Mayayaさんの投稿一覧

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191 - 200件目/全277件
  1. 評価:4.000 4.0

    母なら誰もが願うこと…

     勝手な想像ですが、読者が母親かそうではないかによって、この物語の印象や感想は、ずいぶん違ってくると思います。そして、ほとんどの母親が、2度目のチャンスを与えられたエリサの動向を、固唾をのんで見守っていることでしょう。なぜなら、どの母親も我が子との接し方、向き合い方を、多かれ少なかれ後悔しているはずですから…。
    「1度目」のエリサに、子供たちに対する愛情がなかったとは言いません。エリサなりに、子供たちの幸せを考えていた、ただ、その幸せの源を、権力に見出そうとしたところが、彼女の過ちでした。「2度目」のエリサは、言葉でも愛情が伝わるように子供たちに接し、自信をもたせ、生きのびる力を自分自身で身に付けさせようとしています。皇妃さまならずとも、子育てをしている母親として、大切な姿勢だと、個人的に思いました。
     実際の世界では、転生してのリセットは無理だけれども、そして、精霊の力は借りられないけれども、自分の意思で「修正」はできます。2度目の生で、思惑どおりに事を進めるエリサを横目で見ながら、現実世界で足掻いていこうと思います。

    • 2
  2. 評価:4.000 4.0

    猫の恩返し〜帆波編

     青山先生、なんか柑奈に対する仕打ち、酷すぎまでんか?恋人も仕事も部屋も貯金も、ほぼ同時に失って、そして、家族にも友達にも頼れないって、ここまで追い詰められたヒロインには、なかなかお目にかかれない…これが実話だったら、彼女の行き先は、シェルター?それとも風俗?警察か役所に駆け込む?ごめん、分からない。会社に訴えられたら、逮捕、収監?つくづくフィクション(多分)でよかったと思います。
     だって、柑奈には帆波という守り神がついているものね。これも、フィクションでよかった。実話だったら、ほぼ初対面の相手の部屋について行くなんて、怖い怖いで、話が出来過ぎ。全て帆波が仕組んだのでは?と思っちゃうくらい、どん底〜からの〜上昇気流〜です。
     さあ、柑奈、ここから帆波のアシストという運気上昇の風にのって、あなたをハメた奴らを、けちょんけちょんにやっつけに行くぞ!青山先生、世の中には「正義」というものが存在しているんだということを、柑奈の再生を通して、私たちに教えてください。帆波くん、黒猫の恩返し、期待しているよ。

    • 19
  3. 評価:4.000 4.0

    異色の川上男子?

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     川上男子というと、速人を筆頭に、チャラくて、軽くて、下半身緩めという印象。後半はヒロイン一筋になるとしても、そこに至るまでがかなりキツい。
     けれども、こちらのヒーロー鏡蛇は、最初から最後までヒロイン余花一筋!これは、川上男子としては、かなり珍しい存在。いつも女関係で、ヤキモキハラハラさせられてきただけに、今回は安心して読むことができました。余花に対するスパダリ具合もハンパない♡さすが神様、蛇様、鏡蛇様です!
     ちょっと心配なのは、神様である鏡蛇と、人間の余花との寿命の違い。何せ、鏡蛇は1000年以上生きてきた蛇神様、このままだったら、確実に人間の余花の方が、先に年老いて寿命が尽きてしまいます。そこんとこ、いったいどーするもりなんだろ。本編では、なし崩し的に終わっていたので、ちょっと気になるところです。川上先生的には、後日談を描きたいとおっしゃっていたので、そこで少しは謎解きになるのかな?
     いくら格好良くても、浮気男子には魅力を感じない。その意味でも、今回のヒーロー鏡蛇は、絶対におすすめです。異色の川上男子万歳!

    • 0
  4. 評価:4.000 4.0

    ヒーローは誰だ?

