Mayayaさんの投稿一覧

投稿
1,560
いいね獲得
18,963
評価5 39% 611
評価4 35% 542
評価3 21% 321
評価2 4% 62
評価1 2% 24
11 - 20件目/全919件
  1. 評価:5.000 5.0

    必ず最期に愛は克つ!

     3話までの憎しみに満ちたプレタと4話以降、つまり6年前の愛らしいプレタと、何故にこうも違うのか…それはひとえに、「愛」のある無しの違いでしょうか。人は愛によって変わるのか…この永遠の命題を、異世界ファンタジーの舞台を借りて取り組んだ意欲作です。
     第3皇女でありながら、その出自と風貌のせいで、「呪われた子」として、虐待を受けながら育ったプレタ。そんな「妹」のことを気にかけつつも、勇気を出せず、結果的にプレタを見捨てることになってしまった第2皇女セザンヌ。命が尽きる最後の瞬間に、二人が交わした「約束」から、新しい物語が始まります。
     プレタが救い出されて以降、ダリアン太公キリア(プレタの実母の弟)とセザンヌとの絡みは、どちらかというとほのぼの〜。なんやかやで、溺愛のにおいプンプンです。一方、獅子やらドラゴンやら「召喚獣」も登場して、異世界スペクタクルファンタジーとしての側面も楽しみ♡
     でも、この物語の一番の柱は、「愛されて育つことの大切さ」ではないでしょうか。子どもに対する虐待、大人としての責任、声を挙げる勇気、手を差し出す行動力…現代社会でも目を背けてはならない事実が、この物語の中に散りばめられている気がします。
     60ptはちょっとお高めですが、ボリュームからすると十分満足。やり直しのチャンスを与えられたセザンヌが、様々な妨害と闘いながら、プレタを守り抜くことを期待して、星5です。

    • 125
  2. 評価:5.000 5.0

    こちらの「黒崎」くんは…

    「黒崎くん」が出てくるお話って、結構あるけれど、それだけヒーロー向きの姓なのかな?でも、こちらの黒崎くん、数ある「黒崎くん」の中では、一番ピュアでクセがない男の子かもです。だって、イケメン高身長で、サッカーは全国レベル、頭だって悪くないのに、チャラくない!!これは、ポイント高いよ〜。普通のDKだったら、すぐ女の子と遊んじゃうだろうに、一体なぜ?単なる女嫌いなら、モカとも関わらないだろうから、多分性根が透けて見えるヒラヒラ女子が苦手なんだろうな。いつか黒崎くん目線で、そのあたりの事情が語られるんじゃないかと期待しています。
     サブタイトルで「はじめての恋は甘すぎて」とあるように、とにかくこの二人、初々しい。特にモカ、自己肯定感低すぎて、焦れったい!(←気持ちは分かるけど)他の女子には、完璧に塩対応の黒崎くんが、あれだけいろいろ気にかけてくれるんだから、もっとごっつりしてもいいと思うよー。
     動き出した二人の心、このまま和泉クンの独占溺愛モードといきたいところですが、モカ、相当数の女子を敵に回しそうだね。それでも黒崎くんを信じられる?そして、黒崎和泉クン、モカを守り切れる?二人が「はじめての恋」をどのように成就させていくのか、これからの展開がとても楽しみです。ピュアなモカとチャラくない黒崎くんにエールを送る意味で、星5です。

    • 140
  3. 評価:5.000 5.0

    闘え、夏来!冬麻は、君のものだ!?

     宮園いづみ先生の名前を見て、スルーするわけにはいきませんがな〜てなことで、「好きな人ではないけれど、結婚するなら君がいい」という29歳イケメンハイスペック弁護士篁冬麻と「結婚するなら、素敵な人ではなく好きな人と」というエース事務員夏来の、丁々発止の恋のつばぜり合い、いよいよ始まりました。
     とにかく冬麻が、夏来を口説きにかかるところが可笑しい…この人、ふざけてんのか、真面目なんだか。でも、「10年、人を好きになっていない」と言っている冬麻が、夏来をロックオンしたのだから、無自覚であっても、何か夏来に感じるものがあったんだろうなと思いたい。それと、10年前、彼にいったい何があったんだろう…そこも気になります。
     口をきいたこともなかった冬麻から、いきなり?なプロポーズをされて困惑していた夏来も、彼のことを知るにつれ、少しずつ心が動いていきます。その様子が無理なく自然で、さすが宮園センセ♡冬麻のスペックにはさして興味がなく、その行動で冬麻という人を見極めていこうとする夏来のキャラ、宮園ヒロインそのものですね。
     冬麻の同級生の姉、上司の娘等、冬麻を巡る「女たち」は少なからずいそうですが、そんなもん蹴散らして、「結婚しましょう、恋しちゃってたから」になるよう二人を、夏来を応援します。負けるな、夏来!

