Mayayaさんの投稿一覧

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作品レビュー
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221 - 230件目/全607件

  1. 評価:3.000 3.0

    人たらし皇女マーメイドバージョン

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     転生だけでは飽き足らず?人魚姫までぶっ込んできた、何でもありの華流ファンタジーです。ざっくりまとめると、末っ子第九公主墨嬌々が、暴君の父皇帝墨吟淵を手始めに、仲の良くなかった姉兄たちを次々とたらしこみ、最終的には国の平和を守る?というもの…で、合っているよね?
     まあ、この墨嬌々という幼女、どっかの天才子役かっていうくらい、見事にあざとい。超可愛い設定で(アヒル口だけれど)、相手の自尊心を上手にくすぐる人たらしだから、心のどこかに寂しさを抱えている皇子たちは、みんなイチコロ!敵キャラの燕驚瀾でさえ、懐柔されちゃうもんね〜。三歳児?恐るべし!です。
     人魚姫設定は、嬌々の母親が吟淵のもとを去る理由の一つとして、必要だったのかな?濡れると魚の尻尾に変化するあたりは、映画「スプラッシュ」の受け売りじゃん。結局、嬌々争奪戦では、驚瀾が勝利しますが(だって他は皆、腹違いの兄たち+父親やん)、嬌々も驚瀾も、絶対子どもの頃のほうが、可愛かった。大人になった二人、ちょっと平凡です。
     1話61ptは、ややお高め。大量無料分が終了しても、まだ話数が残っているので、ちょっと懐が痛むかも…それでもよかったら、課金をどーぞ♡

    • 0
  2. 評価:3.000 3.0

    王族に売り込み押しかけ婚ってさ…

     逆行したヒロインが、新しい人とやり直してってパターンは、割とよくあるけれど、今作のヒロインアメリアは、何と売り込み押しかけ婚!いくらバッドエンド回避のためとはいえ、ただの貴族令嬢が、他国の王様に直接結婚を申し込む?そして、事情があるとはいえ、それを受ける?王様の結婚って、そんな簡単に決められるんかーい!と思いながら、序盤を読みました。まあ、漫画だから、うるさいことは言わないけれど…。
    「冷徹国王」と呼ばれているルーク、実は無駄口を叩かないだけで、十分普通で好感がもてる設定。ただ、髪型が刈り上げみたいで、ちょっと好みから外れるかな。冷徹さをイメージさせたかったのかね。
     2周目のアメリア、さすがの判断力と行動力!と言いたいところですが、結構行き当たりばったりで、問題を先送りしがちで、本当に大丈夫?という感じです。たまたま、彼女に都合よく物語が回っていますが、そうそう幸運が続くわけじゃないよ〜。それでも、自国民のために戦おうとする姿には、好感がもてます。
     今のところ、期待半分、ツッコミ半分の本作。とりあえず契約婚の二人が、どのようにして溺愛婚に発展していくのか、期待して見守りたいと思います。

    • 0
  3. 評価:4.000 4.0

    細かいところが気になる性質でして…

    「異国のハーレムに売られる始末」になったのに、のんびりと人材紹介所ってぇ?あのぉ、全然危機感、悲壮感ないんですけれどぉ…と、初っ端から細かいところが気になって、その後、ずっと後を引いています。そもそもそんな設定、別になくても話は進んだんじゃないの?
     ストーリーのほうは、タイトルでも匂わせているとおり、伯爵(後に公爵、二階級特進かーい)ミエルが、セチアに見せているワンコな顔と、獲物を狙う猛禽類のような顔との、二つの顔を使い分けるというミステリアスな展開です。セチアは才女という設定なのに、どうして気付かないかなあ…多分、ミエルのほうが一枚上手なんだろうね。
     ミエルがダサい格好をしていたワケ←能ある鷹は爪を隠す!
     ミエルがセチアと契約結婚したワケ←好きだったからに決まってるじゃん!
    と、いきたいところですが、ホントのところはどうなのでしょう。答え合わせが楽しみです。とにかく、ミエルの表の顔と裏の顔、そのギャップがたまらない作品です。
     ところで、作中に出てくる、ミエルの生き様を象徴するかのような「夕焼けの花」、あれってどう見てもフリージア…はい、細かいところが気になる性質でして…。

