5.0
BGMはGReeeeNで!
主演:越野世里奈(こしのせりな) 水川遊馬(←多分 みずかわあすま 元カノから「あっくん」と呼ばれた程度で、ほとんど下の名前が出てこない。作者の意地?)
助演:檜口先輩
ケンカして 小さな幸せ積み重ねて
わかりあうため かけた時間が愛しいね
大げさな恋では ないけれど
君に出会うために 生まれたと言える恋
この歌詞から始まった世里奈と水川先輩の物語。2人が呟くひと言ひと言が、まるで一編の詩のように、あるいは歌の歌詞のように、そして上質の音楽のように物語を包み込んでいきます。BGMはぜひGReeeeNでお願いします。あくまで個人の好みですが…。
どこを切り取っても文句のつけようがない程の完成度。どのシーンが一番かって?きっと、一人一人、人それぞれ、その時その時の経験値で、一番のシーンが違って見えてくるような、そんな生き物みたいな、いつ読んでも色褪せない物語だと思います。
「今」のイチオシは、「高校時代に出会ってくれてありがとう」と「きっと、君に出会うための高校生活でした」 あ、2つだ。
好きなシーンは、52〜54話ep.24「先輩と終電の後」こんな想いの溢れた初体験、世里奈はシアワセ者です。
「先輩」って、もちろん水川先輩のことだけど、檜口先輩のことでもあると思う。アテ馬にしては、よすぎる。おそらく、少女漫画史上最強のアテ馬。(「タッチ」のかっちゃんは少年漫画) ep.37「先輩と卒業式 前編」の檜口先輩は、ホント切ない。そして、カッコいい。「まいりました、(檜口)先輩」です。
人生の節目節目でとは言わないけれど、ときどき思い出して読んでみたい、心に沁みるシーンがきっと変わっているから…そう思わせてくれる素敵なお話です。しつこいようだけれど、BGMはGReeeeNで。
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