    • 107
  4. 評価:5.000 5.0

    西洋風「天に恋う」どうするルーク?

     ヒロインが異世界間を行き来しているうちに、ヒーローとの年齢が逆転して…という設定で、真っ先に思い浮かぶのは、望月桜先生の「天に恋う」 ただ、あちらのヒーローは、一国の皇帝だったため、立場上、妃を何人ももたなければならす、ちょっとモヤッ。その点、本作のルークは、単なる騎士なので、ほとんど障害なしの溺愛一直線!安心して読むことができます。
     強いていえば、ヒロインのサラが鈍チンで、今のところルークが寄せる愛情を、殆どスルーしてしまうところが、障害っちゃあ、障害かな? だって相手は、姉?母?のような気持ちで面倒を見ていた男の子で、家族みたいなもんだからねぇ…。急に年上といわれても、気持ちが追い付かないのは、仕方のないこと。
     さて、ルーク様、弟ハンデがあるとはいえ、あなたがサラのために積み重ねてきた15年間の努力は、決して無駄ではない。天性の美貌と一途な愛を武器に、サラの心をしっかりホールドしてくれることを、期待しています。二人の恋の行方、星5をかけて、見守っていきたいと思います。

    • 120
  5. 評価:5.000 5.0

    完璧すぎる慶次サマ

     仕事もルックスも、全てにおいて完璧過ぎるハイスペックイケメン慶次サマ。あまりにも完璧過ぎて、性格の方もジェントルマン過ぎましたとさ…。確かに20歳女子大生という立場を考えると、和歌を大事にしたかった気持ちも、分からないわけではない。でも、2年もあったんだから、そこは何とかしようよー。
     でも、この手の両片想いの拗らせ婚モノ、実は大好物です。それまで女性関係には、割とクールな対応だったヒーローが、ピュアなヒロインを前にして、デレデレの(ヒロインには伝わらない)溺愛モードになっちゃうんでしょ?慶次サマが、和歌のために頑張っちゃうんでしょ?その布石としての2年間だったと考えて、一見この不自然な「白い結婚」の2年間も仕方ないのかな?
     慶次さんの頑張りは、勿論期待していますが、同時に、女性としての和歌の成長にも期待したいな。和歌だって、慶次さんのこと、好きなんだよね。相手の出方を待つだけでなく、関係を築くための努力は、夫婦にとっていろいろと必要。ハイスペック夫の溺愛物語と同時に、不器用夫婦の成長物語として、これから楽しんでいきたいと思います。

    • 102
  6. 評価:5.000 5.0

    「いつわり」を「ほんもの」に

     綾瀬理人にとって、押し寄せる見合い話を回避するための契約婚…ただ、その相手の桜井遥菜は、彼にとって大切だった誰かを思い出させるような風貌のよう…ただの「契約婚」だけではない、ここから何か新しいものが始まりそうな予感です。
     結婚間近の相手から、とても酷い方法で傷付けられた遥菜ですが、それでも前を向いてベストを尽くそうとする姿には、心からエールを贈りたくなります。そして、綾瀬理人…根っこのところで心を閉ざしている感はあるものの、金森ケイタ先生史上、最高のハイスペックイケメンキャラではないですか?この2人に、ぜひ「いつわり」ではなく「ほんもの」の愛を見付けて欲しいのですが、それぞれに抱えているものや想いが違い過ぎて、なかなか一筋縄ではいかないようです。
     契約婚の期限は1年。限られた1年間で、この2人がどんな形でもいいから「本物」を見つけてくれることを信じ、期待を込めて星5です。

    • 2,581
  7. 評価:5.000 5.0

    秘めたる溺愛

    気高き獣、それは加賀隆之のこと。ほぼ毎話、彼の「気高き愛」を感じ取れる瞬間が存在します。40ポイントにも関わらず、1話分は割と長め、それでこの内容ならば、かなりオススメです。旧財閥が絡む設定なので、「今の時代にそれ?」的な多少の重厚感(古臭さ)はあり、そこは好みが分かれるところですが…。北の「狼」は、このまま由梨を守り通せるのか、それとも…。ドロドロは見たくないけれど、やっぱり続きが気になります。(ところで、あくまで個人の感想ですが、実は由梨も「気高き獣」といえるのではではないでしょうか。闘い抜く由梨の姿、楽しみにしています。)

