Mayayaさんの投稿一覧

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251 - 260件目/全952件
  1. 評価:4.000 4.0

    願いごとは慎重に…

    「新木の願いごとが叶いますように」全ては、ここから始まった!
     縁結び神社で、共にお詣りをし、御守りを分け合った日野裕司37歳と新木遥27歳。この時を境に、日野は遥の心の声が「視える」ようになったという、読者には笑えるけれど、当人たちには、どうにも笑えないオチ…願いごとは慎重に…です。
     ヒーローのほうが、相手の心が分かるというパターンは、あまり多くないので、なかなか新鮮です。ましてや、恋を諦めた37歳男視点だから、その焦り具合、戸惑い具合は(笑)好意がピンクのハートで、襲いかかって?くるあたりは、完全にコメディーかも。
     恋愛も結婚も拒んでいる日野ですが、真面目で、仕事ができて、美人で、常に冷静で、隙がないくらい完璧な遙から、ギャップ萌え〜の一途な想いを、あれだけしこたま寄せられたら、さすがに絆されるのでは?最近の37歳にしては、ちょっと老け気味に描かれた泣きぼくろ課長に、一念発起を期待したいと思います。
     それにしても、「心の声」は、このままかしらん?感じなくなるのは、縁が結ばれたら?それとも、切れたら?願いごとは慎重に…一体誰の、どんな願いごとだったのでしょうね。

    • 0
  2. 評価:3.000 3.0

    身代わり「令嬢」といえるのか

     ああ、またこのパターンか…という感じ。義母、義姉妹から虐げられていたヒロインが、イケメンで力もあるヒーローと出会い、ざまぁするという…どの作品と、いつ出会うのかによって、二番煎じ、三番煎じ感も異なると思うのですが、自分の中では、こちらの作品は後手に回ったクチで、う〜ん、かなり厳しい目で見てしまいます。
     まず、身代わり「令嬢」ですが、令嬢として認知されている感がない。ただ、血を引いているだけでは、「令嬢」とは言わないでしょ?カトリーナ母、愛人というわけでもなさそうだったし、同じ敷地内にカトリーナ母娘を住まわせていたのは、明らかに伯爵夫人の腹いせ+嫌がらせ。
     義妹シャルルの言葉遣いも、明らかに違和感。敵方悪役令嬢的に、ワルさを強調したかったのかもしれませんが、いくら何でも貴族令嬢「ク◯」は使わんて。庶民以上に、庶民以下です。
     そして、伯爵夫人を義母、シャルルを義妹としている件だけれど、そもそも、カトリーナ母と伯爵の間に、婚姻関係はなかったのだから、その認識はおかしくない?ちなみに、伯爵夫人とシャルル、トンデモ悪役として描かれているけれど、もともとの性格の悪さはさておき、彼女たちが怒るのは、当然の権利。だって、浮気された上に、子どもまでって…ヘタレ伯爵の罪は重い。
     身代わりとなったことで、初めて伯爵家から「認知」されたカトリーナ…この後は、お決まりの王道パターンかな?せめて、氷の王子クラレンスの豹変ぶりでも、楽しむとしましょう。

    • 2
  3. 評価:5.000 5.0

    猫的溺愛物語の予感

     猫って、家に付くって聞くけれど、この黒猫東雲夜は、明らかにヒロイン結衣憑き。自分にとって、居心地のよい環境を整えてくれるっていうのが、大きな要因らしいけれど、どうもそれだけではなさそう。「顧客と家事代行の関係、それ以上でもそれ以下でもない」と線引きしようとする結衣に対して、「それ以上」の「付き合う」関係を容認させてしまう手口は、まさに気まぐれ猫そのもの。この男、まさに「漆黒」という言葉がぴったりの、美しき腹黒?猫です。
     対する結衣は、自分が尽くすことで喜びを感じる、尽くし系女子の傾向あり。猫が苦手なのも、受け入れて貰えなかった経験が、根っこにあるらしいけれど、本当にそれだけかな。明るくポジティブに見えつつ、どこか不安を抱えて迷っている、不器用な女性が見え隠れします。
     お金を持ち逃げした結衣の元カレや、まだ存在の確認されていない夜の元カノ、仕事を理由に迫ってくる輩など、不安要素はいろいろありますが、それでもタイトルの「溺愛」に、自分は縋りたい(笑)ちょっと重めなヒーローが続いていたひいろ先生の、ちょっと軽めな溺愛テイストじゃれ愛物語、星5でお薦めです。

    • 21
  4. 評価:5.000 5.0

    タロットの分だけ、特殊能力発動?

