Mayayaさんの投稿一覧

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作品レビュー
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211 - 220件目/全620件

  1. 評価:4.000 4.0

    続編コミカライズを希望します!

     はっきり言って、面白いです。腐っても伯爵令嬢のはずの行儀見習いリネットが女中下働きに大左遷される謎設定や、魔素、魔術師、魔素宝石、潜伏魔術師、魔術師殺し等の関連性を深追いしなければ…。(似たようなワードが混在していて、無料分1話ずつ読んでいると忘れてしまうんです!)難しいところはスルーして、女を寄せ付けない(母親さえも)特異体質王太子アイザックと、生活力抜群の貧乏伯爵令嬢リネットとの、アクションラブコメディーとして読み進める体がおすすめです。
     この作品の一番の魅力は、ヒロインリネットの逞しさと真っ直ぐさ、そしてワンコ系ヒーローアイザックの天然さ、これに尽きます。初めアイザックは、リネットのことを「アディンセル伯爵令嬢」と呼んでいましたが、徐々に「婚約者殿」「愛しの婚約者殿」に変化し、最終的には「リネット」と呼ぶようになる過程が、彼の気持ちの変化をうまく表していて、作者様の上級テクが感じられました。
     今時の作品には珍しく?エロ要素含有率が1%未満、そちら方面を期待していた方には、肩透かし感があるかもです。多分ハジメテ同士だから、それはそれで推せるのですがね〜。原作はまだ続いているので、さらにコミカライズされることを、強く希望します!

    • 0
  2. 評価:5.000 5.0

    フェンリルさんが食べられるわけは?

     人の他は、限られたものしか受け付けない魔王フェンリルさん、100年以上も食事をしてこなかったのに、なぜサチの作った料理を食べられるのか…サチの面影と被る女性は、いったい誰なのか…う〜ん、初っ端からフラグ立ちまくりです。やっぱり「おばあちゃん」と関係があるんだろうな。サチのモフモフ好きは、おばあちゃんのDNA?生贄だったはずなのに、さっさと異世界に適応して逞しく生活するあたり、単なる偶然とは思えません。
     よくある異世界転生お料理ファンタジーかと思いきや、ちょっぴりロマンスのかまりっこ(匂い)も…。だって、本来の魔王フェンリルさん、超絶イケメンだもんねー。でも、もふもふのときも、シリアスとコミカルが絶妙に入り混じっていて、それはそれで魅力的。さてヒロインサチは、どちらのフェンリルさんにより強く惹かれてゆくのか、今後の展開が楽しみです。
     1話64ptですが、今のところそれに見合うボリュームのフルカラー、この先も質・量を落とさずに、配信を続けてほしいかな。「めし〜っ!」でもなく、呼び出し音でもなく、心を込めて「ごはんですよ」と家族を呼びたくなるような食育漫画、星5でおすすめです。

    • 4
  3. 評価:4.000 4.0

    憑かれやすいから疲れやすい(掛け言葉?)

     不吉なものとされる紫の瞳をもって生まれてきた伯爵令嬢フィオナ。「人ならざるモノ」が視えるせいで、さらに社会から浮いてしまい、そのため目立たないように生きています。そんな彼女がロイシュタイン公爵ヴィンセントに触れると、彼にまとわりついていた精霊たちが離れ、体が楽になる…ということで、行儀見習い?恋が始まる?伯爵令嬢→公爵夫人へのシンデレラストーリー?の体質改善ラブファンタジー路線へ…でも、ちょっと違ってたー!
     意外と早く両想いっぽくなっている二人なのに、フィオナの態度がどうも煮え切らない。身分差以上に自分を卑下して、ヴィンセントの幸福を願いつつ、自分は側にいるだけでいいって、何やよー分からん思考回路。でも、それだけ差別をされてきたから、傷付いていて、自己肯定感が壊滅的で、今さら自信がもてないんだろうな…。
     ヴィンセント、兄フェリクス、モブ取り巻き令嬢ルネシアの発言の中に、差別やマイノリティに対する偏見について、さりげなく批判がぶっ込まれていると感じました。ほんわかした画ですが、物語は意外と硬派。差別は人の心の中にある…ラブコメの体をして、改めて突き付けられた気がします。

    • 4
  4. 評価:4.000 4.0

    想うより想われたもん勝ち?

