Mayayaさんの投稿一覧

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201 - 210件目/全866件
  1. 評価:5.000 5.0

    みにあまる彼女

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     恋愛経験ゼロどころか、初恋さえも自覚したことのないいろは…恋愛上級者である春希の「愛が重すぎる」アタックを華麗にスーパーセーブ、まさに「みにあまる彼女」って感じです。
     春希は、自分でも言っているように「付き合ってからスイッチ入ったりする」タイプ。だから、いろはに対しても、そんな入りでした。それが、いろはを知るにつけ、どんどん彼女にのめり込み、溺愛していく…そのヤンデレぶりが、楽しいです。
     いろはは恋を知らなかっただけあって、あざとい駆け引きなどできるわけもなく、思い立ったら即行動タイプ。そこが、いろいろ抑圧され、ヤンデレ気質を育ててきた春希にとって、新鮮かつツボにハマったんだろうな。春希の重い愛のツッコミを、無自覚でスルーするいろはのボケは、まさに夫婦漫才ですわ。
     いろはにとって春希は「みにあまる彼氏」だったけれど、春希にとってもいろはは「みにあまる彼女」。付き合ってからスイッチの入った二人、実は、唯一無二の存在同士だったというオチです。少なくとも、いろはの18歳の誕生日(高校在学中)に、婚姻届を出しちゃうくらいには(言い出しっぺはいろは笑)。
     青春のドキドキ、イライラ、もやもや、きゅんきゅんが、たっぷり詰まったこのお話、星も5個詰めて、超おススメです。

    • 0
  2. 評価:5.000 5.0

    ドタバタとシリアスとの二人三脚

     メインは、ヒロインアリアとヒーローユリウスの夫婦漫才、ユリウスのツッコミとアリアのボケ?いや、アリアは天然だった…。全体的にドタバタコメディーの体ですが、時々見せるユリウスのシリアスな表情に、ドキッとさせられます。この男、ゴミ男のふりをしているけれど、決してゴミなんかじゃないよね。
     そもそも、一国の皇太子ともなれば、縁談相手は他国の王女か、悪くても侯爵令嬢以上レベル。それが、全員両手を挙げて、自国の騎士団長との婚約を後押し?!パパ陛下が縮んだ理由やアリア自身の秘密も相まって、この婚約、ユリウスのアリアへの想い以上に、複雑な事情が隠されていそうです。
     とはいえ、タイトルにあるように、胸やけしそうなほどのアリアに対するユリウスの溺愛?かまってちゃん?っぷりは、全編通じて健在。あらゆる横槍も、軽くいなしていきそうで、そこは誰が絡んできても心配なさそうです。むしろ、一番の敵はアリアの頑なさ…今まで通じなかったのに、大丈夫なの?って感じ。
    「婚約」することで、初めて同じ目線に立った二人。これから、胸やけしそうなくらいのユリウスくんの猛アピール、たっぷりと楽しませていただきましょう(笑)

    • 78
  3. 評価:4.000 4.0

    ベタだけど、ま、いっかー。

     言わずと知れた回帰リベンジものです。相変わらず、腹黒妹に唆されたバカ王子がヒロインを裏切って、ヒロインは命を落として…という王道の展開。そして、回帰前は大きな接点がなかった正ヒーローと、回帰後は手を組んで、そのうち憎からず想うようになって…というのも、大方の予想どおり。
     強いて違いを挙げるなら、ヒロインセリアが、庶子で魔力もち、腹黒妹ジュリエットが、嫡子なのに魔力なしってあたり?普通、悪役姉妹って、義理だったり、庶子だったりで、ヒロインを妬んで貶める役どころだもんね。
     それにしても、回帰後のヒロインの強いこと、賢いこと、逞しいこと…。こんなにいろいろできるのなら、回帰前も何とかなったんじゃない?と思えるほど。でも、これだけ上手く立ち回れるのも、2回目だからだよね。予習しておけば、授業での理解度が格段に違うことは、周知の事実。
     セリアの回帰と、コール伯爵カイとは、全くの無関係ではなさそう。それに、タイトルにある「甘美な愛」に辿り着くまでは、まだまだ紆余曲折がありそうです。「炎雷」と「凍結」、全く正反対だった二人が、復讐の果てに得るものは一体何なのか…良い意味で、予想を裏切る斬新な展開を期待しています。