     他の逆行令嬢ものと同様、プロローグは胸の悪くなるような顛末。ただ、ほぼ1話で、その胸◯設定が終わり、直ぐにヒロイン側が攻勢に転じるので、ストレスを感じるのも一瞬です。
     なぜなら、3年前まで逆行したフィーリの、賢いこと、冷徹なこと、自信に溢れていること…。失敗は成功の母とは、よく言ったもんだ。アーティファクトに選ばれ、その化身のノルンという味方を得たヒロインフィーリ、この時点で、まさに天下無双です。
     ルトゥーナ家の正当な血筋も彼女ということで、婿養子の毒父、毒異母妹は、既に蚊帳の外?エセ婚約者の第一王子テリオスだけは、ちょっと面倒くさそうだけれど、それでもアドバンテージはフィーリ側にありそう。第二王子アステールも彼女の味方となって、倍返しの準備は整いました。
     タロットカードの分だけ、特殊能力を発動しそうな勢い。フィーリが、個性豊かなカードたちを駆使しながら、天下無双の運命を切り拓いて行く展開を期待し、星5です。

    • 0
  5. 評価:5.000 5.0

    なぜ28歳で止めなかった?(涙)

     異世界年齢逆転モノは、大好物♡大体は、少年だったヒーローが成長し、ヒロインと釣り合いがとれるようになるあたりで、物語が動き出すパターン。でも、この作品は、ヒロインの年齢をはるかに?上回って、何と40歳!!なぜ、28歳で止めなかった?(涙)28歳のルイくん、カッコよかったのにー(涙)もう一度、時間巻き戻せないのっ?!と、28歳ルイ推しとしては、痛恨の極みです…。
     このすれ違い、全て異世界と地球との時間のゆがみのせい。ルウィードにしてみれば、何十年もかけて気持ちを育ててきたのに、朱音にしてみれば、ほんの2年と数か月…ましてや、ルウィードが恋愛対象年齢になってから会ったのは、何回?そりゃ、無理だわ〜、ルイくん、焦り過ぎ!っつーか、タイミングがズレてたね…。
     かくして、40歳イケおじヒーロー、爆誕!という流れですが、うん、これはこれで、良かったのかも。ルウィードさま、現代日本の40男には、なかなか見られない渋みと色気があって、眼福です。この外見、この設定で、朱音ひと筋というのなら、この先も、もう読むしかありません。時空を超えた国際結婚、もとい異次元間結婚物語、星5でお薦めです。

    • 76
  6. 評価:4.000 4.0

    黒幕は誰だ?

    「嵌められましたが、幸せになりました傷物令嬢」もちろん、ヒロインフィオーリのことです。
    「陽だまりの魔導師」もちろん、ヒーローの辺境伯アドニス様のことです。
    それでは、フィオーリを嵌めた黒幕は、いったい誰なのか……候補は、3人!
    ①フィオーリに虐められたと訴えている、元平民で男爵令嬢のマリーナ
    ②マリーナを可愛がる、社交界の花で公爵令嬢のリディアナ
    ③フィオーリの元婚約者で、マリーナと恋仲となる伯爵令息リフォル
    この中のある人物が、全てをコントロールしていた訳で、その欲の深さと狡猾さには、驚きを通り越して、呆れるばかり…救いようがないわ〜という印象です。
     面白いのは、黒幕を追い詰めていく過程での、アドニス様のやりたい放題っぷり。FBI?CIA?はたまた、科捜研かーいとツッコミを入れたくなりました。黒幕は誰で、アドニス様、どんなやりたい放題だったのか…どうぞお楽しみに。

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  7. 評価:3.000 3.0

    安全安心の映倫規準G作品

     昨今の女性漫画といえば、ともすれば少女漫画でさえ、12歳以下には見せたくないような表現のあるものが増えましたが、この作品は、その手の露骨な表現が、99.9%ないっ!珍しい!?安全安心の、映倫G作品です。
     だから、ヒロインみり28歳、ヒーロー哉34歳という、大人の拗らせ恋物語に仕上がっているんだけれど、その年齢からはイメージできないほど、じれったくて、拗れてて、ヘタレの物語です。この二人、仕事はできるのにね。
     ちょっと信じられないのは、「みり坊」「かな兄」と愛称で呼び合う仲だったのに、みりが現在の哉に会っても、全然気付かなかったこと。いくら痩せてイケメンになったからって、そんなこと、ある?
     微妙に整合性がとれていないところとか、ご都合主義に?となるところとか、気にならないわけではないけれど、最後は総じてキレイにまとまった感ありかな?全話無料のうちに、さっさと読んでしまうことをオススメします。

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  8. 評価:4.000 4.0

    肉球とふわふわは、全てを凌駕する!

