5.0
序盤は気弱でグズでオドオドしているジルベールにとにかくイライラしました。読み進めると、この作品の良さ、面白さがわかります。
ジルの性格を形成する要因となった、良すぎる鼻と舌。コックとなって力を発揮と思いきや、下っ端からスタートの序列のある世界で、言葉少なにキョドってる彼は蔑ろにされ、ついには皿洗いに…
新入りのマルコと徐々に打ち解け、環境が一転してからの彼の周りの問題児?達の本質が見えてきて、良い関係を築いていきます。それはジルの成長にもつながり、、魅力的な登場人物達の書き分けも素晴らしいですが、ジルがガツンとまではいかないけど意見したときは、親になった気分というか、成長が見られてとても嬉しかった。今では優しいジルのファンです!
暖かで微笑んで見られる作品です。
さて課金するか、本を買うか。
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