5.0
秀逸☆
不思議な魅力をもつこの作品。数話読み進めたあたりで、作者の別作品を探してしまった。波佐見の焼き物を中心に描かれる人間模様。ハンサムながら愛想のない青年がある釜にやってきて、そこで絵付けをする青子が彼の焼き物の形になぜか惹かれるところから物語ははじまる。もの作りに携わる人すべてに通じる作品への想いや、分業作業から生まれる信頼感と職人の心意気が作品の端々に感じられる。和気あいあいと楽しくやりながらも、それぞれが力を尽くして良いものを作る。そのなかで生まれる恋や憧れ、悲しみや挫折。密度の濃い人間関係じゃないけれど、しっかりと現実に即した人と人との触れ合いが感じられる作品。もちろん恋話も、淡くて青春でドキドキ、なのに優しい気持ちになります。
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青の花 器の森