    • 12
  4. 評価:5.000 5.0

    徒然なるままに古今ぼく地球

     全話無料配信をきっかけに、再々度読み返しています。一度めは「花ゆめ」で、二度めはコミックスで、その間何度も読み返していたのですが、改めて電子で読み返してみると、また、新たな発見が…。連載開始当初と終盤とでは、画が随分変わっていったことには、リアルタイムで気付いていましたが、これほどだったとは!どちらかというと、「アクマくん」シリーズ寄りだったのですね。
     他にも、「宇宙戦艦ヤマト」の主題歌を歌いながら?飛行するアダムスキー型円盤や、同性愛者の表現の違いなど、冒頭だけでも気付きがいっぱい!掘り起こしが楽しみです。
     それから、輪と亜梨子の年の差に、違和感を覚えていた当時の自分。女子のほうが10近く上って、正直あり得な〜いと思っていました、漫画の世界だから成立するのだろうと…。視野の狭さに、当時の自分を叱ってやりたい気分です。自分自身の価値観の変化にも驚かされます。
     壮大で、あまりにも壮大すぎて、この作品を読むにあたっては、それ相応の覚悟が必要です。それから、長くこのシリーズを続けてきたことによって、微妙に辻褄が合わないと感じたり、伏線が回収しきれていなかったり、違和感を覚えたりすることもあるかと思います。
     それでも、紫苑と木蓮の想いから始まり、輪と亜梨子に手渡され、蓮たちに引き継がれた地球への愛の物語…作者の日渡早紀先生の、人々への願いが込められたこの作品たちに、ぜひ触れてみてほしいと思うのです。「ぼく地球(ぼくたま)」シリーズ入門編、今更ですが星5で、絶賛お薦めです。もしかしたら、紫苑や木蓮の気配を、まわりを包む空気の中に、読後、感じられるようになるかもしれませんよ。

    • 1
  5. 評価:3.000 3.0

    「怨念」まみれで(笑)

     いろいろ奇天烈な作品に出会いましたが、こちらもなかなかのもの。まずは、ヒロインの正体が「怨念の集合体」!!そして、「怨念製造機」の主人公「宗川彗」と悪役「京島琥景」の二人が仲良くなるよう、立派に育て上げる任務を与えられた?!まずこの時点で、摩訶不思議な設定。
     もっと凄いのは、その後。とりあえず、その怨念の集合体さん、「古池貴船」となって彗と琥景を引き取り、どこぞの国のセレブみたいな設定で、好き勝手なことをしていたら、30話ちょいでお亡くなりに…。ヒロイン死んだ?そもそも「怨念の集合体」って、死ぬんかーい!
     そして、笑ってしまったのが、「古池貴船」が死んで9年後に、「古賀輝舟」という貴船そっくりさんとして、再登場!その間1話分…う〜ん、これは彗、琥景と貴船との年の差、立場の差を力わざで何とかしようとした、作者さんの苦肉の策?正直、原作の正ヒロイン瑠鹿には、それほど魅力がないから、輝舟(貴船)と彗と琥景を同い年にして、同じ土俵でバトらせるほうが面白いと、路線変更したのかも…!?
     以上、無料分。続きが気にならないわけではないけれど、他にポイントを使いたい作品がいくつもあるので、ここまでかなぁ…。輝舟ちゃん、どっちとくっつく?多分、どっちともくっつかないか、二人とも囲い込んで、プチ逆ハーかな。

    • 0
  6. 評価:4.000 4.0

    あまり愛していないのは誰?

     初めは、ほんのりギャグテイストの単なる入れ替わり物語かと思って読んでいましたが、皇太子と魔女の陰謀、ロゼッタとレアであった理由、帝国の継承位争い、ポントスの聖女、そして、海の魔女カリプソ…いくつもの要素が絡まり合う、海を舞台とした愛の物語だということが分かってきます。ニックって誰?って感じ。
     外見と中身が違い過ぎるヒロインレア(ロゼッタ)も魅力的ですが、やはりおすすめは、「犬っころ」の大型わんこカドリア。立派なイケメンハイスペック小公爵に成長した彼、それでもロゼッタ一筋ってところがたまりません。いち早く、レアの中のロゼッタに気付くくらいだから、その溺愛は本物です。
     もう一人、カドリアの友人オーウェンも、いい味出してる中型わんこ。こちらは、本物のレアの幸せを願うわけですが、その様子が切ない…カドリアの愛もオーウェンの恋も、なかなかもどかしい状況です。
    「あまり愛していなかった」ロゼッタが、いつ、どのようにしてカドリアへの愛に目覚めるのか…最後の最後まで目が離せません。二度あることは、三度ある?三度目の正直?ポイントに余裕のある方は、ぜひ最後まで読んで、答えを探してみてください。

    • 5
  7. 評価:2.000 2.0

    本当に同じ作者さん?

