Mayayaさんの投稿一覧

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171 - 180件目/全258件
  1. 評価:5.000 5.0

    ごちそう再認識!!

     昭和30年代?40年代?をリアルに生きた人なら、絶対に共感できます。炊飯器が家庭になかった頃のお話、鰹節から削り節を作っていた頃のお話、お裾分けが当たり前だった頃のお話、桃缶を筆頭に、フルーツ缶がご馳走だった頃のお話、結婚式を自宅で行っていた頃のお話、パスタをスパゲッティと言っていた頃のお話、シスコーンに憧れていた頃のお話、そして、地域全体で子供を見守っていた頃のお話。「古き良き時代」と美化するつもりは毛頭ございませんが、こうしてしーちゃんのフィルターを通して見ると、やっぱり「古き良き時代」でしたね。そう思えるのは、愛情深く、子育ての手間を惜しまないしーちゃんパパとしーちゃんママの存在も大きいからでしょう。
     卵や豆腐は、ボウルを持って買いに行っていたし、お弁当は使い回しの包装紙に包んでいたし、トマトや納豆には砂糖をかけていたし、ラーメンは支那そばしかなかったし、シスコーンよりチョコフレークの方が人気あったし、牛肉見たことなかったし、何より100円札1枚持っていれば、この世の全ての欲しいものを買える気でいたし…でも、おみおつけはお味噌汁と言って欲しかったかなあ…。
     リアル昭和の記憶は、人それぞれですが、昭和30〜40年代を擬似体験してみたい方には、強くお勧めします。高梨商店の面々が、温かく迎えてくれること間違いなしです。

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  2. 評価:5.000 5.0

    元カノの立場から見ると…

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     うららの気持ちに応えなかった愛慈くんに、ものすごく?非難が集まっているようなので、ひと言。確かにうららをあそこまでその気にさせておきながら、結局はフった形になったから、ヒロイン目線でいけば、思わせぶりな優柔不断男子。でも、元カノ有坂サン目線で見れば…?
     まず、有坂サンと別れることになって、愛慈くんなりにすごく傷付いたんだと思う。彼は、天然人たらしだから、誰にでも優しい、それこそ誤解されてしまうくらいに。うららにだって、別に下心があって、近付いたワケじゃない。好きになったのは、うららの方。そして、愛慈くんだって、新しい恋を探そうとしていたんじゃないかな?でも、やっぱり真綾のことを思い切れなかった…。
     もし、この物語のヒロインが、愛慈くんの元カノ有坂真綾だったなら、愛慈くんの選択は、読者にとって最高の結末だったはず。そして、流されて付き合わなかった愛慈くんの誠実さは、褒められて然るべきなのでは?ただ、やはりこの物語のヒロインは、安堂うらら。ものすごく頑張ったけれど、受け止めて貰えなかった想いと愛慈くんには見せなかった涙。う〜ん、やっぱり辛いよね。でも、悲しい経験を経て、新しい一歩を踏み出した彼女、恋はひとりじゃ成り立たない。ふたりで恋する理由を、うららが本当の意味で理解したとき、きっと新しい恋が始まっているはずです。

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  3. 評価:5.000 5.0

    進め、ビアンカ!

     転生ものって、自分の意志とは関係なく、訳も分からんうちに、突然新しい人生にぶっ込まれるケースが多いのに、主人公に都合よく事が運び過ぎるから、別名ご都合主義ものって思ってた。けれども、このお話は違う。ヒロインビアンカが、(最初の)自分の生き方を後悔し、死の間際、強く神に願ったことによって実現した?第二の人生、大人しく引っ込んでいる筈はありません。
     そもそも一度目の人生だって、結婚したのは9歳?付き添いは、お嬢様愛だけは無尽蔵、けれども、令嬢教育者としては明らかに不適格な乳母だけぇ?そりゃあ、上手くいくわけ、ないっしょ。グスタフパパ、金を持たせるだけじゃ、駄目なんよ。
     ビアンカの一度目の生涯は、いわば教育期間、学びの時間と考えましょう。(まさに勉強→鞭強 鞭打たれて強くなる) さあ、学びを活かすときはこれからだ!幸い、イケメンで誠実な夫ザカリー、忠実で公平なヴァンサン、愛情深く働き者のイボンヌなどなど、新しい人生を始めるには、これ以上ないベストな学習環境が整っている。win-winの結婚商売を目指して、進め!ビアンカ、アルノーの聖人ビアンカと呼ばれるその日まで。

