Mayayaさんの投稿一覧

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評価1 1% 24
271 - 280件目/全952件
  1. 評価:5.000 5.0

    二番煎じぢゃありません

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    「いつわりの愛」と比較して、キャラクター設定が似ている?そう言われましても、あちらは原作者さんあってのストーリー展開ですし…。ヒーロー、ヒロインの顔が同じ?そりゃ、一番魅力的に見えるキャラって、同じようなデザインになっちゃうから…。大ヒット作を生み出した後の、次の作品に向けられる世間の目の、何と熱く、厳しいことよ。何十年経っても完結に至らない、あの作品やこの作品の作者さんの胸中、お察し申し上げます。
     それにしても、この時代の女性の「選択できない」立ち位置については、いつも焦りを感じます。借金?←相続放棄するし。親戚宅で下働き?←労働に見合った賃金を貰えないなら、転職するし。従妹からのいじめ、パワハラ?←証拠を集めて訴えてやるし。結婚・出産←したきゃするし、したくなきゃしないし。女性を護るためのシェルター、生活保護、職業訓練、奨学制度等、様々な選択肢がある現代と比較して、寧々の生きた時代は、「身売り」か「結婚」。現代の“当たり前”は、決して当たり前ではないと、改めて感じます。
     こんな価値観の中で育った、ましてや結婚は家同士のものであった時代に、「子づくり」が目的で始まった鮫島と寧々の結婚。単なる溺愛モノ(後半)で終わるのか、それとも、一個人としての寧々の成長を、応援する筋書きになっていくのか、興味は尽きません。
     とはいえ、予定調和、安全安心ストーリーは大好物。千代子一家がざまぁされて、小梅子が幸せになって、旦那さまが過去を振り払って、寧々が愛されまくるという展開に、全く異議はございません。ヒロイン寧々は、誰の幸せを願うのでしょうか…ケイタ先生、期待しております!

    • 19
  2. 評価:5.000 5.0

    「蜜愛婚」コンビ再び

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    「蜜愛婚」コンビ再び!ってことで、それだけでもう、期待値爆上がりです!!
     白石先生が創るヒーローって、何でも器用にこなすハイスペ男子って設定なのに、なぜかヒロインに対してだけは、超絶不器用。大事な気持ちを言葉で伝えようとせず、全て自分の判断で、よいつもりで事を運ぼうとするから、拗れまくるんだよね。
     今作のヒーロー青山享祐も、多分その類。真雪から一途な想いを向けられていることに気付きながら、大人として中学生に手を出すわけにはいかない?彼女の将来の選択肢を奪いたくない?自分自身、後継者として、まだまだ学ぶことが多かった?なんやよう知らんけれど、もっともらしい理由で自分を納得させて、真雪と線引きをした…というあたりなのでしょう。
     ただし、大人の男性なら、真雪の気持ちをきちんと受け止めた上で、正しく突き放すべきでした。結局、他の女性を利用して、真雪と間を置いたあの頃の享祐は、未熟なお子ちゃま以外の何者でもありません。
     だから真雪には、そんなんでトラウマになんかなっていないで、今の彼女の魅力全開で、享祐を全力で後悔させて欲しい…密かにそんな野望を抱いています。
    「青山課長は優しくない」?突き放すことが、本当の優しさだった…な〜んて、バカなことをいうつもりはないでしょうが、享祐が、再び彼女の心を取り戻すために、右往左往してくれることを期待して、星5です。(あ〜あ、私も大概歪んでるなぁ…)

    • 98
  3. 評価:3.000 3.0

    良くも悪くもSORAJIMA作品じゃ〜

     タイトルの「舐めつくす」というワードには、パワーがあるし、そのままアニメにしても通用しそうな画力だし、序盤もテンポ良く進んで、これから展開するストーリーへの期待感高まるしだし、普通ならこれで文句なし!…なのですが、SORAJIMAあるあるが、あるのです。それは、ラストが変則的なこと。良くも悪くも、予定調和から外れてくれちゃうのですわ〜。
     本作も、ヒロインフリージア(小雪)が、原作補正にこだわるあまり、ヒーローセシルの気持ちが置き去りにされ、そこから起こるすったもんだ……悪女とはいえ、中身が全く違うんだから、原作どおりになるはずないっしょ。そもそも、フリージアに転生した時点で、原作弄ってることになるから。
     さて、この手のSORAJIMA作品、無理に?他作品との差別化を図ろうとするためなのか、ラストが変則的で、なんかすっきりしないという終わり方が多いんです。では、今作のフリージアとセシルは…?ラストだけ覗いてみるのも、一興ですよ。