     う〜ん、タイトルからすれば、花は涼のことが好きで、涼の弟の頼は花のことが好きで、涼は…ってな展開なのかな。大方の予想どおり、頼くん、全力で花ちゃん攻略中です!
     それにしても年下頼くん、大博打に出たねー。確かに花との距離は縮められるけれど、逆に、もしこれで涼が花に興味をもち始めたら、目も当てられない…。まあ、ミイラ取りがミイラにならないよう、頼くんの健闘をお祈り申し上げましょう。
     ヒロイン花は、友達に指摘されて恋心を自覚するような引っ込み思案女子だし、頼くんはオレ様テイストの腹黒年下男子…と、ここまでは既存作でもよく見られるパターン。このお話をより面白くしてくれるのは、やっぱり頼くんが、どのくらい読者をキュンとさせてくれるかじゃないかなぁ。既につかみはOK!想うより想われたもの勝ち?!花の心を鷲掴みするような名場面の誕生、大いに期待しています。

    • 2
  5. 評価:4.000 4.0

    莉子が子どもを欲しがる理由

     女性が子どもを欲しがる理由…子どもが好きだから、愛する人の子どもが欲しいから、後継者が必要だから等々、様々あると思うけれど、その中に「子どもを産んで、私の人生ミッションクリア」もあるんじゃないかな。ヒロイン莉子も、多分そんな理由。その気持ちを否定するつもりは毛頭ないけれど、妊活離婚を経験して、結婚や妊娠、子育てに対する莉子の考え方が、少しずつ変化していく様子に共感を覚えるのも、また事実です。
     結果論でいけば、元旦那がクズ男だったので、不妊離婚は正解。ただ物語的には、これでかなり内容が薄くなった気がします。離婚したけれど、もっと若く、もっとイケメンで、もっと尽くしてくれる男が、すかさず距離を縮めてくるって美味しい話、そうそう転がっていないよ〜。
     ご都合主義なところは、ちょっと残念だけれど、結婚は予定日のあと…と言っていた莉子と航大が、双方の事情を理解し合いながら、カップルとして少しずつ成長していく姿は、応援の価値あり。養子制度についても触れていて、バランスがよい。ただし、出産後の認知、入籍は、制度上、なかなかめんどくさいぞ〜。

    • 2
  6. 評価:5.000 5.0

    色彩鮮やかな竜と人との絆の物語

     はっきり言って、字が多いです。設定が複雑です。画も線の数、トーンの使用頻度が多いです。考えようによっては、読みにくいかもです。少女漫画にジャンル分けされていますが、少年漫画寄りかもしれません。それでも、この作品、面白いんです!できれば竜の色のことを考えて、カラー化したいくらい。
     竜騎士ヒューバードのお気に入りは、勿論ヒロインのメリッサ。でもメリッサって、「竜のお気に入り」でもあるんよね。ヒューバードの絆の竜「白の女王」のお気に入りというだけでも凄いのに、王龍「青」にも懐かれ、代理親になってしまうくらいだから、その竜寄せのチカラ、半端ないっ!!って感じです。
     そのため、ヒューバードとメリッサの恋物語よりも、人間と竜との絆の冒険物語のほうが主流かな、今のところ。堅物騎士と竜好き侍女のラブファンタジーを、強く期待していた方には、ちょっと肩透かし感があるかもです。無論ヒューバードは、メリッサ以外の女子には塩対応だし、メリッサはヒューバード以外眼中にないので、十分ポイント高めですが…。
     王竜「青」の代理親に選ばれてしまったが故に、様々な陰謀に巻き込まれてしまうメリッサ。そんなメリッサを、ヒューバードと「白の女王」、そして「青」がどうやって護っていくのか、そして、「青」がどんな「竜の王」に成長していくのか、まだまだ目が離せそうにありません。長期戦を覚悟しつつ、やっぱりどう考えても星5超の秀作です。

    • 57
  7. 評価:5.000 5.0

    タグに「甘エロ」「お色気」がないぞ〜!

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     異世界召喚お仕事ファンタジーだと思って読んでいたら、おっと大変!途中から、PG12、いえいえR15レベルの?TLゾーンに突入!レオンく〜ん、カタブツそうに見えていて、やっぱり君もおとこのこだったんかーい♡という展開です。
     ヒロインの莉奈が不憫だったのは、最初のほうだけ。第二騎士団の下働きとして引き取られてからは、家事をやらされていたスキルを生かして、どんどん自分の居場所を拡げていきます。そこで、レオン団長に愛されるだけでも、十分面白い展開だったのに、実はリナのほうが神子であることが判明して…以降は、もうリナの独壇場!彼女を虐げていた従姉の真由及び叔父一家に対しても、しっかりと断罪イベントが用意されているので、ざまぁスッキリ間違いなしです。
     唯一モヤるところは、レオンがリナに惚れるきっかけが、メガネなしのリナの素顔が、超美人だったこと。確かに厚底メガネじゃ魅力に欠けるだろうし、本当の美人は、メガネのあるなしで随分印象が変わるけれど、メガネ美人って言葉もあるんよ。そこはメガネを掛けた状態のリナに、惚れたってことにしてほしかったかなあ…な〜んて贅沢をいいつつも、星5の満足度です。