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  4. 評価:5.000 5.0

    タイトルに惑わされること勿れ

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    「死ぬことにした」なんてタイトルだから、重暗い話かと思って、ずっとスルーしていました。何てことしてたんだ、私!きっと、そんな人、少なくないと思います。実際、井戸に落ちるところから始まるので、タイトルの由来はそこか?と、まず思うのでは?でも、このタイトルに込めた、幸村アルト先生の深い深い想いが分かるのは、ずっとずっと後になってから…。
     神様って、ときの権力者?森羅万象?人間の創造物?それらを全て包括した「何か」なんだろうなぁ。だから、ここに出てくる神様の、我儘なこと、自分勝手なこと、ときには人間以下。長生きしすぎて、力があるって、碌なことにはならないのね。その中で、アルト先生の「ハデス様」に対する眼差しが、新鮮。「死」に関わる神様だから、恐怖と畏怖をもって描かれることが多いけれど、死は誰にでも平等に与えられた権利。それを冷静かつ公平に裁く神様だからこそ、広い視野と優しさを内包している…なんて素敵な解釈でしょう。冥王ハデス様推し激増間違いなしです。
     230話という長編ですが、コレットを中心に、どのキャラクターも今を精一杯生きていて、毎話ごと心揺さぶられるものがあるので、全く長く感じません。仕事をするということ、「死」ということ、誰かを「想う」ということ、限りある「時間」と「命」ということ、その中で自分らしく「生きる」ということ、これらを、コレットとハデスが、作品全体を通して問いかけてきます。そして、その中で行ったコレットの選択に、胸が熱く、目頭が熱くなります。
     ギリシャ神話をモチーフに、アルト先生流の解釈と優しさを加えた新冥府物語、星を付ける意味を感じないほどお薦めです。どうぞ、タイトルを読んだだけで、食わず嫌いをすることなど、くれぐれもなきようお祈り申し上げます。

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  5. 評価:5.000 5.0

    傲慢さが癖になる

     初めの頃のジニー(知依)の印象…なんじゅあ、この女ぁ〜!主人公としてのプライドないのかぁ〜っと叫びたくなるほど、我儘で、自分勝手で、傲慢で、いけすかない子でした。それもそのはず、日本人JKとして真面目に勉学に取り組んでいた反動が、一気に噴き出た上に、年端もいかぬ7歳児(あれ?もっと下だっけ?)、聞き分けのよいほうが、むしろ不思議でしょう。けれども、ジニーと精霊を追う旅をしているうちに、その傲慢さを彼女の個性として受け入れられるようになってくるから、人の心は分からない。ジニー自身も、着実に成長を続けてるので、その魅力(外見も含め)、絶賛進化中です。
     知依の実年齢を超えて、精霊を操る力にますます磨きがかかり、味方?信望者?を増やしつつあるジニーの冒険から、今は目が離せません。このままこの世界に留まるのか、それとも元の世界に戻るのか、それとも…画の美しさも+αで星5、おススメです。

    • 6
  6. 評価:5.000 5.0

    小田原工務店後継者養成物語

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     太陽のように明るい笑顔の男の子を描かせたら、餡蜜先生がピカイチでしょう。こちらの作品のヒーローかっちゃんも、そんな一人。辛い生い立ちにも関わらず、「大工になって、家族が住む家を建てたい」という夢をもったことによって、一人前の大工を目指すようになりますが、その姿は超ポジティブ!見ているだけで、元気をもらえます。工具を恋人のごとく大切に扱いつつ、時には、車田正美先生の往年の名作「リンかけ」や「聖⭐︎星矢」レベルの必殺大工技を繰り出す様は、まさにマニアック!こんな大工さん、ホントにいたら楽しいかも?!と思わせてくれます。(モデル、いるんじゃない?)
     一つ屋根の下、様々な困難?を乗り越え、愛を育んできたカンナとかっちゃんは、「キッスは禁止 デートは父同伴!」の壁を打ち破り、見事ゴールインを果たしますが、これって、かっちゃんの親方であるカンナ父の策略だったんじゃないのかな?つまり、小田原工務店の後継ぎとして、かっちゃんに婿養子の白羽の矢を立てちゃっていたとか…。だって、年頃の男女を一つ屋根の下に住まわせるなんてさぁ…考えすぎか。
     大工という仕事への理解が深まるとともに、ものづくりに対する真摯な想いも伝わってくる良作です。一読をお勧めします。

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  7. 評価:5.000 5.0

    何てったって、リゼル推し!

     異世界モノにありがちな設定に慣れるまでのもどかしさはあるものの、また、やはり異世界モノにありがちな名前や地名が頭に入りにくいキツさはあるものの、そんなことはどうでもよくなるくらい登場人物たちが個性的で魅力的な作品です。
     寡黙で認定ランク以上にハイスペックなジル、冷静沈着なふりして心は激アツのスタッド、見た目も中身も忠実なワンコのジャッジ、ズルくてワルくてネコ科の元?盗賊首領イレヴン、いずれの面々も強烈な癖の持ち主ばかり!そして、その癖の強い彼らを、アルニコ磁石のように強力に引き寄せるのが、本作の主人公リゼル。どこかの国の宰相サマで、抜群の政治力(人ころがし)の持ち主です。
     このリゼルが、ここ最近のイチ推しキャラ。賢さ、度胸、品格、人たらし、先見の明、駆け引き、微笑み(笑顔とは違います、あくまで微笑み)などなど、とにかく全てが好み!理想!ど真ん中!もちろん顔も…こんな彼が率いる冒険者のパーティー、次に何を始めるのか、毎話わくわくしながら読んでいます。
     場当たり的なようで、実は全て計算済み。掌の上で、周囲の人々を転がしながら、思いどおりに人生を進めていくリゼルの冒険から、当分目が離せません。誰が何と言おうと、星5超で絶賛お勧めです。

