Y su Kさんの投稿一覧

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31 - 37件目/全37件
  1. 評価:5.000 5.0

    他人事

    別サイトの広告から興味を惹かれて購入。
    話のストーリーはどこかで読んだことのあるような派手さのない展開であるが、弁護士の見解や現実的な裁判や賠償のアプローチを通して読み手に分かりやすく、かつ人が持つ正義感から感情移入しやすい展開でサクサク読めます。

    加害者を懲らしめて一件落着という安易なストーリーではなくて、被害者側の変わりゆく心理や疲労感、そして最終的に待ち受けているものは、達成感というより喪失感を丁寧に、そして綺麗事ではなく他人事として描いてます。

    このリアルさは読み手が読み終わった後の爽快感には繋がらず少し放心します。
    もしかしたらあまり人気が出ないかもしれない。

    でも自称漫画好きの私からすると、こーいう少しメッセージ性の強めの漫画も大好物です。

    • 80
  2. 評価:5.000 5.0

    やはり安定の面白さ

    咲坂先生の作品はいつも楽しく読ませて貰っておりますが、この作品も最高に面白いです。

    人の心が動く瞬間を丁寧に書かれており、
    出てくるキャラも面白くて真剣で、ひたむきで既に夢中で何度も読んでしまいます。

    またクセはあるけど毎回、安定の男性キャラ。今回の陽希も周りが見えてて、その言葉に重みがあり、相手と向き合う姿勢に共感します。同じ男性としてさりげない気遣いには勉強になります、はい。

    多分これからもずっと読み続けますが、青春時代が去ってから久しい自分の人生も少し豊かにしてくれる、大袈裟かもしれませんがそんな作品です。

    • 59
  3. 評価:5.000 5.0

    純粋に面白いと感じました

    響が好きで作家さん繋がりで読み始めました。1話目から苺がが椅子で相手を叩くという、響デジャヴ。

    こういう突拍子のない行動の中にある主人公のブレない信念にカッコ良さと子供っぽさ、この後の展開への期待感を持ってます。

    将棋界という化け物揃い世界下で、まだ指して日が浅い苺がの何故ここまで強者と対等に戦えるのか、この辺りの苺の生い立ち的や丁寧な描写、強引な理屈ありません。

    ただ圧倒的な強者が、更に努力と信念を持って強くなり続けるワクワク感を読者に常に持たせてくれます。

    私は皆さんへ、この作品をお勧めしたい。

    • 2
  4. 評価:5.000 5.0

    表情の描写に時が止まる

    40歳既婚男性で恐縮ですが毎月この作品を楽しみにしております。
    やまもり先生の作品はひるなかの流星時代から好きだったので読み始めましたが、想像以上の読み応えがあります。

    ダブル王子という設定は斬新。その奇抜な設定でも話のストーリーは派手さはなく、それでも読み手を丁寧な表情の描写で魅了していきます。そしてお互いの心の変化を少ない言葉で埋めていく。気づいたら一冊を夢中にで読み進めておりました。

    琥珀と宵の表情でその時の気持ちが丁寧に描かれており、琥珀の袖を持った時の宵の表情は悶絶でした。あと琥珀の視点の高さもかっこよ過ぎ、顔だけじゃなくて仕草も絵として成立している。

    先生は綺麗なものを綺麗に描かくのが上手であり、今、描かれている少女漫画の中で面白さは一番だと思う。

    人生を豊かにしてくれる漫画を読ませてくれて、先生有難う御座いました!これからもお願いします!

    • 95
  5. 評価:5.000 5.0

    実は傑作

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    この漫画、はっきり言ってめちゃくちゃ面白いです。主人公のぶっ飛んだ思考と行動に共感は出来ませんが、そんな小さな事で評価を落として欲しくないと思うほど傑作だと思います。単行本は全て買いました。

    芥川取った山本先生、不器用だけど芥川取った時のシーン「何年も努力して、小説のこと考えて、俺は芥川を取った」というシーン、津久井とのスタジオでのやりとり、登場するサブチャラとのやり取りが粋過ぎて最後まで飽きさせない展開です。

    それぞれの生き様と散り様がカッコ良い。

    あっ、ちなみに私は漆黒のバンパイヤと眠る月はあらすじだけで読みたくなりました。

    • 0
  6. 評価:5.000 5.0

    斬新展開

    この漫画の斬新さと潔さ。
    多分、多くの女性から「ないない」と失笑されそうな展開ですが、お恥ずかしながら男の私からすると面白過ぎて何度も読み返してしまいます。

    話には大きな深さはありません、それでもテンポ良い話の展開と数本ネジが外れた登場人物の真剣な想いが、この公表二股という難局な展開を笑いに変えてしまっている作者に拍手したいぐらい好きすぎる漫画です。

    賛否両論ある漫画であることは間違いないです。そして一部の人には中毒性のある漫画です。

    • 0
  7. 評価:5.000 5.0

    公正の想い

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    読み進めると、5巻くらいでこの本の題名の意味と結末を意識し始めました。

    天才的なピアニストである少年は3月のライオンと似た親近感と凡人的不器用さで読ませてくれます。
    成長する公正を対比するように体調が悪化するかをりを見ながら、手術が上手く行くこと、そして最後にもう一度二人が一緒に演奏する姿だけを想像して読み進めました。

    最後は放心しましたが、この結論がこの漫画と、公正の成長を際立てるのかなと思い、受け入れます。でも本音は、やっぱりハッピーエンドを期待しました。

    かをりが雪の中で言った言葉「奇跡なんてすぐにおこっちゃう」といった時、本当に強い女性だなと泣きそうになりました。

    • 1

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