    • 2
  4. 評価:3.000 3.0

    ちょい辛レビューでめんごです

    「自己犠牲に酔った ただの自己満足ー…」確かにそのとおり!誰も店の存続を望んでいない、とまでは言わないけれど、きちんとリサーチなり、他の方法なりを精査した上での「結婚」だったのでしょうか、佐波雛子さん。ましてや、自分で決めた結婚なのに、式の最中に逃げ出すなんて、あまりにも衝動的で無責任。十河原綸一郎サンが、いくらアレな花婿でも、失礼極まりないと思います。その意味で、今んところ、ヒロインとして推せないなぁ…。
     だから、いくら天守の一族にとって「佐波」が大切で、崇拝の対象であっても、う〜んという感じ。だって、雛子自身は崇拝されるようなこと、何にもしていない。(いや、一応樹たちを助けたか)このまま、あれよあれよのシンデレラストーリーに進んでよいのか、ちょいと悩むところです。
     とはいえ「崇拝婚」というのは、新しい視点。雛子が崇拝されるべきヒロインとして、どのように成長していくのか、これからに期待したいと思います。(個人的には、十河原某がシュッとイケメンになって、絡んでこないかなぁと妄想中…笑)

    • 2
  5. 評価:3.000 3.0

    良くも悪くも、The 少女漫画

     平凡な日常を願う平凡ヒロイン菜都と、素行が悪く退学寸前のヒーロー久世くんとの、あり得ないような恋のオハナシ、良くも悪くも「ザ・少女漫画」って感じです。
    「悪くも」のほうは、お相手に困らない久世くんが、本気で好きになる程の魅力が菜都にあったのか、今ひとつ伝わってこないこと。今まで近付いてきた女子たちとは、明らかにタイプが違うらしいけれど、逆にそれだけ?菜都自身も、大騒ぎする割には(←これが、ギャグ漫画なみにうるさい)、はっきり断れずに、だんだんと絆されていくし、二人とも「好き」の動機とエネルギーが、微妙にうっすい印象です。
    「良くも」のほうは、これまで「来る者拒まず」だった久世くんが、菜都ひと筋に変わっていくこと、もう、これしかないでしょ!他の作品と違って、元カノとの直接的なシーンも無いに等しいので、その手のモヤモヤに悩まされることは、まずありません。
     良くも悪くも、昔ながらの正統派少女漫画、全話無料のうちに読破されることをお勧めします。それにしても、菜都たちが通う高校の女子の制服、あのスカート丈に黒?紺?のローソックスじゃ、ダサいと感じてしまうのは、自分だけ?

    • 1
  6. 評価:5.000 5.0

    意外と骨太の異世界社会派ファンタジー

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     ラプンツェルの如く、塔から出ることを許されなかった少年ディートフリートが、ヒロインアシュリーの教育によって視野を広げ、ついでに恋も…というのが、ざっくりしたあらすじ。でも髪の色が、金髪から燻んだ煉瓦色に変わったのは、塔に閉じ込められていたディートフリートではなく、魔力のないアシュリーのほう…教師と生徒という関係以上に、因縁のある二人のようです。
     魔力が強すぎるが故に放置され、不信感の塊だったディートフリートが、アシュリーによって徐々に心を開き、世の中に目を向けていく過程は素敵ですが、やはり特筆すべきは、アシュリーの健気さと教育者としての素晴らしさ。彼女自身、差別されながら育ってきているので、困っている生徒がいると、躊躇なく手を差し伸べます、それこそ、自分のことは二の次にして…。そこが、ディートフリートにしても、読者にしても、どうにもじれったいところですが、ま、何があってもディー君がブレないので、安心です。
     二人がお互いの気持ちを確かめ合う中で、魔力至上主義社会の歪みに気付いていく過程は、意外と社会派漫画の様相も?憲法の下で、基本的人権の尊重や職業選択の自由を、当たり前のように保障されている日本は、思っている以上に良い国なのかもしれません。
     意外と骨太の、そして、期待以上に一途愛ダダ漏れの異世界社会派ファンタジー、もちろん星5超でお薦めです。

    • 35
  7. 評価:4.000 4.0

    ハイスペも楽じゃない

     頭脳明晰、容姿端麗、仕事も順調で安定の経済力…あと、ハイスペの条件、何かあったっけ?家柄?性格の良し悪しは関係なさそう…とにかく、世に言う「ハイスペ」の皆さん、人生さぞバラ色だろうなぁと想像しがちだけれど、実情は結構大変。そんなリアルを描いたお話しです。
     本作の主人公二人は、世にいう「ハイスペ」ですが、周囲が思っているほど、心の中がハイスペってわけでもない。むしろ、セカンドなんとかを拗らせた、恋愛初心者な二人ってところが、新鮮です。
     もう大人なんだから、グイグイいけ〜っとみる向きもあるけれど、大人だからこそ失敗が怖いだろうし、ましてや同じ会社で働いているからね。二人が「不器用」になるのも頷けます。よく考えたらこの二人、自分から相手を好きになったのって、今回お互いに初めて…か…も?!
    「初恋」同士で、両片想い同士で、セカンド同士で、拗らせてる同士…これは、不器用すぎても仕方ありません。二人の気持ちを知っている読者は、高みの見物というところで、茜と大地、このピュアな二人を応援していきましょう。くれぐれも、引っ掻き回すような輩は出てきませんように…。

    • 0
  8. 評価:3.000 3.0

    結婚って、面倒くさい?

