4.0
比較して読んじゃう、ごめんなさい💦
「クズなケモノは愛しすぎ」の小森りんご先生の新作です。とはいえ、原作は異なる作者先生方なので、厳密にこの表現でよいのかは、分かりませんが…。それでも、小森先生が作画された時点で、キャラたちが「小森ワールド」で動き始めるから、不思議です。作画の力って、偉大だわ。
そのため、どうしても「クズケモ」目線になりがちで、ヒロイン茉白の空気の読めなさ?などは、「クズケモ」のヒロイン葵と被っちゃうかな。そもそも「おじいちゃんと縁を切った」割に、寝殿造みたいな豪邸で、「父親の会社の部下たちと同居」して、「お嬢」と呼ばれ、「ご近所さんから噂」されているという事実に目をつぶって、「普通」の家庭とな?縁を切ったのなら、そもそもボディガードなんて必要ないはずでしょ。世間知らずも大概に…ですわ。
それでも、一般高校に入って「普通」に馴染もうとしている茉白のことは、地味に応援したくなるし、碧の過保護っぷりを、ドキドキしながら見守るのも楽しいです。そして、なぜ彼が、幼くして「番犬」となったのか、そのあたりの事情も気になるところです。
願わくば、碧が「クズケモ」の蒼真のように、女子とテキトーに遊ぶ、クズな側面をもっていませんように…(無理かぁ)。一途男子のちょっとアブない溺愛ストーリー、期待しています。
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お嬢の愛は俺のもの