     作者は、知音動漫先生。この作者さんって、「この王様すごい迫ってくるんですけど!?」の、知音動漫先生のことですよね?あまりにも画の雰囲気が違いすぎるので、作者さん、別人ではないかと疑っています。
    「この王様〜」は、確かにストーリーがご都合主義で、ヒロインアイビーの浅はかさにも辟易させられたけれど、少なくとも画はしっかり描き込まれて綺麗だったし、登場人物たちも美男美女揃い。読みたいと感じさせる要素は、いくつかありました。
     けれどもこちらの作品、ヒーローたちは全然イケメンに見えないし、ヒロインに至っては、変身時上半身が魚!!確かにこれでも、「人魚」と言えるかもね。いや、やっぱり「魚人」?なかなかに荒唐無稽な設定です。
     この作品の中で、今のところ評価したい点は、「種の存続」について、さりげなく?問題提起しているところ…。うん、確かにどちらかの「性」が生まれなくなれば、その種は滅びてしまうよね。少子化日本ではないけれど、この問題にどう立ち向かっていくのか…ご都合主義だけではない答えを期待しています。

    • 1
  8. 評価:3.000 3.0

    時価200万円の御曹司?!

     婚約破棄の慰謝料が200万…まあ、一般人なら妥当な線かな。でも、それで憧れの上司との時間を「買う」のは、いかがなものか。そして、その突拍子もない願いを受け入れるほうも、いかがなものか。奈々実と篤斗、お互いへの気持ちが少しでもなければ、そんなドラマチックなこと、小っ恥ずかしくてできそうもない。この二人、実質2年もあったのに、今更、何やらかしてくれてんでしょうねぇ…。
     まあ、ここまで拗れた理由の一つに、自称「婚約者」の相原女史の存在があります。彼女が使ったちょっとしたトリック…大人の女性が、こんな手に引っ掛かるなんて…とも思うのですが、恋は盲目ってところなのでしょう。
     2年間ももたもたしていたのに、一度腹を決めてからの篤斗サンの行動は雄弁でした。こんなに溺愛できるなら、もっと早く、分かり易く溺愛してよ〜って感じ。何気に写り込んでくる「腕時計」は、この物語にとって、結構重要なアイテム。ぜひ、注目しながら読むことをおすすめします。

    • 0
  9. 評価:5.000 5.0

    ぶっ飛びゼウスと少年チェトの成長物語

     正調ギリシャ神話のエピソードを巧みに織り交ぜつつも、「もしも全知全能の神ゼウスが、少年の魂の中に取り込まれていたら」の体で、全く新しい「神話」が生まれました。
     正直ゼウスって、全知全能という割には浮気者で気分屋で、危ないおもちゃ(雷)を振り回す、困ったちゃんというイメージ。本作でも、期待を裏切らず傍若無人のヤンチャな神様として描かれています。ただし、封印されていた影響で、少年ゼウス?には力がない。普段は、主人公チェトの意識下にあり、必要に迫られて?出てくる感じ…今のところ、かなり残念な存在です。
     反面、チェトの成長には目を見張るものがある。彼は、親友ルガルを生き返らせるために、自分の中にゼウスが存在することを受け入れ、その復活を助けようとしますが、その行動の潔さとブレのなさには、清々しさを感じます。まるで王族、または為政者のようなものの見方…籠に入れられ、エジプト方面から流されてきたという彼の出自が気になります。
     果たしてチェトは、神々の妨害を乗り越えながら、見事ゼウスを復活させ、ハデスに預けられているルガルの魂を取り戻すことができるのか…彼の成長が、ゼウスの精神にも何かしら良い影響を与えてくれるのではと期待して止みません。
     それにしてもギリシャの神様方って、気まぐれで自己中で傍若無人。触らぬ神に祟りなしって、ほんとだね。

    • 3
  10. 評価:4.000 4.0

    シンデレラパニック?いえいえコメパロです

     桃太郎は桃の中で真っ二つになっていた?それとも、真剣白刃取り?いえいえ、腐っていたという説も…「本当は怖い◯◯童話」じゃないけれど、誰もが知っている物語を、独自の解釈で再構築して楽しむという手法は、結構スタンダードなりつつあります。
     本作も「金の斧銀の斧」&「シンデレラ」からのスタートですが、作者先生、見事にコメディ&パロディに仕立ててくださいました。ヒロインコレットが、泥だらけの靴を履いて、グチャグチャ音を立てながら退場するシーンなんて、もう最高!この先、どんなエピソードをぶっ込んで、既知の世界を破壊してくれるのか、とても楽しみです。
     それにしても、コレットの現実的なことといったら…これ、転生モノじゃないよね?現代女性だったら、王室や皇室に入って責務を果たすよりも、自由を選ぶケースが多いのはわかるけれど、この設定で王子からのアプローチを断る貴族令嬢って、どうよ。でも、コレットが頑固で現実的だからこそ、生まれるギャップが楽しいんだよね。
     そもそも「ラブラブ♡ときめき☆乙女ライフ」というネーミングからして、ふざけてる。このお話、このままずっと高水準のコメディ&パロディを維持できるのか、それとも、途中で息切れしてしまうのか、老婆心ながらかなり気になります。

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