくば、「新しい妻」もアニータであることを願ってやみません。

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  5. 評価:5.000 5.0

    悪意と善意の狭間で

     バ◯は死ななきゃ治らないって昭和の迷言があったけれど、「死」を意識したことによって人生観が変わるという経験は、決して不思議でも何でもなく、要はそのチャンスを活かせるかどうか…ヒーローの冷血公爵アレクシアくん、どうやら「家政婦は見た」的に、人間の本質に迫る機会を与えられたようです。
     過酷な成育環境にあって、何故マリエーヌが歪むことなく心優しい女性に成長できたのか、ちょっと出来過ぎな感は否めません。が、そこはヒロインだから許容範囲(笑)…だって、彼女の「献身」がなければ、そもそもこの物語は成立しませんから。一方、急にアレクシアの態度が変わってしまい、それが良い方向にも関わらず不安を覚えてしまうことも、また事実。ここに、マリエーヌがもつ心の傷の深さを垣間見ることができます。
     アレクシアの変貌を二重人格のためと捉えているマリエーヌと、事実を伏せたまま、ひたすら彼女に愛を囁くアレクシアと…二人が、本当の意味で心を通い合わせる日はやってくるのでしょうか。悪意と善意の狭間で生まれた、切なくも優しさに溢れたすれ違い物語、星5で絶賛おすすめです。

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  6. 評価:4.000 4.0

    四つ葉のクローバーに託した想いは?

     ヒロインはイベリア、ヒーローはカシス、この二人が「息子」のルシアスを守るために偽装政略結婚をして…という流れは、よくある話。けれども、この結婚を何としてでも回避しようとしていたイベリアを、結局はアデルハルトに引き留めてしまったもの、それは、ルシアスが四つ葉のクローバーに込めた願いがきっかけでした。
     この手の作品は、ヒロインとヒーローの恋物語が中心で、本作も決してその例に漏れているわけではありませんが、どちらかというと、我が子を救うために両親が互いの手を携えて挑んだ闘いの記録って気がします。義両親でありながら、いえ、あるからこそ?ルシアスの幸せを願って行動する二人の、人間として大きく成長していく姿が描かれています。
     物語の最後のほうで、ルシアスは四つ葉のクローバーを探すことを、自らの意思で思い留まるようになります。願いを叶えてくれるという四つ葉のクローバーよりも、三つ葉のクローバーの中に彼が見い出した意味…「幸せな家族になる方法」の極意が隠されていました。ぜひ、最後まで読み切ってほしい秀作です。

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  7. 評価:3.000 3.0

    しっちゃかめっちゃか…

     う〜ん…大企業とか同族経営とか旧家とかに、縁もゆかりもないから、ほんっとによく分からないんだけれど、平成ー令和の現代でも、創業者一族同士が姻戚関係結んで経営体質を強化していくもんなの?そんな旧態依然とした手法が今でも通用すると思っているから、日本企業どんどん競争力を失っていくんじゃない?って、すっごく違和感を覚えながら読んでいました。
     だから、ヒーロー恭成にしても、ヒロイン姉二葉にしても、友人?和城にしても、何だかんだ言ったって自己中で無責任。全体を俯瞰して見れば、小手先でこそこそやってる感じ?そこに巻き込まれたヒロイン葉月にしてみれば、たまったもんじゃありません。
     ただ、その肝心の葉月も、自己肯定感低めでいろいろ覚悟が足りない。見ていて結構もやもやします。政略結婚、偽装結婚、身代わり結婚…この人たち、「結婚」を一体なんだと思っているんだろう。まあ、未婚男女の3割以上が「結婚するつもりがない」と回答しているみたいだから…「結婚」に向けて行動を起こした本作の登場人物たちは、こども家庭庁から歓迎されるのかな?(笑)

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  8. 評価:3.000 3.0

    馬鹿王子がバカなおかげで

    「勇者」が職業、「聖女」も職業、成程最近の主流はこんな感じか。日本人、漢字のもつ「意味」に惑わされちゃ駄目ってことね。本作も馬鹿王子がバカなおかげで、一人の天才の無双物語が始まります。
     これまでとちょっと違うのは、両想いの押しかけ嫁がいるところ。ヒロインフレア、青田刈りならぬリクト刈り。強くて、優しくて、イケメンで、物欲に奔らない…その上、自分を憎からず想ってくれている、そんな優良物件逃す手はないっしょ。この作品中で一番の策士、実は彼女かもしれません。
     不思議なのは、国王はなかなか賢王っぽいのに、息子がとてつもなくアホだってこと。王太子教育間違えた?それとも、手の施しようもないほど馬鹿に生まれた?多分、名付けが悪かったんだろうなぁ…「オチブレル」って、日本人ならみんな吹く。
     リクトの希望は、嫁とののんびり旅みたいだけれど、早くもそれは無理な様相。いっそのこと、国王の血筋設定にでもジョブチェンジして、世界無双といきますか(笑)

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  9. 評価:5.000 5.0

    ライラックが繋ぐリーインカーネーション

     ひいろ先生〜っ、お待ち申しておりましたーっ!前世?生まれ変わり?輪廻婚?荒唐無稽?何だっていい〜んです!!先生が描く、溺愛耽美な世界ならば…
     かの有名な古典的タイムトラベルファンタジーでは、「ラベンダーの香り」が物語のオペレーター的役割を担っていました。本作ではどうも「紫色のライラック」が同様の働きをしてようです。現代のヒロイン薫とヒーロー碧、そして、過去に存在した薫子と碧人、この二つの時代、二組の夫婦が交差する想い残しのクロスロードで、果たして願いを成就することはできるのでしょうか。
     碧は、ともすればヤンデレ気質が見え隠れするハイスペック溺愛型ヒーロー、そして、薫はやや空回りしがちなところはあるものの、地に足のついたしっかり者ヒロイン、どちらもひいろ先生がお得意とする主人公像です。こんな二人が繰り広げる「運命の二人」ストーリーが、面白くないわけありません。彼らの前世に何が起こったのか、そして、薫は前世の記憶を取り戻すのか、王道のリーインカーネーション物語、序盤から爆速の星5です。

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  10. 評価:2.000 2.0

    冗談で結婚できるなら…

     冗談で結婚できるなら、未婚率も少子化も関係ないわ!と思ってしまうほど、ご都合主義。一国の皇帝が、隣国の伯爵令嬢とあっさり結婚?いくら隠し子皇帝だからって、いくら師匠の孫娘だからって、ちょっとあり得ないくらいスピードあっさり婚の少女漫画。百歩譲って、ヒーローアイフリードは皇帝としてのゴリ押しが効くとしても、ヒロインフィリスの国の上位貴族や王族たちは、納得してんのかね?
     多分いろいろツッコミを入れたくなるのも、画のせいかな。表情の変化に乏しく、体も動いていない…フィリスがスカート風騎士服?で、ポニーサイズの馬に跨っているコマでは、思わず二度見をしてしまいました。声高に騎士道を叫んでいる割には、思考に柔軟性がなく、それほど強くもなさそうな彼女に痛々しさえ感じてしまいます。
     今後の展開は、初恋の皇帝隠し子幼馴染と復活LOVE?う〜ん、そのネタも特に真新しさを感じない。冗談?いえいえ口は災いのもと、願い事は慎重にってところでしょうかねぇ…

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