    • 343
  8. 評価:4.000 4.0

    沼系とヤンデレ系の違いを教えて

     浮気した爽太と春陽に、面と向かって「ふざけんなよ こんちくしょう」と、啖呵を切っておけば、弱っているところにつけ込まれることも?なかったのでしょうか…。でも、春陽みたいなタイプには、にっこり笑って「わかった ごゆっくり!」と返したほうが、ダメージ少なかったよなぁ。サレカノとしては、悩ましい限りです。読者的には、浮気がなくても別れどきだったよ、香澄。
     タイミングよく登場した萱場潤くん、イケメンで、しごできで、配慮が行き届いていて、なんて頼もしい。普通に読んでいたら、「クズ男と別れたら、グレード上のハイスペ彼氏ができました」系のお話と認識しちゃうほど。でも、広告?キャッチコピー?リード文?に、「沼系男子」の怪しげな文字が…。意識して読むと、多分「伏線」らしき言動も、見え隠れ。潤くんの本領発揮は、いよいよ次回配信分かららしいです。
     ところで、本格ヤンデレ系なら「愛重くんは病んでいる。」が、真っ先に頭に思い浮かぶのですが、沼系とヤンデレ系の違いって、何なんでしょう?そこらへんも比べながら、読んでいこうと思います。願わくば「ふざけんなよ こんちくしょう」という結末に、なりませんように…。

    • 140
  9. 評価:4.000 4.0

    実力派中堅神官はツラいよ

     電子漫画の流行は、転生悪役令嬢モノから、獣貴公子モノへとシフトチェンジ?って思いたくなるくらい、最近マイフェアレディ逆バージョン(女性が男性を育て直す)が増えています。その中でも、本作は一番獣性が強く、手がつけられない感⤴️って印象。
     特別に選ばれた子どもたちを、「呪術」によって無敵の戦闘部隊に仕立て、戦いに勝利したまではよかったけれど、その後始末を押し付けられた体の神官ディアリン。その強力な神聖力と鋼のメンタルで、数々の障害を乗り越えながら、英雄ケレスを「人」に近付けていきます。お約束ですが、ヒロインにヒーローが、どんどん懐いていく様子がいい!普段は狂犬のケレスが、ディアリンの前でだけ垂れ耳大型犬風になるのがいい!この手のお話の醍醐味ですわな〜♡
     ディアリンの立場は、「男はつらいよ」ならぬ、実力派中堅神官はツラいよってところでしょうか。設定は重めながら、脳内ディアリンの登場頻度が高く、ギャグ要素ぶっ込みの遊び心増し増しなので、結構笑いながら読めます。世の中の不条理をうまく受け流しながら、わんこのケレスと幸せになってほしいかな〜と願う今日この頃…あれ?神官って、結婚できたっけ???

    • 226
  10. 評価:4.000 4.0

    あったまにきたぁーっ💢

    ネタバレ レビューを表示する

    「この人のどこが 好きだったんだっけ」
    そうだ!ちか、こんな見てくれだけのマウント女にあっさり手を出すような、そして、思いやりのかけらもない男のどこがよかったの?付き合っているときは、分からなかった?それとも、結婚してから孝輔が変わった?せめて言わせてくれ、「子どもができる前でよかった」…子どもに罪はないけれど、浮気男の遺伝子を感じながら、毎日笑顔で子どもの相手をできるほど、菩薩になりきる自信はない。
     さあ、ここからが、あなたの新たなステージ!幸い手を差し伸べてくれる、イケメン同期の有望株もいらっしゃる。お友達ポジから脱却しようと、朝比奈くんも本気で活動し始めたみたいだから、一度立ち止まって考えてみたら?
     ところで、孝輔が「(離婚のこと)上司以外に話すな」と、変ないちゃもんつけていたけれど、それに従っちゃ駄目だよ。(そもそもそれなら、どーやって再婚すんだ?)不倫男との離婚は、全然恥ずかしいことぢゃない。情報を制する者に利があるのだから、堂々と「浮気夫とは暮らしていけないので、相手に差し上げました」と、三行半を突き付ければいい。こんな不誠実な奴、いずれ営業でもボロを出して、会社に不利益をもたらす可能性大だから、今のうちに腐った芽は摘みとっておこう!

     ヒロインちかに対する孝輔の仕打ちが、あまりにも酷くてあったまにきたので、ちかのモブお友達目線で、思いっきりグダめいてみました。社会人、会社人としての自覚や責任が、これっぽっちもない奴らに、ぜひ正義の鉄槌を!!と願ってしまうのは、私だけでしょうか。

    • 435

設定により、一部のジャンルや作品が非表示になっています