     多分10歳位なんだろうけれど、妙に悟り切った感があるヒロイン水曜日=クロエ・アスカニア。それは、物心ついた頃から、自由と尊厳を奪われていたから?それとも、転生前の記憶があるから?彼女のモノローグ中心に話が進むせいか、子供らしくないその聞き分けのよさが、逆に気になります。そんな彼女に、どんな運命が待ち受けているのか、ここから先は、唯一の女性皇族として、幸せな日々が約束されたはずなのに、何故か不穏な雰囲気を感じ取ってしまうのは、私だけでしょうか。
     そもそも初代皇帝何をした?アスカニアの呪いって?愛するものにどうされるって?肝心な情報を小出しにされているせいか、いまだにこのお話の全体像が見えてきません。そして、クロエがヒロインであることは間違いないにしても、ヒーローは?3人の兄の誰か?日曜日=テオ?それとも、まだ登場していない誰か?実は、ヒーローいらない話?
     異世界ファンタジーものって、確かに?は多くなるけれど、それにしてもこのお話は、???が多くなり過ぎ、クロエの瞳の色数だけ?があるかも?星はそこまで多くはつけられないけれど、展開がとても気になる作品であることは、間違いなしです。

    • 0
  5. 評価:4.000 4.0

    何でもありのメイド無双物語

     メイドになりたかった桁外れの天才日本人少女が、桁外れの魔法量をもったメイド志願少女に転生しちゃったぁ〜というお話、ざっくりまとめると。ただし、そのメイド志願少女が、本当は伯爵の隠し子で、銀の髪と紫の瞳をもつセレスティであると同時に、聖女設定でもあり(本人は知らない)、普段は魔法で黒髪と黒い瞳のオールワークスメイドメロディとして生活しているから、ややこしや〜〜〜なのです。
     さらに、そこへメロディが仕える貧乏伯爵令嬢ルシアナも関わってくるから、もう、何が何だか…だって、このルシアナとセレスティ、カラー印刷じゃないと、どっちがどっちだか見分けが付かない!!吹き出しを必死に追って、会話から人物を分別しているよ、ワシは…。
     おまけに、メロディの魔法量と発動ケースは、常識破りの無限大!はっきり言って「何でもあり」だから」、ヒロインのピンチ、葛藤はほぼ皆無。ヒロインに関しては、ノンストレス物語です。が、さらにそこに、この乙ゲーのゲーマー転生者も絡んできて、このゲーム世界を正常に戻そうとするから、あ“〜〜〜、カオス!この先、どっち方向に進むのかは分かりませんが、きっと桁外れの魔法量を自在に操って、伯爵令嬢兼聖女兼オールワークスメイドにでもなっていくんだろうなぁ…。

    • 0
  6. 評価:4.000 4.0

    攻略不可能!どーする?ミスティア

     悪役令嬢転生ものって、大体結末が予想できるんだけれど、このお話は凄い!ミスティア以外の登場人物のキャラが変わり過ぎているらしくて、なかなか予想がつかない。それほど、カオスです。
     元ゲームの内容が小出しなので、今ひとつ全体像を把握できていないんだけれど、どうも悪役令嬢は、ミスティア1人だけだったよう…負の感情の行き先を、一手に引き受けていた彼女の存在が消えてしまったため、あちらこちらで執着という名の悪意が芽吹いたような、そんな雰囲気です。
     これから、どんな着地点に向かうのか、本当のゲームマスターは誰なのか、全く目が離せません。ミスティアとともに、謎解きに挑戦するもよし、高みの見物を決め込むもよし、今後の展開が楽しみです。
     無理を承知でお願いするなら、ミスティアとエリクとメロ以外の登場人物の見分けが、ほとんどついていない私…願わくば、名札でも付けてくだせぃ。

    • 2
  7. 評価:4.000 4.0

    自己中を探せ!

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     ざっくりまとめると、身元を隠して(そんなこと、できるんかーい)、親の会社とは違う会社に就職した社長令嬢と御曹司の、テッパンあるある物語です。物語もあるあるだけれど、登場人物もあるある、そして、ほぼほぼ全員ワガママ、なのに続きが気になって、結局最後まで読まされてしまう…そんな印象の作品です。そこで、あるあるわがまま人物を数え上げてみたのですが…
    ①ヒーローの父親の会社、森ホールディングスの白瀬常務…ヒロイン千速を、娘の立場を脅かす存在と勝手に敵認定、千速をあばずれ呼ばわりしたイタやつ(それも2回も!)同じ相手に、同じ失敗を2回もやっちゃうなんて、学ばないおじさんです。こんなんが常務で、大丈夫か?森ホールディングス。
    ②白瀬常務の娘美月‥思考回路が父親そっくりのマウント女
    ③総務の笹川望…千速と瑞穂が勤める桜井コーポレーションの専務の姪。勝手に千速を敵認定の公私混同娘。
    ④笹川専務…公私混同娘の伯父で、やっぱり公私混同モラルレスおじさん。専務がこうぢゃ、この会社も危険?
    ⑤数多のセクハラ男、やっかみモブ女子たち…メンタル強めの千速と瑞穂にとっては、もはや烏合の衆…。
    ⑥千速と瑞穂…あんたたちも我儘じゃろ!特に瑞穂、どーせ自分んとこの会社を継ぐのなら、初めっから自分のとこに入社せい!社員一人を一人前にするのに、一体どれだけ投資が必要か、分かってんのかい?
     ということで、主役でさえ自己中に感じてしまうこのお話、だからこそ、「水戸黄門」や「暴れん坊将軍」の如く、悪い奴らをバッサバッサと薙ぎ倒していく千速と瑞穂のゴールデンコンビの活躍は痛快です。ちょっと出来過ぎの感もありますが、そこは11話完結ということで、ご容赦を。