     主人公キティアに対して、初っ端から悲しく残酷な運命が襲い掛かります。てっきりジェリアンって、「人間」かと思っていたけれど、何とキティアと同じ猫!!同族に、あんな残酷なことをするなんて、猫嫌いになりそう…(でも、やっぱり猫かわいい)
     その分、狼のグリッドウルフ家の懐の深さは、ウフフ♡さすが、家族を大切にするという種族が、モデルになっているだけあるよね。ニホンオオカミが絶滅しちゃっているのが、本当に残念です。
     それにしても、キティアの他種族タラシっぷりは(笑)です。彼女の武器は、ぷにぷに肉球とふわふわお耳、これ、猫にとって最強アイテム!イケメン動物たちが、次々と肉球に攻略され、顔が蕩けていく様は、結構笑えます。作者さん、きっと猫好きの方なんだろうな。
     さて、グリッドウルフ家の令嬢として、美しく(本当に瞳の色が、オパールみたいで綺麗)成長したキティア、イケメン動物たちを手玉にとりながら?魔法修行に明け暮れています。そこに、ジェリアンによる陰謀の知らせが…。キティアは、見事家族の仇を討てるのか…次の配信を楽しみに待ちたいと思います。

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  9. 評価:5.000 5.0

    二転三転、隠しダマ多し(笑)

     愛人もちの国王ジークハルトの元に輿入れした、王女ロイスリーネ。祝福持ちの魔女の娘であるにも関わらず、魔法が使えない彼女は、やがて城での軟禁生活に嫌気がさして、お城の外でアルバイトを始めた?!…と、ここまでは、既出のお話をごちゃ混ぜにしたような、よくある設定。そのまま話が進むのかと思いきや、二重三重のどんでん返し、さらにいろんな要素をぶっ込んでキターーーッで、複雑異世界ファンタジーの出来上がりです。
     では、どんなどんでん返しかというと…
    ①添い寝にやって来るするうさぎ←わざわざタイトルに含まれているくらいだから、その正体は?
    ②リーネがアルバイト先で親しくする人々←えっ、実はあの人(たち)が…!
    ③王宮の一室に軟禁状態のロイスリーネ王妃←閉じ込め方にも程がある!
    ④ジークフリートの愛人ミレイ←誰もその姿を見たことがない…
    ⑤魔法使いでも魔女でも祝福持ちでもないロイスリーネ王女←本人にも知らされていない、凄い秘密が…
     ネタバレ後に読み返してみると、納得!の伏線です。一応、ジークハルトの名誉のために言っておくと、彼は決して不誠実なヒーローではありませんので、ご安心を。配信分までは、結構ジークハルトが頑張っていたけれど、ここから先は、リーネの真骨頂?数多の陰謀に打ち勝って、早く二人のlove×2モードを見せてほしいと思います。

    • 1
  10. 評価:4.000 4.0

    出来た嫁クリスタ&ポンコツジェラルド

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     いつの時代でも、情報を制する者に勝機が与えられるわけで、本作のヒロインクリスタは、その情報戦での敗者。それ故、実家で虐げられ、嫁ぎ先でも酷い扱いを受けた…ヒーローのジェラルド、登場時は、最低最悪野郎です。もちろん彼にも、彼なりの事情が、あったわけですが…。
     それでもクリスタは、誠実に伯爵夫人としての務めを果たすことによって、使用人たちの信頼を勝ち取っていきます。クリスタが信用に値する人物だと気付くのに、一番時間がかかったのが、ジェラルドってところは、ベタな展開。その分、一度心を許したジェラルドの、クリスタへの溺愛っぷりは、半端ない!不器用な大型犬みたいで、そのギャップに萌えます。
     ギャップといえば、ジェラルドって、クールな風を装っていながら、意外とポンコツ。まあ、「仮面」を着けると同時に、他人との接触を極力なくしてきたわけだから、感情表現が上手くできないのも、仕方のないことなのでしょう。彼が、「宝石人」の能力を解放して金属たちを操り、悪者を制圧した場面は、最高の盛り上がりでしたが、反面、なんか笑える絵面に見えてしまったのは、ご愛嬌?
     結論ーこのお話、出来た嫁クリスタとポンコツジェラルドの、人間不信からの再生物語ってことで、結構綺麗にまとまっています。格調高い雰囲気の割には、ジェラルドがポンコツってところが、特にオススメかな。

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