    • 2
  4. 評価:4.000 4.0

    ヒロイン、ドアマット状態ですが…

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     間違いとか替え玉とか、SNSが発達した現代なら実現が難しいであろう設定…あ、違った、現代は「なりすまし」や「フェイク」や「生成AI」があるから、十分あり得るか…。シェリルの悪い噂だけが伝わっていたことによる「一年後離縁」、情報戦を制した者が優位に立つという構図は、古今東西変わりがないようです。
     でも、この手のお話でいつも思うのが、結婚を嫌がった悪役令嬢の代わりに輿入れしたヒロイン、実はヒーローが超絶イケメンだった〜というパターンの、なんと多いことか…そして、元々私と結ばれるはずだったヒーローを返せ〜とねじ込んでくる悪役令嬢の、なんと往生際の悪いことか…結婚相手だよ?事前にもっと詳しく調べないのかね?悪役たち、アウトプットは上手くても、インプットは下手のようです。
     ヒロインのシェリル、ヒーローのグレイグとも、表情が堅めに見える画なのですが、読み進めるうちにだんだんと慣れて、これはこれでアリかなと思えてきます。どのくらい堅いかって?ラストに登場する家族写真が、無表情な程度には堅いですよ〜。
     前半は夫であるグレイグに、後半は妹に酷い目にあわされるシェリル…ハッピーエンドが待っているとはいえ、読む側としては結構辛いです。面白いことは間違いないので、ヒロインがドアマット状態でも耐えられる方に、おすすめの作品です。

    • 2
  5. 評価:5.000 5.0

    考えようによっては、新作です!

    「幼なじみはなぜか不機嫌」全6話のロングバージョン版だろうな…程度の軽い気持ちで読み始めたら、よい意味で裏切られました。考えようによっては、これ、新作です!
     途中までの基本の流れは、だいたい同じ。でも、元カノの場面で気付くべきだった…「不機嫌」とは、顔も髪型も全く違う女の子じゃん!!そのあたりから、前作にはないエピソードが、どんどんぶっ込まれてきて、想いを確かめ合う頃は、かなり異なるシチュエーションに…。もちろん、二人を巡るライバル男女の顔ぶれも、豊富になっておりますがなー。そして、これはこれで面白い!
     今のままの流れだと、あーすけ先生、二人が結婚して子どもができるまでも描いてくださりそう。でも、小さな神社に長年納められ続けた保の絵馬の話、好きだったんだよね。ぜひどこかで、あのエピソードに戻ってくださることを、かたく信じております。
    「不機嫌」のほうは、ほぼ早紀目線で、不機嫌だったのは保。その点、こちらは保目線と早紀目線が程よくミックスされており、「かわいすぎて我慢できない」のは、いったい誰なのやら…。主人公たちの揺れる気持ちを、よりリアルに表現した幼なじみシリーズ「新作」、紛れもなく星5です。

    • 1
  6. 評価:5.000 5.0

    息ぴったりの恋愛初心者幼なじみ二人組

    「幼なじみ」ネタの作品、いろいろあるけれど、大抵「ちっちゃい頃から好きだった」的なものが多く、そんなシタゴコロ満載で幼馴染やってたんかーい!と、ツッコミを入れたくなる気分。でも、今作の依都と央士は、本当に時間を共有してきた「幼なじみ」なんだなあということが、テンポの良い会話から伝わってきます。ただしこの二人、阿吽の呼吸?お互いの価値観を尊重し合える、かなり相性の良い間柄なんだけど、そのことに気付いているかな?多分、無理だよな…。
     実は央士は、仕事最優先恋愛後回し生活の結果、その年まで拗らせてしまった無自覚DT。一方、依都は依都で、告ってきた相手と付き合ってきただけで、自分から好きになったことがないときたもんだ…つまりこの二人、どちらも「恋愛初心者」ってことで、間違いないよね?
     こんな二人が、お互いを意識し始めたもんだから、胸キュンが止まらない。幼馴染が、恋愛対象に進化していく様子が、とても丁寧に描かれていて、好感がもてます。
     キスまで0.5秒…つまりそうでつまらない、その僅かな間を、二人がどうやって縮めていくのか、お手並み拝見といきたいと思います。

    • 1
  7. 評価:4.000 4.0

    「私」は誰でしょう?

     この物語にまつわる一番の関心事は、多分、タイトルの「私を捨ててください」の「私」とは、いったい誰を指すのかということ。大方の予想は、ヒロインのカレナことアデルだろうけれど、死から回帰し、妖精の力も得ている彼女、今のところ「捨てて」ほしい理由は、あまり見当たらない。
     アデルとヘクシオン含む3人の男たち(ジン、クァルン)との恋の鞘当ても興味深いけれど、やっぱり一番の関心事は、カロット病の起源と石碑の謎解き、そしてそこに、アデルとへクシオンがどう関わっているのかについてでしょう。フッセンライトはん、まあ、面倒くさい宿題を、残してくれちゃってますわな〜。妖精たちも出てきますが、正直こ奴らも面倒くさくって、あまり可愛くない。ただ、本来妖精の本質って、そんなモンらしいよね。フェアリーゴッドマザーみたいなほうが、珍しい?
     さて、「私を捨ててください」の「私」の本命は、アデル?、対抗はヘクシオン?(大公だけに…寒っ)、穴馬としてフッセンライト?、大穴は…う〜ん、まだまだ読めません。もし、このとっ散らかった状態を、タイトルを含めて全て回収できたとしたら、作者様はプロットの天才!そのときは、レビュー評価を改めることになるかもしれません。