     確かにこの作品の中では、つとむとてるおって、マウントとりたがりモラハラ夫に思えてくるし、ももことゆうかの経済的、精神的自立を応援したくなる。それから、ももこ・ゆうか目線だけでなく、つとむ・てるお目線で語る回もあるから、双方に公平であろうという意図も感じられる。
     では、この作者さん、結局何を伝えたかったのだろうか。モラハラ夫への断罪?女性の自立?人生ケセラセラ?それとも、作中のももこのように、意図せずバズってしまった?描くことによって、自分のイライラ・モヤモヤを整理、昇華させようとしているうちに、思ってもみなかった方向へ、事が進んでしまった?もし、モデルに当たる方がいらっしゃるのなら、このような描かれ方をされて、どんな思いをされたのか、ちょっと心配になってくる。あくまで、完全な創作、フィクションであることを願いたい。
     ちなみに、自分が一番気になったことは、モラハラ夫でもなく、女性の自立でもなく、「この二人(二組)、どうして結婚したんだろ」結婚する前に、チラッとでも?と思うこと、なかった?結婚って、その?を無視して突き進むと、後で大変なことになる。結婚前は気付かなかったって、よくいうけれど、本当にそうかな。
     夢もへったくれもない話になっちゃうけれど、所詮結婚って、自分とは違う誰かと、価値観を擦り合わせながら生きていくっていう契約を、法的に行うってこと。一般常識の程度に違いのある他人同士が、一つの戸籍のもと生活するんだから、ぶっちゃけマウントとったもん勝ちなんだろうね、つとむとてるおのように…ああ、結婚って、結構面倒くさい。

    • 0
  9. 評価:4.000 4.0

    ハムスター増し増しで(笑)

    「幻獣」という言葉から受ける印象は、竜や一角獣、天馬や不死鳥など、美しく荘厳でありながらも、時には禍々しく、人智を超えた存在という稀有なもの。間違っても、巨大ハムスターを幻獣の類として扱うとは思わなんだ。もふもふ推しの欲求に応えた結果?ヒロインマリアやヒーローレイヴァルトらの造形と、あまりにもギャップがあり過ぎて、シリアス寄り?ギャグ寄り?どっちの頭で読めばよいのか、なかなかに混乱させられます。
     ただしこのハムちゃんたち、ハムスター同士で意思疎通を図ったり、マリアの薬作りを手伝ったり、人間の姿に変身したりと、非常に小回りのきく存在。人間たちを振り回すと言う意味で、「幻獣」という位置付けは、適材適所だったのかも…とにかく、最初から最後まで、存在感たっぷりのバイブレーヤーです。
     その分、マリアとレイヴァルトの絡みは、シリアス路線かと思いきや、微妙にレイヴァルトがポンコツで、ギャグみ多め。マリアを無条件で溺愛し、空回りするところは既定路線として、匂いのせいで幻獣たちに避けられ、しゅんとするあたりは、加齢臭かってツッコみたくなる。
     幻獣〜ガラスの森〜青の薬師の設定が、やや複雑なのが玉に瑕ですが、人間関係のイライラが、全くといってよいほどないのが、推しポイント。「ハム◯郎」ファンは、多分楽しめます!

    • 2
  10. 評価:3.000 3.0

    良くも悪くも中華風(笑)

     記憶喪失から始まるドタバタコメディー、良くも悪くも中華風です。ん?韓流も入ってる?まあ、主人公たちが、雅と春斗と日本名にはなっているけれど、どう考えても一般的な日本人の思考回路とは、ズレてるわなぁ…。
     溺れてから相当の期間、意識が戻らなかったのなら、記憶喪失どころではない脳障害の可能性があるのでは?というツッコミは置いといて、やたら攻撃的でバタバタと行動するヒロイン、無駄にスペックの高いヒーロー、テンプレ的に登場するヒロインのライバル、そして、話数の割にはサクサク進まないメインストーリー…残念ながら、自分が考える海外モノの「悪くも」の条件に、結構はまっています。キョンシーの衣装は、(笑)だったけれど…。
    「良くも」は、記憶喪失の謎を引っ張ることで、作品全体への興味も、引っ張れるところまで引っ張っているってことかな。あとは、記憶喪失ネタの割には、深刻にならずに楽しめる?ことも、この作品のよいところよね。
     ただし、最終回が意外と?パッとしないケースも、海外モノあるある。さて、雅と春斗は、いい感じに着地できたのか…ポイントにゆとりのある方は、一か八か、どうぞポチってみてください。

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