4.0
読ませる力と、画力がある作品と思います。時代が昭和?平成初期?なので、いまは出来ない粗忽な表現はありますが、森の端と言われる場末の土地で生まれ育ち、クラスメイトに馬鹿にされながらも明るくたくましく過ごす主人公。森に捨てられたピアノをひくことが彼の娯楽で、そうやってバランスをとって育ちます。
ピアニストの息子が引っ越してきて、本物のピアノや音楽界に触れることが増え、実はやる気のない音楽教師が凄いピアニストだった過去と、ピアノを森に捨てた本人と知ります(読者と作中の人物も)
主人公の類稀なる才能に気付いた音楽教師が、ピアノの道へすすめるべく、あの手この手で…というか、そうなるようにうまく導く感じです。そんなにアグレッシブな人ではない。
主人公の境遇や素直な性格、周りの何とも言えないキャラ立ち、転校生の御坊ちゃま感とピアニストの息子としてうけるプレッシャー、、こんな世界知らないのだけど、妙にリアルで惹きつけられました。続きが見たい。
-
0







ピアノの森