    • 8
  8. 評価:5.000 5.0

    「だの」

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    「友情より恋情の方が大事って 誰が決めたんです?」「大事なのは気持ちだから 名前はどうでもいいです」こう言ってのけるようになったのが、高校生の苗床かのこ。転校歴108回の成果?として特定の友達をつくらず、影に潜むフィクサー的な立ち位置だった彼女は、高校では何と生徒会長にまで昇り詰めました。一人の時間が長かったからこそ、そして、友達の大切さに気付いたからこそ、かのこの言葉や行動は、彼女そのものでブレることなく、周囲の心ある人たちを魅了して止みません。故に、椿君や矢吹会長のような「大物」を釣り上げて、生簀で泳がせていられるんでしょうねぇ…。(本人無自覚)
     それにしても、かのこはやっと「友情」に慣れてきたところなので、「恋情」についてはまだ扉の前に立ったばかり。でも、「椿君の隣に立っていたい」「俺は間近で お前のことを見ていたいだけだから」と言い合える二人だから、これからも二人のペースで「愛だの恋だの」を育んでいくんだろうな。とりあえず、今のところかのこ様は、転校だの友情だの「だの」の部分に時間を割きたいそうですから…。どう生きるのか選ぶのは自分だということを、かのこの姿を通して考えることができる良作、星5でお薦めです。
     中学校編「笑うかのこ様」を読んでいなくても十分楽しめますが、かのこと椿君のそれぞれの成長をより楽しみたかったら、やはり中学校時代の二人に会ってきてからのほうがよろしいかと…。

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  9. 評価:5.000 5.0

    遅れてきた初恋…ってか?

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     女に決して本気にならなかった30男が、ひと回り年下の天然ぽにゃらら女子にしてやられる…なんて美味しい展開でしょう!それまでの生活は、出会うまでの時間潰し?30も半ばを過ぎて、生命の危機を感じた?いえいえ、やっぱり運命に約束された二人だったということで…。
     イケメン強面上司の黒木聖サン、クールに見せていて、実は溺愛激甘な恋人になっちゃいましたって、ただし、清子に対してだけって、そこが、いいよねー♡1年前の面接で一目惚れして、登録していた女友達の連絡先を全て消去するって、極端!だって、付き合えるかどうか、分かんないうちにだよ。遅れてきた初恋とでもいいますか、時折見せる聖さんの清子大好き顔が、ほんっとツボです。
     清子は天然過ぎて、あざといを突き抜けて、やっぱり天然過ぎるくらい天然。聖さんの曰く「なんなんだこのかわいい生き物?!」ここまできたら、もうさっさと結婚してもよさそうなのに、この二人、何もたついてるんだろ。ちょっとした言葉の行き違いで、結婚は先送り、まだ紆余曲折がありそうです。でも、絶対浮気も別離もなさそうな二人なので、これからも安心してイチャイチャを楽しめるかな?好きすぎて、星5以上付けたいのですが…そこだけ残念!

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  10. 評価:5.000 5.0

    ツボった!!

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     笑って、笑って、笑いまくる!笑わない回が、存在しない!個人的に、完全に笑いのツボにハマりました。お気に入りのお笑い芸人を見つけたって感じ?他の方はどうあれ、この漫画の落とし所が大好物です。
     ヒーローの高嶺、27歳イケメンハイスペック御曹司ですが、いろんな意味で天才です。だから唯我独尊、周囲の雑音を全て自分の糧にして、さらに運を引き寄せる真の「俺様」です。見方を変えれば、自由な「お子ちゃま」、17歳の花にも与し易い相手だったのかも…。
     対するヒロイン花は、う〜ん、どうしてこんなに達観した子に育ったんだろ…強いていえば、綺麗で完璧な姉の妹だったから?違うなぁ…うん、花は花だからということにしておこう。
     破れ鍋に綴じ蓋、適材適所とはよくいったもので、この二人、出会うべくして出会ったんだなぁという感じ。もちろん、お互い他の人と結婚することはできたかもしれないけれど、絶対ここまでは幸せになれなかった…そんな気持ちにさせてくれる運命の二人です。笑いのツボは数あれど、イチオシは「低嶺さん」、そして、三つ子の高嶺jrかな?本編と本編の間にぶっ込んでくるショートショートが、とにかく笑えます。高嶺さんの成育背景など、設定がしっかりしているからこそ生きてくる爆裂ギャグ漫画、いえ、高嶺と花の愛情物語、星5でお薦めです。

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