    • 6
  8. 評価:5.000 5.0

    発達障害の範囲ってさ…

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     集団に適応できないと、最近ではすぐに「発達障害の可能性が…」となるけれど、正直その考え、苦手。それは、現在の日本の体制の中で「生きづらい」かもであって、それぞれの時代や国、体制、環境に適応できなければ、自分を含めて、誰もが「発達障害」といわれてしまう可能性があると思う。だからこそ私たちは、現代の日本という国のシステムに合わせて、自分なりのルーティンを決め、必死に「普通」のふりをしているのかもしれない。
     ADHDと診断された西岡部長は、障害ととても上手に付き合っている成功例。パニックのときでさえも、これだけ自分を冷静に観察できるのだから、IQは平均より高く、障害の程度も軽いほうだと推察できる。
     むしろ、シングルマザーのまどかの辛さのほうがリアルだった。一人で子育てするだけでも大変なのに、何らかの障害の可能性を指摘されたとすれば、不安とプレッシャーはどれほどのものだったか、想像に難くない。一人で頑張らずに、もっと外に支援を求めれば…という向きもあるが、どのように助けを求めればよいか分からない人々に、そのひと言は酷である。
     だからこそ、架空の物語の中であっても、西岡部長とまどか母子が出会えてよかった。相互の、そして周囲の理解が深まってこそ、障害の垣根は低くなる。全ての人が、置かれた場所で咲けるわけではないだろうけれど、「置かれた場所で枯れずに生きる」ことは目指してもよいはず。この物語を他人事とはせず、誰もが枯れずに生きられる世界にしたいと願うのは、綺麗事だろうか。

    • 23
  9. 評価:5.000 5.0

    スパダリ?モラハラ?拗れてますな〜

    「依存させてダメ人間にしたい」
    ヒロイン雪乃にとって、この言葉はスパダリでもあり、モラハラでもあり、う〜ん、悩ましいところです。
     それにしても直樹サン、いくら「指導方針を変える(←アプローチの間違いでしょ!)」っていったって、これは変えすぎでしょ。もし、真剣にこの方法がよいと思っているのなら、あなたはそーとー残念なイケメンです。そのうち直樹サイド目線で、この騒動の裏話を語ってほしいなー。
     雪乃も自立にこだわり過ぎて、ちょっと頑なかな?仕事を持ち帰るなとは言わないけれど、倒れるまで仕事しちゃ、本末転倒。バランスがとれてこその「自立」だと思うよ、手抜きも含めてね。
     さて、見た目どおりに受け取るなら、この二人、今のところ拗れる未来しか考えられない…。このまま拗れまくって話が進むのか、それとも理解と譲歩を重ねて、自分たちなりのカタチをつくっていくのか、しばらくは目が離せません。久しぶりの千桜先生の画とともに、楽しんでいきたいと思います。

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  10. 評価:4.000 4.0

    「氷の皇帝と宝石姫」の結末は?(スルメ)

     よくある異世界転生風、お世辞にも画が上手いとは言えない、イケメンレベルがこの程度?という感じで始まったこの物語…どうぞ序盤で離脱しないで、頑張って読んでみてください。この手の作品あるあるですが、読めば読むほど味の出てくる、スルメのようなお話です。
     ダイヤ姫に転生してしまったヒロインが、バッドエンドを変えるために、涙ぐましい努力を重ねていきますが、その過程で「氷の皇帝と宝石姫」の違和感の秘密も解き明かされていきます。そこからはもう大変!冷たい氷の皇帝シリルパパが、ただの親バカにしか見えない…💦あとは、ラストまで一直線!無料分が大量にあるときを逃さず、リーズナブルに読むことをオススメします。
     道尾秀介氏が、読む順番によって結末が変わる本を出版されましたが、もしかしたら「氷の皇帝と宝石姫」もその類?実は、本の形をとったマルチエンディングゲームだったかも?といろいろ想像しながら、オープンエンドな終わり方を楽しみました。うん、ダイヤ、確かにこれからも、氷の皇帝の娘はラクぢゃなさそうだね…。

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