    • 2
  8. 評価:3.000 3.0

    黄緑頭のキツネ目公女が邪魔だよね

     タイトルどおりヒロインフリスティンは、元恋人で現皇帝のジェラードからは復縁を迫られているし、皇妹クラレットからは命の恩人と慕われているしで、普通なら何も怖いものはないはず。
     でも、よほど革新的でない限り、皇帝と釣り合う身分は、低くても侯爵令嬢以上。さて、没落貴族のフリスティンの家門って、どのレベルなのかな?それからジェラードも、反乱を起こした上での、皇帝の地位奪還だから、まだまだその立場は盤石とはいえないし…。
     というわけで、フリスティンが勝ち組になるのは、かなり先のようです…っつーか、フリスティン、賢すぎて、自分の立場が分かりすぎて、闘う気ないでしょ💢ヒロインよ、それでいいんか?
     だって、黄緑くりんくりん頭でキツネ目性悪女のゲナント公女ターニャが皇后になったら、またこの国、傾くよ?皇女のクラレットでさえ尊重しないような女が、皇帝や領民を大切にすると思う?謙譲の美徳も大事だけれど、やっぱり、やるときはやらなくっちゃ!
     それぞれの人物の瞳が、細かく描き込まれていて、よくいえば格調高い、穿った見方をすれば、ちょっと古くさいで、多分好みがはっきり分かれる画だと思います。結構、モヤモヤが長引きそうかなぁ…。

    • 3
  9. 評価:5.000 5.0

    「嫌いになります」の本当の意味は?

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    「僕のことを嫌いになってくれたら なりますよ 恋人」と言われたら、普通は諦める。でも、若菜はそうせずに、佐山郁のことをよく見て、自分の意思で「嫌いなところ」を探そうとする…この時点で、このヒロインに軍配!好きな相手と真剣に向き合おうとする若菜を、彼女の友達になったつもりで、大々的に応援したくなってしまいます。
     とにかく、ブレない二人がいい!若菜には、津田くんというイイ感じの同級生が近寄ってきますが、やっぱり佐山くん一択。そして、訳あって無理難題を課した佐山くんのほうも、何だかんだ言って、若菜に誠実に向き合っている…この二人がくっつかなくて、どーするんだ?少女漫画。
     登場人物は必要最低限に抑えられており、この手の作品にありがちな横槍ライバル女子が、珍しく出てこないので、イライラもやもやがほとんどありません。その分だけ、若菜がますます佐山くんを好きになっていく様子や、若菜によって、佐山くんが自分を肯定できるようになっていく姿が鮮明になり、作品を深いものにしています。
     若菜の「嫌いになります」の本当の意味は、「嫌いになるくらい、もっとよく佐山くんのことを知ろうとします」でした。知れば知るほど、好きになっちゃったんだけどねー。久しぶりに気持ちよく読めるピュア恋物語、星5で絶賛おすすめします。

    • 1
  10. 評価:5.000 5.0

    「君たちはどう生きるか」山田版

     ん?300歳の死神さんで、余命半年?十分の一の人間時間でいけば、体感的に半月ってこと?!そりゃ、短いわ…あれ?10倍の6年?人間時間と死神時間、どっちに合わせればいいのか、分かんなくなっちまった〜い。
     それはさておき、自分の時間が限られていると分かった場合、人はどう生きるのか…そして、周囲の人々は。それをどう支えるのか…命のQOLについて、ユーモアを交えつつ、真剣に取り組んだ秀作です。
     普通なら、余命は闘病生活で占められるのでしょうが、山田さんの場合は、「死神病」。目立った症状がなく、元気に過ごせる期間の多い、余命半年です。だからこそ、「どう生きるか」の選択肢が広がり、迷いが生じ、後悔が残ってしまうのです。そんな山田さんと、彼女を取り巻く人々(ヒトぢゃないけれど…)の日常を、淡々と描いている本作、ほのぼのします、クスリとさせられます、鼻がツンときます、泣かされます…。
     全ての生きとし生けるものに対して、いつか必ず平等に訪れる「死」。そのときを迎えるまで、自分はどう生きるのか、どう生きたいのかを、改めて考えさせてくれた作品、もちろん星5です。

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