    • 2
  8. 評価:4.000 4.0

    境界線はどこ?

    「いじめ」の境界線は、被害者が「いじめられた」と認識した時点で、いじめとなる。いくら加害書が、「悪ふざけだった」とか「そんなつもりは、なかった」と言っても、許されるものではない。
     では、ストーカーは?「好き」という気持ちを、強く表しただけ?相手に気付かれない、あるいは迷惑をかけなければ、許される?むしろ、イケメンハイスペック男子なら、大歓迎?アイドルの推し活なら許されて、仁科さんの行動は許されない?ストーカーの境界線が、曖昧になりつつある本作です。多分、藤子が仁科さんを「ストーカー」と認識した時点で、ストーカー行為となるのでしょう…。
     では、被害者の藤子が、加害者の仁科さんに共鳴し始めた場合は?ストックホルム症候群でもないのでしょうが、藤子の気持ちが揺らいできているのは事実。ストーカーは犯罪なので、仁科さんのこれまでの行動は、明らかに許されることではない。けれども、一途に思い続けてくれたことの延長線上の行為と考えれば、判断に迷いも生じてくるでしょう。この物語、着地点が混沌としてきました。
     ある意味、今、最も結末を予想しにくい作品かもしれません。「ストーカー」と「溺愛」の境界線は、一体どこになるのか、読者に問題提起をしているように思います。

    • 1
  9. 評価:4.000 4.0

    美女だけど魔獣?

     ただ親に嫌われて蔑ろにされる令嬢の物語ならよくありますが、ヒロインの手に銀鱗がある時点で、完全に異世界ファンタジー。いつの時代も、どこの世界でも、異形の者は差別、排除されるのかと思うと、悲しくなります。漫画ってさりげなく道徳的価値をぶっ込んでくるなぁーと、感心することしきり。本作も、差別や個の尊厳などについて考えさせてくれました。
     それにしても、シルヴィア本人に想いを寄せるハロルドの一途さ、不器用さは、朝丘先生が描くヒーローのイメージぴったり!相手を想うあまり、直視できずについ顔プイしてしまうあたりは、「一体、君いくつ?」とツッコミを入れたくなるほどです。でも、女性側としては大歓迎の誠実さですね。
     欲を言えば、シルヴィアの銀鱗の謎は、はっきりさせてほしかったかな。結果的に、誰かを守る力となり得るようだけれど、世間一般には評価されないようだし、そもそもそんな体に生まれてきた理由も分からず仕舞いで、ちょっぴりモヤッ。ただ、「真実の愛が二人の運命を救う」ところはブレていないので、テッパン異世界LOVEファンタジーがお好みの方には、強くお勧めします。

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  10. 評価:4.000 4.0

    一体どんな青春時代を過ごしてきたのぢゃ?

    「恋愛は心のバグ」って言ってのける葵クン、一体キミは、どんな青春時代を過ごしてきたのぢゃ?
     このテンポのよさ、展開の早さ、まるで昭和のトレンディードラマか韓流か?とにかく、みちると葵の丁々発止のやり取りに、まず引き込まれます。二人とも私生活は悲惨なはずなのに、悲壮感がないっていうかなんていうか…無意識にギャグ路線を走っていますね〜。だからこそ、こんな二人の行く末が、とても気になります。
    「恋愛は心のバグ」ワーカーホリック気味の二人が、運命のバグによって偶然隣り合わせになり、「実験」という名目によって互いを知っていく…そんな王道ロマンスの匂いがぷんぷんしてきます。ここはひとつ、葵クンのお手並み拝見といきましょう。人間、心がバグることも必要だと、頭のいい二人なら、きっと気付いてくれると信じています。

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