5.0
無機質な情景の中に登場人物の叫びがある
緻密な背景の書き込みや、無機質な駒が多い中、登場人物は絞られている。恐い位の生地な風景画の中に、のっぺりとした人間が、しかし息づいて生活していると言うことがひしひしと感じられる。社会とそれぞれの人間、人間同士のかかわり合い、渦巻く葛藤、人間の欲望、しかし救いのある言葉…いろいろなものが複雑に関わり合うが、何をつかむかは読む側に託されているようで不思議な作品。
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アガペー